三月二十一日の公園

「アクセル君、もう来てたんだね」
「こんにちは、コバ君｝



「リラ姉さん、お腹の調子どう？」と、ベッカム君。
「もう大丈夫よ」



「リラ姉さんが病気だと心配だよ」と、アクセル君。



「ね、みんな心配してたんだよ」
「うふっ、ありがとね」



「俺様もお腹壊したらみんなが心配してくれるかなあ。。。」と、テリー親分。



「私のいない間、公園はどうだった？」
「う～ん、なんかプードルだらけだった。。。」



あ、すずめちゃんだ、久しぶりね。



「アクセル君、あそぶ？」
「え、いいけど。。。」



「ジルちゃ～ん、今日も可愛いよ」



あ、ノイちゃんが来た。



今日はレオン君もいっしょ。



「リラお姉ちゃん！」と、はじけるジルちゃんを後ろでにこやかに見守るベッカム君。



「プードルばっかで、遊び相手にならないなあ。。。」とレオン君。



「あ、プードルをバカにしたわね！　相手になってもいいわよっ」と、体育会系女子アクアちゃん。



アンジュちゃん、一歳過ぎたけれどまだまだお子様のしぐさ。



しょっちゅう会ってるわんこ同士は仲良しだけれど、たまに珍しい仔がくると一斉に吠えだす。



「ねえノイちゃん、ベンチにおやつもってるおじさんが二人もいるよ」
「ラッキー！」



自然はなんて美しいんでしょう。



コバちゃん、今日もみんなに会えてよかったね。