年末年始にやっていた、プレミアリーグベストセレクションのアーセナル対マンUをビデオで見ました。(実際の試合は11月)試合前はアーセナルがアデバヨールの負傷、ファン・ペルシーの出場停止で前線が駒不足と言われていました。
逆にマンUの方は、完全にベストメンバーを揃え、会場がアウェイのエミレーツスタジアムということを除けば、マンUに有利な条件が揃っていました。試合もアーセナルが立ち上がりは落ち着いておらず、バックパスをGKアルムニアが手で取って間接FKを与えて、相手に決定的なシュートを浴びたりと、早い時間でマンUの勝利を予想する展開でした。
ただ、前線が駒不足のアーセナルは、長身のベントナーを1トップに置き、トップ下に本来ボランチのディアビを置きました。ディアビは長身選手なので、クロスが売り物の左MFナスリのクロスを頭で合わせるのが狙いのように見えましたが、そこはアーセナルの指揮を12年執る名将ベンゲル監督らしく、別の狙いもありました。
それは、マンUが誇る攻撃力の高いボランチのキャリック、アンデルソンの2枚に、ディアビがプレッシャーを掛けて、マンUの攻撃を外に限定させるプランでした。これで、マンUはC・ロナウドとパクチソンに頼らざるを得なくなりました。
それでも、平凡なチームだったら、C・ロナウドの個人技にやられてしまうでしょうが、アーセナルの左SBクリシーはC・ロナウドが相手でも、簡単にはクロスを上げさせない粘りがあります。攻撃を単純化するところまでなら、できるチームもあるでしょうが、単純な攻撃にやられないのはある程度チーム力が必要です。
こういう守備ができるのはさすがイングランド4強の一角のアーセナルということになりますが、攻撃陣が無得点だったら、この努力は結果に残りません。結局、この試合を動かしたのは、これまではクロス専門の左MFと思っていた、ナスリの2点です。
ナスリは今季フランスリーグのマルセイユから移籍してきたフランス代表の21歳で、気の早いマスコミには「ジダンの後継者」と言われています。ただ、ここまでアーセナルの試合を見た限りでは、点が取れる選手には見えませんでした。
マンUからの2ゴールは、ひょっとしたら彼がワールドクラスに成長するきっかけになるゴールかもしれません。
逆にマンUの方は、完全にベストメンバーを揃え、会場がアウェイのエミレーツスタジアムということを除けば、マンUに有利な条件が揃っていました。試合もアーセナルが立ち上がりは落ち着いておらず、バックパスをGKアルムニアが手で取って間接FKを与えて、相手に決定的なシュートを浴びたりと、早い時間でマンUの勝利を予想する展開でした。
ただ、前線が駒不足のアーセナルは、長身のベントナーを1トップに置き、トップ下に本来ボランチのディアビを置きました。ディアビは長身選手なので、クロスが売り物の左MFナスリのクロスを頭で合わせるのが狙いのように見えましたが、そこはアーセナルの指揮を12年執る名将ベンゲル監督らしく、別の狙いもありました。
それは、マンUが誇る攻撃力の高いボランチのキャリック、アンデルソンの2枚に、ディアビがプレッシャーを掛けて、マンUの攻撃を外に限定させるプランでした。これで、マンUはC・ロナウドとパクチソンに頼らざるを得なくなりました。
それでも、平凡なチームだったら、C・ロナウドの個人技にやられてしまうでしょうが、アーセナルの左SBクリシーはC・ロナウドが相手でも、簡単にはクロスを上げさせない粘りがあります。攻撃を単純化するところまでなら、できるチームもあるでしょうが、単純な攻撃にやられないのはある程度チーム力が必要です。
こういう守備ができるのはさすがイングランド4強の一角のアーセナルということになりますが、攻撃陣が無得点だったら、この努力は結果に残りません。結局、この試合を動かしたのは、これまではクロス専門の左MFと思っていた、ナスリの2点です。
ナスリは今季フランスリーグのマルセイユから移籍してきたフランス代表の21歳で、気の早いマスコミには「ジダンの後継者」と言われています。ただ、ここまでアーセナルの試合を見た限りでは、点が取れる選手には見えませんでした。
マンUからの2ゴールは、ひょっとしたら彼がワールドクラスに成長するきっかけになるゴールかもしれません。