あけましておめでとうございます。
今年も、中国・蘇州を、家族とともに生活し、
楽しみ、驚き、怒り、悲しみ、アホクサってとこも(笑)分かち合いたいと思います。
蘇州で新年を迎える場所は、最初から決めてました。
寒山寺です。
ここは日本にゆかりの深いお寺で、除夜の鐘が鳴らされるということです。
あれ、除夜の鐘が聞こえない。。みんながにぎやか過ぎるんでしょうかね。
クラクションも、人のざわめきも、日本の厳粛な年末とは大違い。
そして、新年もやはり、華やかです。
みんな、これを待ってたんですねー。
いつもの安物花火とは違い、この花火は大きく、美しく、思わず見とれてしまいました。
15分ほどではありましたが、2013年の元旦を、華やかに彩ってくれました。
本当に、貴重な、素敵な経験ができてうれしいです。
花火が終わったところで、寒山寺におまいりしてみます。
あれ?
あんまり人いない。。。
日本だったらここからが本番、初詣客で境内はごった返すところなのに。
拍子抜けするくらい、スイスイとお寺の入り口へ。
先日作った園林カード、いよいよ出番でしょうか。
門閉まってました(笑)
新年だから、一晩中参拝客を迎え入れる、、というのは、
中国では文化として無かったようです。
みんな明日も予定あるから、イベントが終ればすぐ帰って寝たいんですね。
もったいないから、せっかくだから、と、余韻を楽しむ日本文化に対して、
用事がすむと、綺麗さっぱり次へ進む中国文化。こういう違いも、面白いです。
ただ一方、若者の間では、余韻を楽しむ文化もちらほら。
そして、印象的だった風景。
孔明灯って言うそうです。
これは、諸葛孔明が編み出したという、紙を張り合わせた気球で、
無病息災などの願いをこめて、空に飛ばすものだそうです。
みんな、思い思いの相手と、思い思いのお願いをこめて、
膨らんだ灯篭をそおっと手放して、しばらくそれを静かに見送っています。
クリスマスもそうですが、春節を本当の元旦と考え、
本来ならば軽く住ませるはずの「西暦の新年」も、
最近の若者達の間では、とても大切にすごすようになってきたようです。
国際化されている蘇州、おしゃれになる若者、好調な経済、
今の中国はみていて非常に興味深い進化を遂げています。
今年も、興味深い1年でありますように。