たびびとの写真帳

*小さな旅の思い出写真集*

旅先・散歩中の心に残る写真が中心です。
旅の思い出・滝・風景・花の写真など。

台風15号の爪あと(追記2)

2019年09月14日 | 写真

 9月9日未明に台風15号は東京湾を北上し、午前5時前に千葉市に上陸した。千葉市では最大瞬間風速57.5mという観測史上最も激しい暴風が吹き荒れた。台風が東京湾を北上中、神奈川県東部と房総半島全域にわたり暴風圏内となり、その後県内各地で長時間にわたり停電や断水が続き、そのほか各種の甚大な被害が出ている。停電の完全復旧にはさらに長い時間がかかる状況で、熱中症により高齢者が亡くなるニュースも流れ始めた。(*写真は千葉港ポートパークにて、10日午後撮影)


  台風上陸地点に近い千葉港へ出かけてみた。写真奥にそびえている高さ125mの「千葉ポートタワー」下には家族連れで水遊びできる人工海浜があり、広い園内には樹木の多い散策路や水遊びプール、芝生広場、スポーツ施設もある市民の憩いの場となっているが、クスノキやプラタナスなどの大木がいたるところで無残にも根こそぎなぎ倒されていた。大型台風直撃のすさまじい爪あとを目の当たりにしてぼう然とした。千葉港のシンボル「千葉ポートタワー」は無事だったが、おそらく暴風で大きく揺れ動いていたにちがいない。また千葉市より南方の山間では通行止めの道路も多くなっている。


 「追記」時間が経つにつれて徐々に千葉県内の被害状況もよくわかるようになってきています。千葉市内でもいまだに停電が続いている地区があります。暴風による被害はどこでも発生していて、実は自宅の屋根も昨日数箇所ブルーシートで応急処置をしたばかりです。近辺でも家や車庫の屋根の被害だけではなく、どこからかいろんなものが飛ばされてきて庭や車庫に吹き溜まり、車なども被害を受けています。東京湾の向こうの神奈川県東部の被害状況もニュースで流れるようになってきました。一時間でも早く停電や給水ストップなどが復旧するよう祈るばかりです。

「追記-2」:昨日までの状況では千葉県内各地の被災地の復旧作業はまだ相当の日数がかかるようです。とりわけ電気・水道がまだ復旧していない地域のたいへんな状況を思うと心が痛みます。屋根の被害だけで済んだ自宅は幸いでしたが、どこも関連業者への修理依頼が殺到してなかなか手が回らない状況になっているようです。工事が始められるのは早くて来月末ごろになるかもしれないということでした。おそらく11月以後にずれこむことになるような気がしています。今後の台風の発生がとても気がかりです。
 このところカメラを持って出かけることがまったくなくなっています。これまでは気軽に車を走らせていた県内の山あいの道路もいたるところで通行止めになり、いつもカメラ散歩にでかける隣の佐倉市にあるDIC川村記念美術館庭園や自宅から近い千葉市都市緑化植物園でさえも、多くの倒木対策、園内整備のため入り口には庭園閉鎖中の掲示が出されロープが張られています。
 これまで長い間「たびびとの写真帖」にたくさんのご訪問をいただきありがとうございました。とても残念ですがこのような訳で当分の間記事の更新はお休みさせていただきますのでよろしくお願いいたします。
                             
 2019.9.20 記  たびびと


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