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小金沢ライブラリー

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映画感想―『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』

2006年01月14日 | 映画感想

~あらすじ~
ホグワーツ魔法学校の新学期。街は脱獄囚シリウス・ブラックの話題で持ちきりだった。
噂によると、ブラックはハリーの両親をヴォルデモードに引き渡し、死に追いやった張本人。
今度はハリーの行方を追っているらしい。
学校の周囲にはブラックへの備えとして危険なディメンターがうろつき回り、そしてついにハリーに魔の手が……。


~感想~
「しばらく見ない間にすっかり大きくなっちゃって~」と親戚のおばさん気分で見られるシリーズ第三弾。
この作品から監督が替わり、ずいぶんと強引な筋だと思っていたら、意外な仕掛けが用意されていた。
ストーリーに絡まない、細かな魔法世界の描き方があいかわらずうまい。
大人も子供も楽しめるとは、まさにこのシリーズのためにある言葉。
前作・前々作も観ていないと、話の流れは解らないが、気軽に楽しめる娯楽作品です。
食わず嫌いはイクナイ!(・А・)


評価:★★★★ 8
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映画感想―『アイデンティティー』

2006年01月13日 | 映画感想

~あらすじ~
大雨でモーテルに閉じこめられた、いわくありげな11人。
やがて一人、また一人と殺されていき、事態は不可能犯罪の様相を表す。
そして11人に意外な共通点が見つかり……。


~感想~
正統派のミステリ映画には確実に裏切られてきたが、これは初の当たり。
文章化すればメフィスト賞を獲りそうな「新本格」テイストあふれる、良質のミステリに仕上がっている。
映画ならではの映像を駆使した伏線や、どんでん返しの連発と、90分間を一息に見せてくれた。
重点が置かれたのはトリックよりもプロット。しかし素晴らしいプロットは時として「なるほどそういう仕掛けか!」とトリックにも劣らない爽快感をもたらしてくれる。
地味ながらも鋭く切れる一作。ミステリ好きがミステリ好きにオススメします。


評価:★★★★☆ 9
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映画感想-『ヘルボーイ』

2006年01月08日 | 映画感想

~あらすじ~
第二次大戦末期。敗色濃厚のナチスドイツは、怪僧ラスプーチンの力で魔界の扉を開こうとする。
だが米軍の奇襲で企ては失敗。ラスプーチンは魔界に消え、後には悪魔の赤ん坊が残された。
米軍に同行した学者に“ヘルボーイ”と名づけられた赤ん坊は、やがてエージェントとして育ち、魔界の者と戦うのだった。


~感想~
キャラは魅力的。CGも及第点。なのに凡作になっているのは脚本のせいだろう。
主人公の力が、パワータイプにしては中途半端なのは原作のせいとしても、アクションシーンの貧弱さや、悪魔と人間の狭間で苦悩に揺れる(べき)ヘルボーイの心に、葛藤がなさすぎるのは脚本を責めるべき。
敵モンスターも数が多いだけで終始同じキャラが出ずっぱり。しかも噛みつくくらいしか能がないから、アクションを広げられない。
短所を補強して続編を出せれば、そこそこ面白くなりそうなのだが……。
ところでスポーンといいヘルボーイといい、並はずれたパワーがあるのに、わざわざ銃を使うあたりお国柄が見えたり。


評価:★★ 4
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映画感想-『フォーンブース』

2006年01月07日 | 映画感想

~あらすじ~
自称一流パブリストのスチュは、汚い手管で他人を出し抜き騙す毎日。
いつものように公衆電話から浮気相手に電話をかけていると、突然見知らぬ男からの電話が。
男はスチュの私生活を熟知し「電話ボックスから出たら殺す」と脅し……。


~感想~
うーむ。あっと驚く仕掛けが皆無だったのが厳しい。
駆け引きに緊張感はあったが、突き抜けるところまでは行かず、すべての要素が予想の範疇に収まった。
の手の作品は、アクションや映像で見せられない分、ストーリーがとんでもない所まで転がって行かなくてはいけないのに、目に見える範囲で止まってしまった。
極端な話、舞台劇や短編小説で語るにも十分な内容で、わざわざ映画にした意図が不明である。
まあ、スチュ役のコリン・ファレルの顔の演技が抜群で、80分という短軸を退屈せずに最後まで見られたんですけども。


評価:★★☆ 5
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