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小金沢ライブラリー

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映画感想―『狐階段』

2008年01月15日 | 映画感想

~あらすじ~
女子寮の28段の階段には狐の霊が棲みついていて、願いを込めて上ると29段目が現われ願いが叶うという――。
ソヒとジンソンはバレエ部の親友同士。しかしコンクールに出場するのがソヒと知ったジンソンは、狐に“自分を出場させて”とお願いする。
しかし結局代表にはソヒが選ばれ、ジンソンは嫉妬のあまりソヒを階段から突き落とし……。


~感想~
後半にかけ、ホラー性よりも映像美に重点がおかれ、展開も描写もどんどん意味不明になっていく。
どんでん返しというよりも、意味不明だったパートが最後になって説明される方式で、驚きはないがストーリーに幅を持たせているのはやや好感。
とにかく若い主演3人、特にヘジュ役の演技が抜群で、演技力よりも人気重視の日本とは違う、韓流の力を見せてくれる。まったく、あれだけの狂気(&汚れ)を演じられる(しかも美人)若手女優が日本にいるだろうか。
ホラーとしても物語としてもいまいち、しかし3人の熱演は一見の価値ありといったところ。貞子登場はご愛敬。


評価:★★☆ 5
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映画感想―『イーオン・フラックス』

2007年11月11日 | 映画感想

~あらすじ~
西暦2011年、人類は新種のウィルスにより99%が死滅、科学者トレバーが開発したワクチンのおかげでなんとか絶滅を免れる。
生き残った人々は汚染された外界から隔てられた都市ブレーニャで安全かつ平和な生活を送っていた。
しかし西暦2415年、秩序維持の名の下に圧政を敷く政府に強い疑いを抱く反政府組織"モニカン"は、最強戦士イーオン・フラックスに君主暗殺を命じ、政府の中枢である要塞へと送り込むのだった……。


~感想~
映画というかシャーリーズ・セロンの2時間プロモーションビデオ。
PVだからどんなに殴られてもセロンの顔は綺麗なまま。PVだから様々なSF仕掛けは特に説明がなく解りづらいままなのだ。
内容は簡単にいえば、綺麗なおねーちゃんがセクシーな衣装で悪人をばったばったとなぎ倒すという中学生男子の妄想みたいなものであり、取り立てて語るべきことはない。
いくら近未来とはいえスパイのくせに目立ちすぎる衣装のセロン。恋人を装い機密文書をやりとりするのだが、通りすがりにディープキスしてそのまま別れるというますます怪しさ爆発の交換方法。ものすごい勢いで軟着陸というラストまで全編つっこみどころ満載だが、これはあくまでも映画ではなくPVなので気にしてはいけない。
SFファンや映画ファンではなくシャーリーズ・セロンファンなら楽しめるのではなかろうか。


評価:★ 2
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映画感想―『トム・ヤム・クン!』

2007年11月06日 | 映画感想

~あらすじ~
「マッハ!」の監督・主演コンビが新たに手掛けた超絶アクション。
タイ東部の小さな村で象を育てながら暮らす、ムエタイ兵士の末裔たち。しかしある日、2頭の象が密輸組織によってオーストラリアへと連れ去られてしまう。
村の若者カームは象を助けだすため、単身オーストラリアへと向かう。


~感想~
「マッハ!」の正統なる続編。前回は仏像を取り戻すため、今回は象を取り戻すためというシンプルきわまりないストーリー。
漢が戦う理由なんてひとつでいい!

超人的なアクションを披露するだけではなく、4分を超える長回しでトニー・ジャーが次々と悪人を蹴散らしたり、49人もの刺客の骨をトニー・ジャーが見たこともないサブミッションで折りまくったりと見せ方も多彩。
誰か銃持ってこいよ銃!

前作よりも格闘にスポットを当て、トニー・ジャー VS カポエラ使い! トニー・ジャー VS 剣術家! トニー・ジャー VS ネイサン・ジョーンズと見どころ満載!!
飛行機が嫌いでWWEを解雇され、「トロイ」ではブラピに秒殺されたネイサンが暴れまくる!
ヒロインっぽい女やライバルっぽい男はいつの間にかいなくなってるけど気にするな! CGもワイヤーもなければストーリーもないのが「マッハ!」だ!!

トニー・ジャーと向き合ったらドアを背にするな! ドアを突き破って蹴り込まれるぞ!!

トニー・ジャーと向き合ったら壺を手にするな! 飛び膝で壺ごと壊されるぞ!!

アドレナリンだだ漏れのトニー・ジャー映画。頭からっぽで観るべし。


評価:★★★☆ 7
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映画感想―『七人のマッハ!!!!!!!』

2007年09月08日 | 映画感想

~あらすじ~
潜入捜査の末に麻薬王を逮捕したデュー刑事。妹の誘いでスポーツ慰問に同行し向かった村で、麻薬王の釈放を求める武装ゲリラの襲撃に遭う。テコンドーやサッカー、ラグビー、体操といった各種競技のチャンピオンが揃う慰問団の面々とデュー刑事は、自らの競技で培った肉体と技のみを武器に武装ゲリラに立ち向かうのだった。


~感想~
スタッフは同じだが『マッハ!!!!!!!』の続編ではない。エンドロールで流れる撮影風景で、車上から落下したスタントが危うく車輪に巻き込まれそうになり、監督らしき人物が「あとちょっとで轢かれてたぜ!」と大はしゃぎしているところなど、壮絶な受け身や体当たりスタントは見ごたえあるが、それ以外の部分が酷い。
ストーリーが無駄に重く、なんの罪もない人々が次から次へと殺されていく。しかもそこは死体描写に定評のあるタイ。邦画やハリウッドではちょっとお目にかかれない存在感ある死体を存分に見せつけてくれる。しかも死に方がむごい。無抵抗のまま銃を乱射されたり、村人とテロリストが対峙して一斉射撃で全員死亡、ロケットランチャーでこっぱみじんとエンタテインメントの範疇をぶっちぎりで超えている。
愛国心にもあふれてしまっていて、テロリストに囲まれた丸腰の村人たちが、ラジオから流れだした国家を合唱しながら銃撃をものともせず死体を踏み越えて突撃するところなど、燃えるどころかドン引きである。
そしてそんだけ重たい状況の中で器械体操やサッカーボールでテロリストを屠っていくアスリートたちや、大の男をシャイニングウィザードでKOする幼女は実にシュール。
余談だが誰もがガチンコでスタントに挑むなか、テロリスト役の女優にはどう見てもパンチが当たっておらず興醒めした。顔が命な女優がマッハの仕事受けんじゃねえよ!!
ともあれ万人にはおすすめできない仕上がりなので、タイトルに惑わされないよう注意していただきたい。


評価:★★ 4
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映画感想―『予言』

2007年09月07日 | 映画感想

~あらすじ~
妻子とともに車で帰省中の里見。急ぎの仕事のため、立ち寄った電話ボックスでふと目にとまった古新聞。そこには、娘の事故死が書かれていた。事故の日時は今から数分後。現実に大型トラックが娘の乗る車に追突した。
事故から3年、娘を失ったショックから立ち直れず、妻とも別れ抜け殻のように生きる里見のもとに、ふたたび例の"新聞"が届くのだった。


~感想~
シートベルトが外れないなら車を動かせばいいのに!!!!!
以上。



評価:★★ 4
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映画感想―『水霊』

2007年09月02日 | 映画感想

~あらすじ~
新聞記者、戸隠響子は西東京で多発している不可解な自殺の謎を調べていた。自殺者はみな、異常なのどの渇きを訴え、ある日突然自ら両目を潰して自殺するという共通点を持っていた。調べを進めるなか、事件の背後に水道水が関係していることを突き止めた響子は、"水霊(ミズチ)"あるいは"死に水"と呼ばれる呪われた水の存在にたどり着く。


~感想~
いやー酷い酷い。見るべきところがなんにもない。いくら俳優が熱演しても脚本がこれでは話にならない。
怖がる場面で怖がらず、怖がらせる場面で怖がらせない。挙句の果てに盛り上がらせるべき場面はごっそりカット。駄目なホラーの見本としては格好の教材では。
人物造形もむちゃくちゃ。別れた夫に「水道水に自殺をうながすウィルスが入っているのよ」と詰め寄り、前夫が「科学者としてはそんなウィルスは認められない」と応じると「あなたっていつもそう!!」というやりとりには目が点になった。なんだこれ。
作品よりも脚本がホラーというまさに駄目映画でした。


評価:なし 0
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映画感想―『輪廻』

2007年08月31日 | 映画感想

~あらすじ~
昭和45年、群馬県のホテルで11人が惨殺される事件が起きた。動機も不明のまま、犯人の教授・大森範久も謎の死を遂げる。
35年後。この事件を題材にした映画の製作に執念を燃やす映画監督の松村。「記憶」と名付けられた映画のヒロインには新人女優の杉浦渚が大抜擢された。しかし渚は撮影が近づくにつれ不思議な少女の幻覚に悩まされていく。


~感想~
『呪怨』の監督ということで視聴。さすがにホラーのツボは心得ている。
というか優香の意外な演技力の高さに驚いた。ドラマに出ている印象は少ないのだが、顔もセリフも雰囲気もばっちり。いい女優じゃん。
『呪怨』ばりの「関係者は皆殺し」テイストに、『呪怨』にはなかったどんでん返しとまずまず納得の出来。個人的には人形には無表情の怖さを貫いてほしかったので、終盤にチャイルドプレイになってしまったのは残念。だがホラー好きなら観ておいて損はないと思う。


評価:★★★ 6
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映画感想―『魁!クロマティ高校 THE MOVIE』

2007年08月28日 | 映画感想

~あらすじ~
都立クロマティ高校に入学した神山高志。だが、ここは稀に見る不良の巣窟で学力も最低レベル、これまで6回も校舎が破壊されたとんでもない高校だった。しかし神山は無謀にもこの学校を変えようと決意。そして、林田や前田という新しい仲間もできるが、次々と変な生徒やトラブルに遭遇し始める。


~感想~
ひさびさの映画感想。ひさびさがこれでいいのだろうか。
良くも悪くもそのまんまクロマティ高校の実写化。本物にしか見えない神山と渡辺裕之にしか見えないフレディに、ものすごく浮いてるのに違和感なく溶け込んでいる阿藤海と、どこまでもクロマティ高校の空気を忠実に再現。
後半はなんの前ぶりもなく「宇宙猿人ゴリ」が登場しやりたい放題っぷりがエスカレートするがノリは変わらない。原作ファンなら間違いなく楽しめるだろう。


評価:★★☆ 5
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映画感想―『タキシード』

2006年01月27日 | 映画感想

~あらすじ~
タクシー運転手のジミーは謎の大富豪デヴリンに雇われる。
ところが謎めいた彼は爆弾で重傷を負ってしまう。
原因を調べるうちに「決して触れてはならない」と戒められていたタキシードに袖を通したジミーは、ひょんなことから世界的陰謀に巻き込まれ……。


~感想~
ご存じジャッキー・チェンの主演映画。といっても今作の主役はあくまでも「タキシード」。
珍しくワイヤーアクションを多用し、ひと味違ったジャッキー映画になっている。
ところどころで特撮は使っても、体を張っているのはあいかわらず。実写と特撮がほどよく溶け合い、飽きさせない軽妙な娯楽映画になった。
それにしても、科学の粋をこらしたハイテク兵器(タキシード)の性能が、チェンの身体能力に追いついただけのような気もするがどうだろう。


評価:★★★☆ 7
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映画感想―『ヴィレッジ』

2006年01月25日 | 映画感想

~あらすじ~
深い森に囲まれたその村では、人々が一つの家族のように暮らしていた。
しかし地上の楽園さながらのその村には、決して破ってはならない掟が三つ。
森に入ってはならない、赤い色を封印せよ、警告の鐘に注意せよ。
村人は森に棲む何者かを恐れ慎ましく生活していた。
そんなある日、ひとりの若者が、薬を手に入れるために、禁断の森を抜ける許可を申し出る……。


~感想~
『シックスセンス』『アンブレイカブル』『サイン』とトリック映画を連発するシャマラン監督の新作。
今回のネタ自体は使い古されたおなじみのもの。だが見せ方が巧い。
トリックとラブストーリーをからめ、最後まで流れるような展開。
明確なオチを付けず、余韻の残る結末にしたのも、これは正解。
トリック映画としては物足りないが、シャマラン映画としては十分な出来にしあがった。


評価:★★★☆ 7
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