たびびとの写真帳

*小さな旅の思い出写真集*

旅先・散歩中の心に残る写真が中心です。
旅の思い出・滝・風景・花の写真など。

6年前の奥日光紅葉風景

2016年10月20日 | 写真

奥日光小田代が原「貴婦人と草もみじ」 2010/10/12 撮影 

 

 奥日光湯ノ湖畔にて 2010/10/12 撮影

 

奥日光竜頭の滝にて 2010/10/12 撮影

 今日は北海道は札幌、旭川など平野部でもこの後寒冷前線の通過で初の積雪となる予報が出ている。平年よりも一週間以上も早い。一方西日本から関東にかけては「夏日」に戻り、25℃を超える所が多いという。やはりどう考えても異常気象としか言いようがない。千葉でも朝から日光がまぶしく昨日までの服装ではとてもだめな暑さとなっている。予報では明日からはまたすっかり平年並みの気温になりそうだ。

 この秋はなにかと忙しく、昨年までのような各地への紅葉撮影旅にはまだ一度も出かけられないでいる。もやもやしながら時々過去の記録写真を呼び出して記憶をたどったりしている。思い切り6年前に遡りこれまでいちばん旅に出た回数の多い奥日光の紅葉写真をHDから抜き出してみた。6年前といえば、フィルムカメラからデジタル一眼レフカメラに買い換えてまだそれほど間もない時機だったと思う。使い方もまだまだよくわからずとにかくたくさん撮って帰ろうという感じであちこち動き回って撮影していた。

 一枚目は、観光客、カメラマンが多く集まる奥日光「小田代が原」の「貴婦人」(広々とした湿原の彼方に一本だけ見えるすっきりとした姿の白樺の木の愛称)と手前の「草もみじ」風景である。だいたい10月中旬ごろから紅葉が見頃になる所なので、今年も今頃はきっと秋色鮮やかな景色となっていることだろう。

 二枚目は奥日光最深部の「湯ノ湖」畔で撮影した紅葉風景でこの辺りが奥日光でも一番早く紅葉が始まる所となっている。今日あたりはもう向こう岸ももっと色づきが進んでいることだと思う。

 三枚目は湯ノ湖に次いで色づきが早い竜頭の滝で、今日もこの写真と同じくらいには紅葉が進んでいるのではないかと想像できる。実は日光にはあちこちに滝が多くて、この頃から滝の撮影に夢中になり始めたのを記憶している。まだ滝の撮影の仕方などまったくわからず、ただ普通の風景写真のように紅葉の美しさにだけ目を奪われてシャッターを切りまくっていたものだ。流れる水の表情をどのくらいのシャッタースピードで撮影したらよいかなど考えもしなかった。撮影データをチェックすると、この写真のシャッタースピードは1/60秒となっていた。水の表情がなんだか味気ない。思えばその後いろいろと試行錯誤を重ねて、三年後にはPLフィルターやNDフィルターを使い、超スローシャッターでも水の白さが白飛びせず撮影できるようになってきた。趣味の世界も奥が深くいろいろと勉強しなくては喜びが湧いてこない。大事に記録(データ)を残しておくとこのように瞬間的に過去をたどることができて楽しい。

 


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