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Kobby loves 埼玉&レッズ

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歴代18歳との比較(矢島慎也)

2012-03-25 21:02:43 | 浦和レッズ
今売り出し中のFW、矢島慎也選手ですが、もちろんマルシオのキープ力やポポの運動量と同じものを要求してはいけません。まだ、試合の途中で足がつって途中交代しても温かい目で見守ってやる必要がある選手です。それでも、矢島には彼しか持っていない武器もあるのはこの2試合で見えてきました。

それは、ここのスペースならシュートを打てるなと感じる「空間察知能力」です。バイシクルでも打てますし、スペースに飛び込んでいく思い切りはありますから、あとは未だに見せていないヘディングシュートを磨けばもっといい選手になれるでしょう。

今の先輩選手と直接比較してしまうのはかわいそうなので、今回比較相手に選ぶのは18歳のときの永井雄一郎(現横浜FC)です。彼は井原、小村ごぼう抜きという鮮烈なデビューを果たし、将来の代表候補、新星出現と大いに騒がれたものです。しかし、そんな彼も18歳のときはまだ欠点もありました。

それは体力レベルがまだトップレベルに追いついておらず、トップの位置に張っていられず少しずつ下がってきてしまうことです。彼はドリブルを最大の武器にしていましたが、そのドリブルが下がった位置での横方向のドリブルになってしまい、まったく相手を崩す武器になっていない時期もありました。

永井の場合、この欠点を直さなければトップに定着できないと判断した当時の原監督の判断で、ドイツのカールスルーエにレンタル移籍して強さを身につけて帰ってきました。それなら矢島も海外に行けというつもりはありませんが、矢島も当時の永井にないものを持っており、体力が足りないのは仕方ないと思って欲しいと思います。

また、田中達也の18歳のときも、持ち味のサッカーセンスの高さには目を惹かれましたが、彼のコメントではドリブルで抜いて目立つことを目標に掲げていて、何が何でも結果を残そうという意識は希薄でした。矢島がどこまで結果を出すことにこだわっているかはわかりませんが、彼の場合外国人選手からポジションを奪わないと試合に出られないという厳しい立場にいるので、結果を出すことにはこだわっていると思いたいです。

矢島はまだ点を取っていないので、結果を出したとはいえないですが、面白い選手が出てきたという思いは強く刻まれました。あとはゴールと出場機会を得れば、そのセンスを磨いていい選手になってくれると思います。
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