第1回セミナーでの陳先生の講演が好評で、ご要望にお応えし第2回開催の運びとなりました。
当日は会場一杯のお客様でした。
第1部は「妊娠に関する基礎知識」として西洋医学的なお話し。
健康な健康な若い男女が排卵日に性交渉しても妊娠する確率は20~30%でしかなく、
「妊娠成立に必要な条件」としては
1.元気な卵の発育と成熟
2.排卵していること
3.排卵した卵子をうまくキャッチ
4.卵管が通っている
5.排卵期に透明のおりものがある
6.黄体ホルモンが十分に出る
7.暖かくふわふわな子宮内膜
8.精子が元気で十分な数がある
これらが揃えば、総合妊娠力が高いと言うことになります。
また、実年齢よりも「卵巣年齢」が卵子の質や内膜に影響を及ぼし、妊娠力を左右するとのことでした。
第2部は「妊娠しやすい体作り」のお話し。
漢方では血の不足や血行不良、卵巣機能の低下、ストレスなどが不妊の原因になると考えます。
改善法として漢方薬で身体づくりをする「周期調節法」の紹介がありました。
また、生活養生や夫婦間の協力も必要不可欠。卵巣の若さを保つ生活法は、食養生と適度な運動&性生活です。
ストレスや夜更かし、冷え、タバコ、お酒やコーヒーの飲み過ぎ、過剰なダイエットはどれも卵巣機能を低下させます。
不妊の原因は複雑ですが、妊娠しやすい身体づくりのポイントは3つ
● 月経周期と体全体のバランスを整える
● 持病を治す
● 生活養生をしっかりする!
精子の運動率が悪い場合でも元気になる漢方薬があります。
周期調節法の基本となる漢方薬は婦宝当帰膠です。ご相談下さい。
ながさきプレス 2009年3月号掲載