「幻の滝」(=「おしらじの滝」)はもうすっかり「秘境の滝」ではなくなり、よく整備されたかなりの広さの駐車場に入りきれない車が道端にも並んでいた。やむなくまずスッカン沢へと向かい、帰りに再度立ち寄ることにした。約3時間後の戻り道には駐車場もかなりゆとりができていた。
この滝を初めて訪れた時には滝水がまったく流れていないその名の通りの「幻の滝」でがっかりしたものだった(6/29更新記事)。この経験から二度目は雨が続いた後をねらって出かけた。その日は繊細な白い滝の流れと静かな澄み切ったコバルトブルーの滝つぼをゆっくり撮影できた(8/3更新記事)。今回もやはり適度な雨の後をねらい、前回に劣らずきれいな滝景色を満喫することができた。
ウェブサイトでくわしく調べているうちに、昨年この滝の岩壁の上から落下した死亡事故があったことを知った。また子熊の出没ニュースもあった。「クマ出没注意」の看板はあちこちで見かけるが、気軽な街角散歩姿の人と出会い心配になることがある。塩原ー矢板線の山岳道路沿いで訪れる人が多い「スッカン沢」やこの「おしらじの滝」コースは携帯電波は圏外で緊急時の連絡もできない。深い山中で足場も不安定なので気をつけてほしいと思う。
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