ヨルダンで開催されていた、U-17女子W杯が金曜日で終わりました。2大会連続の決勝進出で期待された、U-17リトルなでしこは、決勝で0-0からのPK戦の末、朝鮮民主主義人民共和国(以下共和国)に敗れて準優勝に終わりました。その決勝戦、フジテレビが中継してくれたので、CS放送を見られない自分も映像をチェックすることができました。
女子、しかもU-17という理由もあって、パススピードなどはかなりゆっくりしています。それでも、なでしこジャパンがW杯を優勝した際に武器になった、パスを回すサッカーは、今回のリトルなでしこにも継承されていました。もちろん、ただ出すだけでなく、キックフェイントを使って共和国のDFを欺く努力はしており、サイドからMFが上がってくるまではやりたいサッカーができていました。
しかし、共和国もさすが決勝まで来るチームでした。彼女たちの戦術は一貫しており、ベストメンバーを常に変えない采配をしてきます。その戦術は、バイタルエリアに6人を集め、リトルなでしこにスペースを与えない守備の強いサッカーでした。共和国の引くスピードは早く、なでしこのカウンターがなかなか機能しない、難しい展開を強いられました。
今回、注目したのは、浦和レッズレディースのトップチームでプレーするボランチ、長野風花選手でした。大会MVPにも選ばれたキャプテンの彼女は、非常にボールがよく収まる選手です。相手も長野のところは集中的に取りに来ているので、取られたプレーもありますが、トップ下を置かない4-4-2のリトルなでしこでは、長野のボールキープから攻撃が始まることが多いです。
リトルなでしこの攻撃は、長野がキープできるのでサイドハーフまでは面白いようにつながりますが、そこからの折り返しを共和国DFにクリアされる展開が続きました。押していたリトルなでしこも、なかなか好機を決められず、共和国にロングボールからのヘディングシュートでピンチを招いた場面もありました。
試合は、90分の後ですぐにPK戦になり、PK戦5-4で共和国の勝利に終わりました。国際大会の優勝は逃しましたが、今回のリトルなでしこには大いに可能性を感じました。彼女たちが大人のなでしこの主力になってくる5,6年後も、きっとなでしこは強いだろうと、ちょっと誇らしい気分でした。
女子、しかもU-17という理由もあって、パススピードなどはかなりゆっくりしています。それでも、なでしこジャパンがW杯を優勝した際に武器になった、パスを回すサッカーは、今回のリトルなでしこにも継承されていました。もちろん、ただ出すだけでなく、キックフェイントを使って共和国のDFを欺く努力はしており、サイドからMFが上がってくるまではやりたいサッカーができていました。
しかし、共和国もさすが決勝まで来るチームでした。彼女たちの戦術は一貫しており、ベストメンバーを常に変えない采配をしてきます。その戦術は、バイタルエリアに6人を集め、リトルなでしこにスペースを与えない守備の強いサッカーでした。共和国の引くスピードは早く、なでしこのカウンターがなかなか機能しない、難しい展開を強いられました。
今回、注目したのは、浦和レッズレディースのトップチームでプレーするボランチ、長野風花選手でした。大会MVPにも選ばれたキャプテンの彼女は、非常にボールがよく収まる選手です。相手も長野のところは集中的に取りに来ているので、取られたプレーもありますが、トップ下を置かない4-4-2のリトルなでしこでは、長野のボールキープから攻撃が始まることが多いです。
リトルなでしこの攻撃は、長野がキープできるのでサイドハーフまでは面白いようにつながりますが、そこからの折り返しを共和国DFにクリアされる展開が続きました。押していたリトルなでしこも、なかなか好機を決められず、共和国にロングボールからのヘディングシュートでピンチを招いた場面もありました。
試合は、90分の後ですぐにPK戦になり、PK戦5-4で共和国の勝利に終わりました。国際大会の優勝は逃しましたが、今回のリトルなでしこには大いに可能性を感じました。彼女たちが大人のなでしこの主力になってくる5,6年後も、きっとなでしこは強いだろうと、ちょっと誇らしい気分でした。