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新潟戦マニアック分析

2016-10-23 22:01:53 | 浦和レッズ
昨日のミシャ采配、那須の投入はいろんな効果がありました。まず、右DFが上がる森脇でなく、後ろで落ち着かせる遠藤になったことで、ボランチの青木があまり後ろを気にしないで良くなりました。青木が、ボランチの位置に上がって、左サイドの展開を狙えるようになったことで、前半消えていた関根にボールが入り始めました。

この試合は、ゲームメーカーの柏木がベンチ入りしたものの出場しなかったので、普段の浦和の後ろから組み立てるサッカーはやりにくい条件でした。代役の青木は、試合当日にいきなりスタメンを言われたとのことなので、青木を軸に組み立てるサッカーの練習はそれほどはやっていなかったと思われます。

それでも、選手交代一つで、この急造サッカーを機能させたのはミシャの手腕です。また、前半に青木のところを狙って、徹底的につぶしにきていた相手ボランチ、レオシルバの動きが後半は落ちてきました。その結果、後半は新潟のシュートはわずか1本と浦和ペースで試合が展開することになります。

年間1位を守るためには、どうしても勝ちたい浦和は、早めに選手交代のカードを切って勝負してきました。武藤outズラタンin、高木俊幸out李inと、定番になっている前の選手の交代でした。柏木に関しては、練習を見ていた解説者が「足を引きずっているようだ」と言っていたので、試合に出られる状態ではなかったのでしょう。

残留争いの新潟にとっては、勝ち点は1でも大きいので、バイタルエリアに6人を集めて守る戦術でした。こういう相手には、ズラタンの持っている、フィジカルの強さと強引さが必要になってきます。新潟がバイタルエリアに人数を集めたということは、裏を返せばアウトサイドの関根、駒井が空くという意味なので、浦和がボールを支配して攻め続けます。

その結果が、ロスタイムの興梠のゴールです。関根のクロスを、李がスルーして、興梠がアウトサイドでちょっと触った、ぎりぎりのプレーでした。こういう、引き分けそうな試合を勝ちに持っていくのは、強いチームには必要な条件で、浦和にもその強さが備わり始めたのかなと思うと満足です。
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