51路で気になっていた場所があり、
大気汚染の中、意を決して出動しました(というか、休みをもてあましたんです。)
司馬遼太郎の「街道を行く」で、印象的な場所として記されている、盘门。
なんと2500年前に作られ、今も現存しているという、日本だったら国宝級の建造物です。
楚を攻略し、春秋時代(紀元前450年頃)の呉の国の名参謀として活躍し、
孫子を軍師として採用し、最後は非業の死を遂げたのが、五子胥という人物。
彼のゆかりの地が、51路、1.2元で見られるというので、思い立ってすぐに行きました。
ただ、私間違えました。五子胥の一文字をとった、胥門というバス停があり、そこに降りちゃったのです。(正しくは3つ後の、盘门新村で降りないといけなかった)
で、かなーり遠回りしました。
まず通ったのは、この橋。
この橋には歴史はありません。。。
でも、大きくて目立つので、皆さん一度は行ってみようと思うのではないでしょうか。
で、胥門。
国宝級のような気もしますが、これは1351年に再建されたもので、2500年前のものではないそうです。
って、十分旧いと思いますけど(笑)662年も前のものですから。。しかももともとは春秋時代の門があって、そのリメイクですから。。
盤門までは、さらに運河沿いの道を南へ1kmほども歩かねばなりませんでしたが、
と、穏やかな風景の中を歩くので、苦にはなりませんでした。
で、つき当たりを東へ向かうと、とても大きなお城を発見。これが盤門か。。。!?
このホテル前を時計回りにぐるーっとまわると、ようやく盤門の入り口が見えてきました。
ここまで1時間かかりました。バス停はしっかり確認が必要ですね。
盤門は世界遺産に指定されています。しかし、入場料はたったの40元。。。!
高祖が何とかと書いてあります。高祖とは、漢を起こした劉邦のことですね。
この盤門風景区はまた、新婚夫婦のドレス撮影をする場所としても有名で、なんと同僚のウェンディさんがここで記念撮影をしていた事が判明。
ついにきました、これが盤門です。
ちなみに砦の1Fはお土産屋さんになっており、私はそこでついつい
園林トランプと蘇州風景トランプを2セット買ってしまいました。使わないだろな。。でも1つ5元だしいいか。。
敵が着たら、先鋒隊をわざと城内に入れてから、この水門を落とすのだそうです。
中にはもう一つ、同じ門があり、同時に締められた門の中で、あわれ先鋒は討ち死にです。。
その2に続きます。。
映画の羅生門(よれよれのがたがた)を想像しましたが、がっちり生き残ってますね。
すごかぁ!
そうなんです、2500年前なんですよ、これが、、
その割りに、そんなに宣伝してないし、、
入場料500円だし。。
まー、贅沢です。こういうの。すごかです。