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小金沢ライブラリー

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早ミス結果についてなんやかや

2009年12月11日 | ミステリ界隈
01. 「造花の蜜」連城三紀彦
02. 「ダブル・ジョーカー」柳広司
03. 「追想五断章」米澤穂信
04. 「黒百合」多島斗志之
05. 「新参者」東野圭吾
06. 「鷺と雪」北村薫
07. 「儚い羊たちの祝宴」米澤穂信
08. 「鬼の跫音」道尾秀介
09. 「粘膜蜥蜴」飴村行
10. 「福家警部補の再訪」大倉崇裕


はい、もう早ミスはいらない子だねこりゃ。
まず肝心の1位、さらに4位におもっくそ去年の作品が入っているという始末。
せっかく各種ランキングの中で最も早く出るという意味合いも込めての(?)早ミスだろうに、去年のランキングをにぎわせた作品が入ってしまっては元も子もない。
そして他の作品もこのミスやら文春やらで見覚えのあるものばかりで、新味に乏しい限り。
奇をてらったはずがこのミスの意外な結果とかぶりまくっただけの気もするが……。例年は明らかなランクイン作品を切り飛ばして独自性を出していたが、今年はかぶらなかったものは皆無というのも悲しい限り。
また今年はレビューを省き、総合ランキングだけではなく「ストーリー部門」「サプライズ部門」などに分け、さらにジャンルまで「本格」「ハードボイルド」など細分化してランク付けしているのだが、これでは独自性は出たものの権威もへったくれもなくなり、まったく意味がなくなっている。ホラーや警察小説と本格がしのぎを削ってこそのランキングだろ常識的に考えて……。
考察するまでもなく1位をいっぱい作って売るための商法であることは疑いない。そういえば早ミスは初回の海外部門1位も自分とこの作品だったっけか。
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