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蘇州ブログ コブタパパ

蘇州生活もあと1年足らず、できるだけ蘇州・中国を楽しもうと思います。

杭州 龍井 再挑戦

2013年06月23日 | お茶

今年2月、一人で龍井村に行き、

去年の清明節前の龍井茶を購入したのですが、

前回龍井村旅行http://blog.goo.ne.jp/kobutapapa2012/e/f26a0104f0c7a5e7e97c433da3987e58

やっぱり今年の、ちゃんとした明前龍井茶がほしい!

ということで、今回は地元のAさんという強い協力者を得て、

新しいお茶を、安い値段で購入するべく、再挑戦に臨みました。

今回は総勢4名で挑戦です。

前回のように、龍井の井戸を見たり、博物館で時間を使ってしまったりせず、

まず第一目的の、龍井村へまっしぐら。。

 

今回はまず客引きの店に行くのはやめて、通り沿いの「ここは良心的かも」という

感覚的にOKそうなお店に入り、交渉をすることにしました。

最初に来た、日本語を話すおっちゃんはお断り申し上げ、道路わきのこの家に入ります。

瓦に葉っぱが生えてます。瓦流草というのだそうです。

ここでは、お茶を買うなら試飲は無料、買わないなら20元(ただし飲み放題)の

お茶のサービスがありました。

Aさんが途中で農家のおばちゃんから買った楊梅と、お店が出したひまわりナッツをつまみながら、今年の龍井茶をいただきます。

やっぱり、、

私が以前買ったお茶と、葉っぱの様子が全然ちがいます。

前回はなあんにも知らずに、ただ「本場だからニセモノはないだろう」という思い込みで

「すばらしい!」と思っていたようですね。。

前回購入したものより、明らかに葉っぱがあざやかに黄色みがかっています。

香りは薄めで、味はさっぱり爽やか!

オープンガーデンでいただくので、景色もあいまって素敵なひと時を堪能しました。

 

で、お茶の購入交渉です。

 

なななんと、今回は1斤(500g)800元からスタートです。

前回は600元だったんです。新茶とはいえ、ただでさえ高いと思っていたので、

これはえらい事になったと。。

私は2月に600元で買ったぞ!といったのですが、

「知ってる知ってる、あなたは山の下の畝のお茶を買ったんだよ。」と。

ってあんた、見たんかい!このままだと、うまいことだまされそうです。

ただ、ここからが強力なサポーター、普段は購買の仕事をしているAさんの出番です。

Aさんは金額を言われた後も、買うそぶりを全く見せず、食べている楊梅の味の話とか、

いつ取れたお茶なのかとか、話をはぐらかすはぐらかす。。

で、ラオバンも、それに対していちいち親切に話を返すのですね。

これが面白いです。怒らないんです、いくら違う話ではぐらかされても。。

 

で、再びAさん「いくらなの?」ラオバン「700なら」。。。

またまたおしゃべりが続きます。ラオバンまたもおしゃべりに付き合います。

 

で、再び金額確認。ラオバン「600でいいよ!OK!」と。

前回と同じ値段になりました。すばらしい!しかも今年の新茶です。

私も含め、3人は購入OKのサインを出しました。

 

しかし。

Aさん、全く表情を替えず、クビを小さく横に振ります。

まだいくの・・・?

ちょっとびっくりの私に「いったん出ましょう。他も見てからでも良いんですから。」と。

お茶代20元を払って、お店を出てしまいます。

ラオバンが「戻ってきてうちから買うなら、この20元は返すからね」と、やさしい提案。

私なら、この言葉で購入を約束することでしょう。

 

しかし、Aさんは中国人、中国の買い方を知っているプロの購買です。

次にもっと山奥の、呼び込みもしていない農家のおばちゃんに、今度は自分から声をかけます。

そして、「普通は800元なんだけど、

あなた本気で買うつもりあるなら500元に負けとくよ」と

いう、ふしぎな割引条件をもらってきました。

「普通の」800元って何なんでしょ(笑)

 

で、その人のお家に行きます。

通り沿いから奥に入った、本当の民家の中に入っていきます。

床を高くしてバルコニーにしてあります。龍の装飾が綺麗ですね。

これは4家族が共同ですんでいる一軒家。

1994年に購入し、おととし建て替えしたそうです。

建て替え費用は100万元(1600万円)。

中国の山奥ですから、この費用は莫大なものと言っていいでしょう。堅牢、豪華な造りです。

玄関が園林さながらです(^^)

ご自慢のバルコニーで、再びお茶を頂きます。

お茶の葉が立ってます。黄色が鮮やか!

ここのも先ほどと同様、味が爽やかで、とても飲みやすいです。

そしてここでも、ラオバンニャンが、二つのお茶を見せてくれます。

清明節後の、明后茶。

明前茶。

これは、素人が見ても分かります。簡単です。

さらに、2月に買ったものより、明らかに葉っぱのサイズが小さいんですね。

さて、問題の価格です。こちらは最初から600元を提示してきました!

でも、さっきAさんには「本気で買うなら500」って言ったじゃない。。

で、Aさんまたもここで世間話攻撃。決して買うとは言いません。

相手が500元を提示するまで、ひまわりナッツをぽりぽり、楊梅をつまみ、

「娘は何歳?孫は?」みたいな、絶対関係ないことを話してるんです(笑)

で、お茶をさらに継ぎ足し継ぎ足し30分後、私のおなかがもうタプタプになったころ。。

 

「1斤500でいいよ!」

 

Aさんすごい交渉力です。はじめの店の800元(約12800円)から、500元(約8000円)

まで、負けさせてくれました。300元(4800円)も安くなりました(^^)

 

その、浮いたお金で農家食を食べにいきます。

以前行った、お茶葉博物館の手前に、農家菜を食べさせてくれるレストランがあったので、

そこへ入っていきます。

注文はAさんがてきぱきとこなしてくれるので、他のメンバーはただ食べることに専念です。

地鶏のスープ。ダシが出ていて、本当に旨い!

麻婆豆腐ではない、まろやかなとろみ豆腐です。辛味はゼロです。

焼きしいたけの甘辛醤油ダレ。ビールに合いそう。。。!

ということで、ここではお茶ではなく、チンタオビール飲んじゃいましたー!

やっぱりビールに合ったんです、この料理たち(笑)

これにチャーハンと野菜炒めがついて、200元でした。

さっきの値引きで浮いたお金で、おつりが来ました。

 

そしてふらつく足元と、ビールでよどんだ頭で、

博物館めぐりと外の美しい景色を堪能したのでした。。。。

Aさんのおかげで、バッチリリベンジできました、今回(^^)

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遅ればせながら碧螺春

2013年05月06日 | お茶

今年4月、西山へ行って、

蘇州の銘茶「碧螺春」を購入しよう!それも、農家直売の「明前節」のを買おう!

と、思っていたのですが、

いっそがしくっていけませんでした。。

もうすっかり明前碧螺春の購入あきらめていたのですが、

新しく入社してきた人のつてで、農家直売の碧螺春を購入する事ができました♪

 ピンボケ。。

農家直売で、安いものは一斤(500g)300元というのもありましたが、

せっかくですから、ラインナップの中では一番高いのを選びます。

それでも一斤(500g)ですけどね。。

で、これが市場に出ると、3000元になるようです。直売ルート恐るべし。

ま、一番すごいのは、こういうお茶を無料でプレゼントしてもらえる、

偉い方々なんですけどね(^^;

 

綺麗な産毛がたくさん生えてます。

 NOKIAってこういう写真うまく撮れない。。

 写真は後日、デジカメでリトライしてみます。

粉を噴いたみたいに、細かい産毛がたーくさんありました。

 

 

そして。

初めてのテイスティングで、いきなり間違えちゃいました。

茶葉をグラスに炒れ、熱湯を上からドボドボと注いでしまい。。

産毛が抜けて、お茶がにごっちゃいました。。

味も、なんだか引っかかる感じ。。

 

家に帰ってようやく飲み方を知りました。

グラスにお湯を入れ、その上から茶葉を入れるんですね。。

そうすると、産毛も葉っぱから抜けることなく、お茶もにごらず、

産毛につつまれた空気が気泡になって美しいのだそうです。

 

次回飲むときに、やってみまーす。

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金観音王茶

2012年06月04日 | お茶

いつも遅くまで仕事をするじぇーむず氏が、今日はなぜか「もう今日は帰りましょう」と

7時前に帰宅をうながします。

何か用事があるのかな、と思いつつも、早く帰れるのは嬉しいのでついていきます。

すると、営業車の後部座席に見慣れない大きな箱が。

じぇーむず氏の荷物だ、と別段違和感も感じず、横にかばんを置こうとすると、

「これ、あなたにプレゼント」と言われました。嬉しい誤算です。

 

金观音茶园 「金福紅」というものでした。

http://www.lqjgy.com/ 産地:浙江龙泉市金观音庄园

とても綺麗な箱、大切に包まれた茶葉、これは只者ではない。。。

ということで、お茶を淹れてみました。

これは、味わい深いです。なんというか、紅茶?でも、鉄観音?みたいな。。

色も鮮やかな紅色、いいものをいただきました。

調べたら、これは紅茶に属する金観音茶、贈答用の礼盒というもののようです。

ネットでは500gが2400元(約3万円)というびっくりのお茶でした。

 

もっとお茶の知識がある方が飲むと、これを理解できるのだろうな、、と思いつつ、

お茶に無知な私は、「美味しいお茶」という以外の感想を持てずにこれを飲むのみでした。

 

でも、おいしいから、いいか。

じぇーむすさん、妹さん、本当にありがとうございました。