たびびとの写真帳

*小さな旅の思い出写真集*

旅先・散歩中の心に残る写真が中心です。
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梅ヶ瀬渓谷を歩く - I

2018年12月01日 | 写真

2018.11.28 撮影

 千葉県市原市小湊鉄道養老渓谷駅前を通過してすぐ先(約50m)で右折して線路を渡り「梅ヶ瀬渓谷」へ向かった。しばらく進むとトンネルがあり、その手前とトンネルの奥に駐車場がある。午前10時すぎに渓谷最深部の「旧日高邸跡」へと通じる渓谷道を歩き始めた。前夜来の雨は未明には止み辺りには朝もやが立ち込めていた。朝日が差し込んできたのでさっそくカメラを取り出して撮影を始めた。 

 

 

 

 「梅ヶ瀬渓谷道」とはいっても、渓流沿いの道はしばしば途絶えて沢沿いに下りて何度も沢を渡ることになる。橋は(とはいっても小さな谷に木材が渡してあるだけ)「旧日高邸跡」直前のただ一ヶ所しかかかっていない。流れの中の自然石を選んで一歩一歩慎重に渡る。十数回くらいも沢を渡ることになる。また沢沿いの道も悪路になっている場所が多いので履物はトレッキングシューズなどしっかりしたものが望ましい。前日までの雨の降り方次第では長靴でないと進むことはできないので注意を要する。大雨の後はとても奥へ向かうことはできない。 初めてでかける人は前日までの雨の降り具合や当日の天気予報など細かく調べておいたほうがよい。そんなわけでこのコースは観光バスが集中する「養老渓谷」とはまったく異なり、観光バスも入らず大勢の団体が歩いていることはない。

 

 沢沿いの紅葉や断崖絶壁の景色はすばらしい。足元の流れにも変化があり、しばしば立ち止まってカメラを構える。さまざまな植物も目を楽しませてくれる。(*この写真の植物は高さ80cmくらいはあり無数の朝露がキラキラと輝いていた。イネ科の「エノコログサ」(=ネコジャラシ)にそっくりで仲間だと思われるがかなり大きくて調べてみてもまだ正確にはわからない。) 

 

 駐車場から最深部の「旧日高邸跡」までは約2.5kmで往復約5km歩くことになる。旧日高邸跡地には休憩用の古びた木製のベンチがありひと休みすることはできる。また「旧日高邸跡」から沢沿いを戻らず、急峻な山道を大福山展望台まで上り長い車道を駐車場まで下る道もある。


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