今週天気が悪かったですが、週末は晴れました。
こんな天気に家にこもっててはもったいない!
ということで、どこか山のあるところへ行こうと思い立ちました。
西山まで69路で行くのもよし、69→64路経由で穿龙山にいくのもいいかな、と
思いつつ、バスから外を眺めてましたら、
おお、灯台下暗し。
木渎のとなりに、ありました。
灵岩山(ling yan shan)です。
山の高さは220m、頂上付近にお寺があります。
このお寺は約2500年前、呉王の夫差が、越の勾践を降伏させて支配したのち、
勾践の側近の作戦で、中国4大美女の一人、西施を送り込み、夫差をすっかり虜にされたと言うことがありまして、、
その際に、西施のために夫差がどーんと、王宮をこの山に作っちゃったんですね。
それが姑苏台といって、そのためだけに樹木がむっちゃ運河で運ばれてきて、、
ゴロゴロと集まってきた場所を、木渎(木でいっぱいの溝)と呼ぶようになったのですね。
おかげさまで呉のお金は無くなる、夫差は政治が出来なくなる、、と、
満を持して、越の勾践が呉に報復攻撃を行い、ついには夫差の首をとって滅ぼしちゃって。
ゆえに、西施は傾国の美女と呼ばれております。
西暦500年、その跡地にお寺が建てられ、その後も建物を拡大、跡地の修復をすすめ、
今のような大きなお寺と歴史の跡地が出来たそうです。
山のふもとに風景区があります。
通常20元らしいのですが、2月のみ?無料開放されていました。
緑と水の風景
梅の花も咲いてます
「上山方向」という案内があって、そこを進むとこの門が見えます。

門をくぐると、延々とこのような坂が続きます。
自力で登るのが厳しい人には、籠での送迎もあります。
30分ほど登ると、石仏がお迎え。
さらに10分ほど進むと、
灵岩山寺に到着しました。
入場料は、なんと1元です。
とても懐の広いお寺です。
大雄殿、灵岩山寺の本殿ですね。
中はとても霊験あらたかです。
しかし、「写真禁止」の表示があり、
普通の観光地では「禁止」されてても勝手に写真をとる人がいるはずなのですが、
ここでは本当に誰一人、写真を取るような不謹慎な人はいませんでした。
灵岩寺塔、丘の上にりりしく聳え立っています。
1階にはそれぞれ功徳のある仏像があり、時計回りにおまいりすると
御参りした人に功徳が施されるそうです。
しっかりと、時計回りでお参りして来ました。
大雄殿の裏側から見た風景。みなさん続々と登ってきます。
大雄殿と灵岩寺塔を結ぶ廊下に、

こんな画が。
他に、お寺の一日の活動、お寺のあり方などが、この廊下に美しい字で書かれていました。
塔の反対側が、庭園です。
ここは姑苏台の一部で、夫差と西施が仲良くすごした玩月池や、呉王の井戸、
西施が華を愛でたという玩花池など、美しい風景が見られます。
風景を堪能した後、院内にある「素麺」のお店へ。
Vesitable noodle と書いてありました。精進麺なのですね。
この日は双面 15元(255円)のみの販売でした。
食券を購入して、麺と交換します。
我先に食券を差し出して先を争う人も無く、
きちんと並んでみんな順番待ってます。お寺参りの皆さん、とても紳士です。
きのこと筍が、ぐつぐつといいにおいをさせてます
大騒ぎする人もなく、雰囲気のよい食堂です。
美味しい、やさしい味の、にゅうめんです。
腹ごしらえの後は、一度お寺をでて、山頂を目指します。
10分も登ると、山頂が見えてきました。
途中に商魂たくましく、米粒に字を書くとか、お香を売るとか、占いするとか、
射的なんてのもありました(笑)
頂上は絶景

塔の反対側に、また別の山が。
ここからさらに、向かいの山まで登ってる人も結構います。みんな元気ですね。
帰りは別ルートがありまして、
ふもとにはこのような商店がずらーりと。。
ここで数珠やら、まが玉やらを販売してますが、
ここで買うなら院内の売店で買うことをお勧めします。ご利益はやはりホントの場所で
69路、312路、2路と、豊富な路線で御手軽な山のある風景、
これはまたリピート決定です♪
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