心優しい人

事情があって、庭の木々を伐採しました。
それを見た反応は、人によって様々。
人柄が表れていて、面白いなあと思います。

今日の午前中に、訪ねてくださったご近所の女性は
とても優しい言葉を、かけてくださいました。

　「私は、お宅の庭の、生き生きとした木々が
大好きだったので、とても寂しいです。
藤田さんもきっと、お気を落とされているだろうと案じておりました」

正直、伐採日当日までは、ペットの安楽死を待つ飼い主のような気持ちで
居たたまれない毎日を過ごしていました。
でも、何もかも終わってしまったら、もう考えても仕方がないので
気持ちを切り替えました。

それでも、ずっと忘れないようにと携帯電話の待ち受けにした庭木を見ると
ちょっぴり胸が痛むのでした。
だから、こんな優しい言葉をかけてもらえて、
本当に嬉しかったです。

世の中には、いろんな人がいて、
考え方も価値観もまったく違うけれど、
私は、この方のような思いやりのある人でいたいと、思いました。

さっき、まだ湿っている大きな切り株の一つに、
　「愛されていたんだね、よかったね」と話しかけてきました。