Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

川崎戦マニアック分析

2020-09-21 20:24:49 | 浦和レッズ
1点ビハインドで後半を迎えた浦和としては、このままブロックを作って守るか攻めに出るか、判断が難しいところです。何とかして、2点目を取られないこと、最悪でも2点目の時間を遅らせることが必要な後半でした。しかし、その流れを判断する前の後半5分という時間で、齊藤学のクロスを小林悠が頭で合わせて2点目を早くも取られてしまいました。

これで、浦和はブロックを作ってばかりはいられないと攻めに出ます。しかし、その攻めは中途半端で、このクロスが誰に合えばといった惜しい場面すら作れず、サイドの攻撃的MFのところで取られる最悪の循環をたどってしまいます。浦和ベンチは流れが悪いとみて、FWの杉本を下げて興梠を入れてシャドー気味に置きます。

杉本は前半から、GK西川のロングフィードを頭で落としての攻撃を狙っていましたが、それが味方になかなか通らないので、興梠のフィールド中央まで降りて来られる運動量を生かしての攻撃に切り替えました。確かに、興梠がボールを受けることはできましたが、レオナルドが消されているためその攻撃はつながらない場面ばかりでした。

そのため、後半のチャンスはほとんどが川崎のシュートで、浦和はマイボールのCKやFKなどのチャンスもない、一方的な展開に追い込まれてしまいました。これでは、3点目も取られてしまいます。齊藤学に代わって入っていた左FWの宮代のシュートがポストに当たって跳ね返りを、途中出場のレアンドロ・ダミアンに合わされて3失点と、負けるときは惨敗といういつもの悪い流れで終わってしまいました。

浦和としては、前半の自陣に2ラインを引く戦い方が、本来のサッカーなのでしょう。しかし、後半はMFの戻りも遅く、全然2ラインになっていませんでした。また、サイドからのクロスをFWに合わせることもできていませんでした。この日のサッカーを見ると、川崎相手にどう守るかは考えられていても、川崎の守備をどう崩すかについては練り切れなかった印象は否定できません。

これで、浦和は8位と、勝ったり負けたりの位置を抜けることはできませんでした。もっとも、勝つときは辛勝、負けるときは惨敗で得失点差が大幅に悪いのはどうにかならないものかという思いはあります。負けているときの戦い方の悪さが理由でしょうが、それをどうにかできないと、ACL再挑戦などは夢物語です。













































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後半勝負を意図(9/20浦和対川崎)

2020-09-21 10:54:52 | 浦和レッズ
昨日の川崎戦は、0-3と浦和の敗戦に終わりました。もっとも、ここまで首位を走る川崎相手に、浦和が立てた対策は見ることができました。川崎の4-3-3に対抗するには、アンカーの守田がボールをさばくので、そこを狙う手が一般的です。しかし、それをするとFW2枚に相当の運動量を要求されるので、浦和の立てた手は2ラインを早めに自陣に引いて、パスの受けどころを消す手でした。

この手は、川崎の攻めを受け止めて、勝負を後半に持ち込む手です。前半を0-0でしのげばある程度成功ですが、川崎がサイドのFW、齊藤学や家長に回しても、浦和のSBの対応が間に合い、サイドハーフの柏木と関根を守備に参加させてサイドの守備に厚みを増しました。守田のパスは出せても、その後の攻めが続かない展開にはできました。

守備である程度成果は出た浦和ですが、浦和のサッカーは槙野が言うには「(相手の出方に合わせる)リアクションサッカー」です。川崎の4-3-3の攻めは抑えられても、その後川崎の守備をどうやって崩すかが必要でした。その答えはサイドを攻めるものだったようで、関根が持って左SBの山中が追い越して上がるなど、サイドに拠点を作ってクロスを上げるという狙いは見えました。

しかし、そのクロスは中央のFWに合いませんでした。頼みの綱のレオナルドにはジェジェウが1対1で応対し、なかなかFWを生かすようなパスを出せなかった印象が強いです。相手ファウルからの柏木のFKも壁に当たって外れ、浦和は攻撃という意味では成果を出せなかった前半戦になりました。その結果、シュートは川崎に多く、浦和は耐える展開を強いられます。

浦和の守備は、川崎の一つのプレーで崩されることになります。2ラインをコンパクトに保って守る浦和の守備は、マークされていない選手が後ろから出てくると弱いところがあり、右SBの山根が上がってきてからのボレーシュートに対応することができず、0-1と川崎が先制することになります。

それでも、1点ビハインドを長くキープすれば、また反撃にも出られますし、勝負を後半に持ち越すという意味ではギリギリかなと思ってハーフタイムを迎えました。そんな試合が、どうやって崩壊して川崎のゲームになったかは、あとでマニアック分析で補足します。

























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