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Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

10番慣れ(河井陽介)

2013-07-18 20:08:43 | 他チーム
高校サッカーのスター選手が、そのままプロでスター選手になったケースはそれほど多くありません。中村俊輔が桐光学園で選手権準優勝、本田圭佑が星稜で選手権ベスト4なのは覚えていますが、最近はJリーグのユース育ちが代表の多くを占めるようになっています。

しかし、今回話題にする河井陽介選手は、藤枝東高校で選手権準優勝のスター選手で、慶大を経て入団した清水で10番を背負う実力のある選手です。大分戦の2アシストでブログネタにするつもりでしたが、続く柏戦でも2アシストの活躍で驚いています。

河井の売り物はキックの精度の高さです。プロ1年目は本来のポジションでない右SBで起用された試合もありましたが、そこで高精度のクロスを見せてアピールしました。今年は沢登のイメージがまだある、清水の10番を背負っていますが、沢登とは違った10番像を見せて欲しいと思います。

河井のプレーは高校時代から光っていました。3-5-2だった藤枝東高校のトップ下で、ボールの収まりの良さと、味方の走るスピードを計算したスルーパスは高校レベルを超えていました。もっとも、高校時代は決勝戦で対戦した流通経大柏の大前選手を見て、レベルの違いを感じ、慶大法学部に推薦入学します。

慶大に推薦入学できるくらいですから学業も優秀で、法学部ですから司法試験を目指すために学業に専念する可能性もあると思っていました。そのため、国立競技場で見た彼のスルーパスはもう見られない可能性もありましたが、U-20日本代表に選ばれてそこでゴールを決めたニュースを聞いたとき、卒業後はプロ入りの可能性もあると思って、ちょっと嬉しかったです。

当時、ブログに、「こういうタイプは清水を選ぶことが多い」と冗談で書いていましたが、本当に清水に入団したのは期待以上の結果でした。河井にとっては清水の監督が長谷川監督からゴトビ監督に代わり、次の時代のヒーローを探していた時期だったのが幸いしました。

浦和サポの私ですが、敵の選手で最も見たいのは河井です。彼がどんなテクニックを見せるか、小野伸二に似た期待をしています。
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不可解な冒険(7/17浦和対横浜FM)

2013-07-18 18:48:43 | 浦和レッズ
昨日の浦和対横浜FM戦はテレビ観戦でした。暑さの中の厳しいスケジュールで、ボランチの鈴木啓太が肉離れで離脱し、右DF森脇も原因不明の不調でした。ミシャも何か対策は打つはずと思っていましたが、その対策はDFに坪井慶介と永田充を起用するものでした。

川崎F戦でDFラインを徹底的に崩された理由の一つに、浦和が強気のサッカーをしようとして、攻撃時のオプション戦術の4-1-5にこだわったことが考えられます。意図的にあまり上がらない坪井慶介を起用して、守備時の戦術の5-4-1でもいいと現実的な手に出たのが、ミシャのメッセージだと思います。

試合内容は、Jリーグタイムで相手MF中村俊輔が話した通り、横浜の方がいい試合でした。横浜のストロングポイントの一つである富沢、中町のボール奪取能力が効いていて、中村俊輔は攻撃に専念でき、マルキーニョスの浦和DFの間を狙うポジショニングも絶妙でした。早い時間に先制点を入れたのは横浜のゲームプラン通りだったと思います。

しかし、現実策に出た浦和はカウンターでいい形を作れるようになっていました。興梠がロングボールをキープするか、柏木が前を向いてドリブルするかが攻撃の合図で、チャンスになれば思い切って人数をかけるサッカーは徹底していました。

坪井慶介を使った以上、右サイドの攻撃はある程度犠牲にしますが、こういう暑さで動きが落ちる時期はカウンターでもいいと割り切ったのは好感が持てました。そのカウンターで那須の同点ゴールを得ると、CKからの阿部勇樹のヘディングがこぼれたところに詰めた逆転ゴールを見て、この手を続ければ勝てる可能性もあると思っていました。

そのため、どうしても理解に苦しむのは、ミシャが坪井慶介と永田充を下げて森脇とマルシオを入れた交代です。確かにこの交代は同点にされた後だったので、柏木ボランチ、森脇にも上がらせるいつもの強気の手で勝ちに行こうとしたのでしょう。

しかし、現実策が機能していたこの日の浦和で、この強気のサッカーに出たのは完全に裏目でした。森脇もミスが目立ち、相手に押し込まれCKを与えた試合展開では、栗原のゴールは必然でした。なぜ試合の終盤で機能していた形を手放したのか、この日はミシャの采配が敗因だったと思います。
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