夏バテの疲労が出始めた頃なので、今日は思い切って会社を休み、たまっていたワールドサッカーのビデオを見ることにしました。今更のネタですが、コンフェデ杯3位決定戦、イタリア対ウルグアイをネタにします。結果はもちろん知っていましたが、スペインの動きが鈍く凡戦だった決勝戦より、こちらの方が両者持ち味を出し、面白い試合でした。
理由の一つに、イタリアの戦術的工夫があります。イタリアは1次リーグのメキシコ戦、日本戦、準決勝のスペイン戦を見ましたが、最初は「ピルロ・バロテッリシステム」というべき、4-3-3の布陣を引いていました。ピルロのゲームメーカーとしての能力とバロテッリの決定力を前面に出し、他の選手は彼らの動きをサポートできる選手を起用していました。
しかし、そんなイタリアも、4-3-3では役に立たないはずのトップ下タイプ、アクイラーニ(7番)とディアマンティ(23番)をメンバーに入れていたのは疑問がありました。アクイラーニはフィオレンティーナの10番でボランチもできますが、ディアマンティはボローニャの10番ですが、カウンターサッカーで起点にすると生きるタイプの選手です。
そんなディアマンティは、こんなときのためだという、写真の布陣、4-3-1-2のトップ下に入れました。ピルロもバロテッリも負傷したイタリアですが、こんなオプションを持っていたのはびっくりで、ディアマンティはFKから1得点1アシストの活躍でしたが、流れの中でもボールが収まり、ボローニャのときと同じ仕事ができていました。
ウルグアイも引いて守るだけのチームではない、底力を見せました。それは右SB、Mペレイラ(16番)のイエローカードと、左SBカセレス(22番)の負傷がきっかけで打った、思い切った布陣変更です。普段のウルグアイの4-3-3は3人の中盤を引き気味に配置して、攻撃はフォルラン(10番)、スアレス(9番)、カバーニ(21番)に任せるパターンですが、この日タバレス監督が打った手は機能していました。
それは、スアレス、カバーニの2トップに、フォルランを左MFに回す4-4-2への変更でした。Mペレイラを右MFに上げ、ボランチのロドリゲスを左SBに置く布陣で、この布陣で急造MF、フォルランがMFとしてもうまいことを立証してみせました。南アフリカW杯ではFWで、シュートレンジの長さが売り物のフォルランですが、サイドハーフとしてクロスを上げるプレーも難なくこなしてみせるところはさすがでした。
結果はPK戦で、イタリアGKブッフォンの3人を止める活躍でイタリアが勝利しました。それでも、W杯では疲れ切っていてあまり面白い試合にならないこともある3位決定戦が、これほどの熱戦だったとは思っていませんでした。最後は両チーム足が止まった消耗戦でしたが、見てよかったと実感できた試合だと思いました。
理由の一つに、イタリアの戦術的工夫があります。イタリアは1次リーグのメキシコ戦、日本戦、準決勝のスペイン戦を見ましたが、最初は「ピルロ・バロテッリシステム」というべき、4-3-3の布陣を引いていました。ピルロのゲームメーカーとしての能力とバロテッリの決定力を前面に出し、他の選手は彼らの動きをサポートできる選手を起用していました。
しかし、そんなイタリアも、4-3-3では役に立たないはずのトップ下タイプ、アクイラーニ(7番)とディアマンティ(23番)をメンバーに入れていたのは疑問がありました。アクイラーニはフィオレンティーナの10番でボランチもできますが、ディアマンティはボローニャの10番ですが、カウンターサッカーで起点にすると生きるタイプの選手です。
そんなディアマンティは、こんなときのためだという、写真の布陣、4-3-1-2のトップ下に入れました。ピルロもバロテッリも負傷したイタリアですが、こんなオプションを持っていたのはびっくりで、ディアマンティはFKから1得点1アシストの活躍でしたが、流れの中でもボールが収まり、ボローニャのときと同じ仕事ができていました。
ウルグアイも引いて守るだけのチームではない、底力を見せました。それは右SB、Mペレイラ(16番)のイエローカードと、左SBカセレス(22番)の負傷がきっかけで打った、思い切った布陣変更です。普段のウルグアイの4-3-3は3人の中盤を引き気味に配置して、攻撃はフォルラン(10番)、スアレス(9番)、カバーニ(21番)に任せるパターンですが、この日タバレス監督が打った手は機能していました。
それは、スアレス、カバーニの2トップに、フォルランを左MFに回す4-4-2への変更でした。Mペレイラを右MFに上げ、ボランチのロドリゲスを左SBに置く布陣で、この布陣で急造MF、フォルランがMFとしてもうまいことを立証してみせました。南アフリカW杯ではFWで、シュートレンジの長さが売り物のフォルランですが、サイドハーフとしてクロスを上げるプレーも難なくこなしてみせるところはさすがでした。
結果はPK戦で、イタリアGKブッフォンの3人を止める活躍でイタリアが勝利しました。それでも、W杯では疲れ切っていてあまり面白い試合にならないこともある3位決定戦が、これほどの熱戦だったとは思っていませんでした。最後は両チーム足が止まった消耗戦でしたが、見てよかったと実感できた試合だと思いました。