去年貸し出しが始まった、緑色自行車、
便利だと思い、カードを購入し、たびたび利用しています。
ただ、最近残念なのが、
こんな具合に、たった一年の貸し出し期間で、ぼろぼろの自転車が
たくさんあることです。
中には、ブレーキが全く効かなくなっているものもあり、なんでこんな壊れ方するの?
と、不思議に思うほどです。
思うにこれは、使う側の、公共のものを、次の人のために、
という配慮の欠如と、それをメンテナンスしない、管理組織が原因です。
たった14,5年ほど前、97年以前は、多くの川では
衣服を洗えるほどきれいだったそうなんです。
空気も、そのころは毎日晴天だったそうです。今は毎日黒天ですよね。
工場の汚水の垂れ流し、排気処理のずさんさが引き起こしている悲劇です。
トイレもそう。
最近は日式デパートやいくつかのホテルなどでは美しいトイレも見かけられますが、
ほとんどの施設の、公共トイレは、未だに臭くて汚いままです。
地下鉄1号線、蘇州火車駅、まだ開業して1年ですが、
すでに汚れて臭う、他の、昔からある公共トイレと同じ衛生状態に陥っています。
トイレを使う人が、公共のマナーを守って、中でタバコを捨てない、ごみを捨てない、
きれいに使う、そして、清掃員がキチンと洗剤や漂白剤、そして水とを使って掃除する、
それだけで、最初の時と変わらない、きれいなトイレが保てるのです。
交通事情もそうです。
中国でサンタナが入ってきたのがやはり97年近辺、最近たっくさん見かける
BMWやベンツなんかは、たった10年ほど前に走り始めたばっかりなんです。
そして、みんなめくらめっぽう、この高級車をポンと買ってしまって、
交通マナーがわからないから路上駐車はする、逆走はする、大通りで平気でUターンする、、
欧米のBMW、ベンツオーナーがみたら恥ずかしくなるようなマナーの悪さ、、
それがひいては、大きな渋滞を引き起こし、クラクションの雨あられで近隣住民を不快にさせているのです。
中国人には、もっと公共のモノを大切にする事、人への配慮、
モノのメンテナンスということに対して、もっともっと改善することを望みます。
これがひいては、自分たちの国を美しくする、大きな原動力になるでしょうから。。
情けは人のためならず、人を思いやる気持ちは後で自分に帰ってくる、
こうした気持ちを、今の子供たちからしっかりと心に刻み付けてもらいたいです。
ちょっと思うところがあって、いまさらながらこんなことを書いてしまいました。。