(二日)
「あ、おやつだ!」と、ベッカムママの手元を見つめるアンジュちゃん。
「ジルにもくだしゃい!」
「ボクには箱ごとください!」と、ケアリイ君。
「次はコバちゃんね」
「え、ボクのじゃないの?」と、ベッカム君。
「あ、ケアリイ兄ちゃん、挨拶が遅れてすみません」
「いいってことよ」
「ボクのフランちゃ~ん、今日も元気かい?」
「え?ボクのって。。。」
「コバ兄ちゃ~ん、だいちゅき!」と、しっぽブンブン。
「ジルのことも、ちゅきでちょ?」
「うん、大好きだよ」
帰り間際に会ったこの仔、狆のジャック君、今9歳だそうです。
たまにしか会わないわんこは、なかなか名前が思い出せないけれど、名前を聞くと「ああ、あったことあるな」と、かすかに覚えている。
(三日)
今日は雨が降りそうもないのでカメラを持っていきました。
あれ、ジロウ君がいる。 でもリードをもっているのはアンジュパパ。
今日はジロウ父さん、足が痛くて歩けず、途中であったアンジュパパがアンジュちゃんと一緒に連れてきたんですって。
丸アタマアクアちゃん、お目目も可愛いよ。
「ねえ、アクアちゃん、かくれんぼしてんの?」と、ぷりんちゃん。
「違うも~ん」
「わ、アクアちゃんって以外とお口大きいのね」
パパに抱っこされたぷりんちゃん、なんて可愛いお顔!
快活なケアリイ君が来ると、いつもそっと遠くに離れていたノイちゃん、今日は珍しく
ずっと傍にいる。 顔の向きは微妙だけど。
「それがなにか?」
いえいえ、いいんですけどね。
いつも会っている仲間同士は、大小関係なく仲良くしている。
前にも書いたことがあるけれど、これが通りすがりのわんこ同士だったらこうはいかないだろう。
「それはな、オレサマがちゃんと仕切ってるからさ」
はい、テリー親分さん、その通りでござんす。
秋の日は釣瓶落とし、あっというまに暗くなる。
「コバクン、サイキンオトウト2ゴウトケンカシテンノ?」と、カエルのピコちゃん。
「喧嘩なんかしてないってば、うるさいなあ、も~」