たびびとの写真帳

*小さな旅の思い出写真集*

旅先・散歩中の心に残る写真が中心です。
旅の思い出・滝・風景・花の写真など。

紫陽花にベニシジミ  6/1

2020年06月02日 | 写真



 紫陽花の花が楽しめる季節。雨模様の予報が出ていた昨日
近くの植物園を散歩した。たくさんの花房がほんのわずかずつ
淡いブルーやピンク色に色づき始めていた。

 最初はすべて白っぽい花びらが、日当たりのよさそうな位置から
徐々に色づく様子が見られる。その淡い色彩がとても美しい。







 目の前を鮮やかな紅色の蝶が舞って通り過ぎて
すこし離れた色合いがまだとても淡い花房にとまった。

驚いて逃げないように気をつけながらそっと近づいて
カメラを構え何度かシャッターを切ることができた。
一目見ただけで種がわかる蝶の中では
モンシロチョウと同じくらいよく見かける種だと思う。

 「チョウ目チョウ科ベニシジミ」:日本全土に分布し
平地から高山までいたるところでよく見かける種で
姿は小さく可憐で翔の紅色が美しい。
翔を広げた長さはほんの1~2㎝ほどで動きが速い。

日本の蝶類の中では最も産卵期が長く
成虫は3月から11月まで見ることができる。

成虫は花から花へと飛び回り蜜を吸う。
幼虫は冬の間タデ科の草を食べて過ごす。

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成田山公園散策 12/5

2019年12月07日 | 写真

 千葉県内で指折りの紅葉名所として知られる成田山新勝寺大本堂裏手一帯に広がる深い木立に包まれた成田山公園を散策した。実はこれが今年初めての紅葉風景撮影で、ゆっくり時間をかけて園内を歩き回った。気候温暖な房総の秋景色は例年12月初旬ごろが見頃になるが、ここでも11月下旬頃に色づき始めて師走上旬には見頃を迎える。園内各所の紅葉・黄葉は期待通りの美しさで、時間の経つのも忘れて夢中で撮影を続けた。


































 国道51号成田街道沿いの駐車場に戻り空を見上げると、北西からの強い寒気の流れ込みを告げる雲が空いっぱいに広がっていた。
いよいよ本格的な冬の寒さが続くようになるだろう。
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南房総海岸風景

2019年11月10日 | 写真

南房総布良海岸夕景 2019.11.8 撮影


 1997年に放映された反町隆史・竹野内豊・広末涼子など出演のテレビドラマ「ビーチボーイズ」のロケ地で一躍有名になった南房総館山市の布良海岸へ向かった。この辺りから房総最南端の白浜野島崎灯台周辺までの海岸線には変化に富んだ岩礁が多く、彼方には伊豆大島の姿が見渡せる絶好の撮影ポイントとして人気が高い。まだ日も高いうちに現場に着いて、押し寄せる波を超スローシャッターや高速シャッターで撮影練習したりしながら夕日が伊豆大島付近に落ちてくるのを待った。
 上空には雲一つ見当たらない好天気だったが、伊豆大島の上にはすこし雲がかかっていた。夕日がその雲に近づくと雲の隙間から光芒がさして見事な光景になってきた。手前の海岸線の奇岩を前景にして何度も何度もシャッターを切り続けた。






 
まだ日が高い間、海岸線の奇岩の合間に押し寄せる波をND500フィルターを使い長秒露光で撮影練習をしてみた。




久しぶりにダルマ夕日の瞬間も撮影することができた
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植物園散歩 11/6

2019年11月07日 | 写真

 いつもの散歩コースになっている「千葉市都市緑化植物園」では、11月17日までの期間毎年恒例の菊花展開催中です。園内は台風被害による倒木処理などでまだ一部は立ち入り禁止場所がありますが、大部分は自由に散策できるようになっています。庭園奥の菊花展会場は見物客でにぎわっていました。



 
たくさんの錦鯉が泳いでいる池の中に「コウホネ(河骨)」の黄色いつぼみを一つ見つけた。



  
園内のせせらぎの中の苔むした岩の上にホトトギスが根付き、一輪だけ花が咲いていた。




 この写真は三つ前の更新記事「久しぶりの植物園10/6」に載せたものです。この植物の名がなかなかわからず、以後ウェブサイトなどですっと調べ続けていましたが、昨日やっとほぼ間違いない花を探し出すことができました。

「イヌショウマ(犬升麻)」:キンポウゲ科サラシナショウマ属の山野草で日本、朝鮮半島、中国に分布する。国内では関東から近畿地方にかけての山地の湿り気のある林床に自生し、草丈は100㎝前後。夏から秋にかけて茎先に小さな白い花が密集した多くの長さ約30㎝ほどの穂状花序をつける。穂先の多数のつぼみもピンク色がかっていてかわいらしい。同じ仲間の「サラシナショウマ」の花穂は大きな花序が一つだけ目立っていいるのが特徴で見分けができる。またやはりよく似ている「オオバショウマ」は、その名のとおり一見して葉がかなり大きいのでこれも見分けができる。


<お知らせ>
佐倉市川戸のDIC川村記念美術館の庭園は台風15号による倒木の整理や園内施設復旧のため長い間休園になっていますが、「再開園は新年一月下旬以後になる見込み」ということです。(*美術館、レストラン、ギフトショップ付属ギャラリーは営業中です。詳しくはホームページで確認してください。) kawamura-museum.dic.co.jp
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ふるさと広場のコスモス(佐倉市)

2019年11月02日 | 写真

 2019.11.1 台風15号で被害を受けた屋根のブルーシートを長い間見上げてきましたが、またその間にも台風19号と21号の強風でめくれてしまい、二度の修復を経てやっと天候も安定してきました。どうやら台風シーズンも終わり、北国や標高の高い地域からは積雪の便りが届き始めています。先月末に修理を依頼していた業者からやっと工事日程の連絡が入り、年内には完了の予定で近日中に工事が始まることになりました。
 昨日はかなり暖かい日差しの中、久しぶりに千葉市からは車で30分ほどの佐倉市ふるさと広場へ出かけました。印旛沼のほとりのシンボルになっているオランダ風車の周りは、春のチューリップフェスタ、夏にはひまわりフェスタと花火大会、秋にはコスモスフェスタなどが開催されて例年多くの人が訪れる憩いの場になっています。夏のひまわりフェスタは台風被害でだめになりコスモスフェスタもひょっとすると、と心配をしていましたが、やはり残念なことにオランダ風車の周りの見事なコスモス畑は今年はまったく見ることができません。
 ただし、オランダ風車周囲のイベント広場から道路を渡った堤防沿いのくぼ地には、驚いたことにこれまで見たことがないほどたくさんのコスモスが咲きそろっていました。このくぼ地なら台風の強風でコスモスの若い茎がそれほどは傷まずに無事きれいな花を咲かせることができたのでしょう。
 オランダ風車はかなり離れていて以前のように風車とコスモスをうまく取り入れた構図で撮影はできなくても、この場所で今年の秋の雰囲気を満喫することができたのは本当に幸いでした。


 一枚目の写真を撮った位置で振り向いて反対方向を見ると、ずっと向こうまで堤防沿いのくぼんだ位置にコスモスが咲きそろっているのがわかります。きっと暴風の吹き荒れた時でも吹き飛ばされず耐え続けたのでしょう。

 

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秋の花三種と昆虫

2019年10月15日 | 写真

2019.10.14 千葉市都市緑化植物園にて

 ホトトギスの花は今がいちばんの見ごろ。台風で葉や茎は傷んでいるが花はきれいに咲きそろっている。一見奇妙な姿のホバリングが得意なこの昆虫は「スズメガ」の一種「ヒメクロホウジャク」で、花から花へと忙しく飛び回り吸蜜する。幼虫はアカネやヘクソカズラなどを食べて成長する。



「ノコンギク」:野菊の代表種で純白の花びらがとても清楚できれいに目に映る。花の色は淡い紫、濃い紫色のものもある。この花は花びらがところどころ散ったのではないかと思われるように隙間があり、不規則に並んでいるのが特徴になっている。それに気づくとすぐに「ノコンギク」だとわかる。


「オケラ」:キク科オケラ属の山野草。秋に白いヒゲのような頭花を咲かせる。ピンクや赤の花もある。春に若芽が出たら揚げ物にして食べるとおいしいといわれる。梅雨の時期にはおけらの乾いた根を室内で焚いていぶし、湿気やカビを防ぐことを「おけら焼く」と呼び、古来湿気の多い土地で行われたという。
 京都八坂神社の「をけら詣り」は、大晦日から元日にかけて社前でおけらの根を入れてかがり火を焚く。参詣人はその火を縄に移して消えないように振りながら持ち帰り、神棚や仏前の燈明に点じ、また元日のお雑煮を作る際の火種にして一年の無病息災を祈る。おけらは厄除けの植物にもなっている。
 八坂神社の「びゃくじゅつ詣り」は「をけら詣り」とも呼ばれる。古名は「うけら」でしだいに「をけら」、「おけら」になった。
生薬名は「びゃくじゅつ」で、その根茎には整腸、利尿の薬効がある。とてもめずらしい植物をいつもの散歩コースの千葉市都市緑化植物園内で見つけて撮影することができた。

 
台風19号による災害お見舞いを申し上げます
 


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フォトクラブ四季写真展

2019年09月26日 | 写真
 「フォトクラブ四季写真展」*期間:9月24日~29日(*最終日午後3時終了) *展示時間:午前9時~午後9時
*場所:千葉市中央区「青葉の森公園」西口駐車場前「千葉市ハーモニープラザ」1階展示室(電話)043-209-8771
 近くにお越しの時はどうぞお気軽にお立ち寄りください。
*台風被害の屋根の工事は順番待ちでブルーシートのままです。以前から計画していた写真展を実現することができました。
 五人展で、たびびとは以下の思い出深い5点の写真を出展しています。(どれもA3サイズプリントです。)



「冬の湖」(栃木県湯西川ダム湖にて)

    このダム湖の立ち枯れの木々もやがては上高地の大正池のように朽ちて水中に没してしまうのでしょうか・・・


「青い沼」(福島県裏磐梯五色沼コース青沼にて)

雪が深くスノーシュー着用でないと危険でとても近寄れません。



「光ぼう」(栃木県の秘境「スッカン沢」にて)

「光ぼう」(*編集ページで「ぼう」の漢字変換ができないのでひらがなです。)

山深い谷間のスッカン沢は撮影ポイントが多く魅力的ですが、携帯電話は使えず沢沿いの足場が不安定で要注意です。



「湖畔の朝」(福島県猪苗代湖畔志田浜にて)

猪苗代湖畔志田浜はシベリアからの渡り鳥の楽園になっています。会津磐梯山の眺めが雄大!


「湿原の朝」(栃木県奥塩原大沼園地にて)

早朝の大沼園地は濃い霧がたちこめてすこし先も霞んで見えないほどでした。

*「フォトクラブ四季写真展」に多数の方々のご来場をいただきましてありがとうございました。

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台風15号の爪あと(追記2)

2019年09月14日 | 写真

 9月9日未明に台風15号は東京湾を北上し、午前5時前に千葉市に上陸した。千葉市では最大瞬間風速57.5mという観測史上最も激しい暴風が吹き荒れた。台風が東京湾を北上中、神奈川県東部と房総半島全域にわたり暴風圏内となり、その後県内各地で長時間にわたり停電や断水が続き、そのほか各種の甚大な被害が出ている。停電の完全復旧にはさらに長い時間がかかる状況で、熱中症により高齢者が亡くなるニュースも流れ始めた。(*写真は千葉港ポートパークにて、10日午後撮影)


  台風上陸地点に近い千葉港へ出かけてみた。写真奥にそびえている高さ125mの「千葉ポートタワー」下には家族連れで水遊びできる人工海浜があり、広い園内には樹木の多い散策路や水遊びプール、芝生広場、スポーツ施設もある市民の憩いの場となっているが、クスノキやプラタナスなどの大木がいたるところで無残にも根こそぎなぎ倒されていた。大型台風直撃のすさまじい爪あとを目の当たりにしてぼう然とした。千葉港のシンボル「千葉ポートタワー」は無事だったが、おそらく暴風で大きく揺れ動いていたにちがいない。また千葉市より南方の山間では通行止めの道路も多くなっている。


 「追記」時間が経つにつれて徐々に千葉県内の被害状況もよくわかるようになってきています。千葉市内でもいまだに停電が続いている地区があります。暴風による被害はどこでも発生していて、実は自宅の屋根も昨日数箇所ブルーシートで応急処置をしたばかりです。近辺でも家や車庫の屋根の被害だけではなく、どこからかいろんなものが飛ばされてきて庭や車庫に吹き溜まり、車なども被害を受けています。東京湾の向こうの神奈川県東部の被害状況もニュースで流れるようになってきました。一時間でも早く停電や給水ストップなどが復旧するよう祈るばかりです。

「追記-2」:昨日までの状況では千葉県内各地の被災地の復旧作業はまだ相当の日数がかかるようです。とりわけ電気・水道がまだ復旧していない地域のたいへんな状況を思うと心が痛みます。屋根の被害だけで済んだ自宅は幸いでしたが、どこも関連業者への修理依頼が殺到してなかなか手が回らない状況になっているようです。工事が始められるのは早くて来月末ごろになるかもしれないということでした。おそらく11月以後にずれこむことになるような気がしています。今後の台風の発生がとても気がかりです。
 このところカメラを持って出かけることがまったくなくなっています。これまでは気軽に車を走らせていた県内の山あいの道路もいたるところで通行止めになり、いつもカメラ散歩にでかける隣の佐倉市にあるDIC川村記念美術館庭園や自宅から近い千葉市都市緑化植物園でさえも、多くの倒木対策、園内整備のため入り口には庭園閉鎖中の掲示が出されロープが張られています。
 これまで長い間「たびびとの写真帖」にたくさんのご訪問をいただきありがとうございました。とても残念ですがこのような訳で当分の間記事の更新はお休みさせていただきますのでよろしくお願いいたします。
                             
 2019.9.20 記  たびびと
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初秋の白い花

2019年09月12日 | 写真

 「センニンソウ」(仙人草):キンポウゲ科センニンソウ属のつる性の多年草で、盛夏から初秋にかけて真っ白な四弁花を無数に咲かせる。とても涼しげで思わず立ち止まって眺めたくなる。またこの花は近寄るととてもよい香りがする。「センニンソウ(仙人草)」の名は、秋の実の先につく細い毛のように見えるものを仙人のひげに見立てて名づけられたという。別名の「馬食わず」は、有毒植物のため馬も食わないことに由来している。残暑厳しい先日の昼下がりに南房総の山あいを車で走っていると、あちこちで道脇の林の中にまるで雪が積もったかのように咲き誇るセンニンソウが眼に入り、何度か車を止めて撮影した。




 「ヘクソカズラ」(屁糞蔓):アカネ科のつる性多年草で、国内では北海道から沖縄までどこでも見ることができる。国外ではアジアからインド方面まで分布している。道端から林の中、公園などいたるところに生育する。

 思えばこの上なく気の毒な名をつけられた植物で、なぜこのような信じられないほどひどい名なのかどうしても調べてみたくなる。実は、「センニンソウ」とは異なり、この植物の茎や葉がとても強い悪臭を放つことに由来している。驚いたことに、万葉の時代にもこの植物が「くそかずら」と詠まれていることがわかった。明治になって更にその頭に「屁」までつけられたことになる。また英語名でもこの植物は”skunkvine"(スカンクのように臭いつる草)となっている!!
 だが救いもあった。この植物の花はとてもかわいらしい。そのことから(×「屁糞蔓の花」ではなく)別名「サオトメバナ(早乙女花)」とも呼ばれている。田んぼで並んで田植えををする乙女たちのかわいらしい笠に見立てて名づけられたという。もう一つ、秋には小さなオレンジ色に近い色合いのかわいい実をたくさんつける。
 野辺の散歩中にこの花や実を見かけた時は、触らずにスナップ写真を撮り(*触ると葉や茎が傷ついて悪臭が出るため)じっと見つめてあげることにしましょう。


 
 台風15号による災害お見舞いを申し上げます
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初秋の大山千枚田 9/4

2019年09月08日 | 写真

 日本の棚田百選「大山千枚田」は、千葉県(房総半島)の南端鴨川市の山あいにある。いまプロフィール写真にも何年に一度しか見られないこの棚田の雪景色の写真を使用している。関東地方にはこの他には栃木県の「国見の棚田」と「石畑の棚田」の二つが百選に指定されている。広い関東一都六県には日本棚田百選指定の棚田はわずか三ヶ所だけになっている。
 大山千枚田では例年8月末か9月始めの土曜日・日曜日に稲刈りが行われる。他の多くの棚田がそうであるように棚田オーナー制度を導入しているので、広く県外からもたくさんのオーナーがこの時期には集まってくる。昔と変わらないすべて手作業の作業が行われ見ていてとても懐かしくなる。(*田植えはほとんどの田んぼで例年5月の連休中に行われる。)



 棚田全体を見回すと、すでにほとんど稲刈り作業と一定期間の日干しのための「はざかけ」作業は終わっていた。稲刈りの済んでいない田んぼはほんのすこししか残っていなかった。この週末には予定されていたと思うので、おそらく昨日・今日の台風襲来直前の休日に朝から急いで作業が行われたのではないかと思う。稲は十分乾かす必要があるので、台風15号の雨で濡れてしまったらその後の脱穀作業などはすこし遅れてしまうことになるだろう。


 棚田倶楽部事務所のある建物近くに古民家を改造して営業されているカフェ・レストランがある。その入り口付近にこの楽しい人形つきの案内標識が出されていた。これはこれまで見たことがなかったので、「案山子コンテスト」にあわせて作られたのではないかと思う。


 道脇に「案山子コンテスト」参加作品が並んでいた。この案山子には「棚田を守る令和おじさん」という題がつけられていた。


この案山子がいちばんかわいらしい。




広い棚田を見渡せる高い杉の木のてっぺんにシラサギが一羽とまっていた
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初秋の庭園散歩

2019年09月02日 | 写真

2019.9.1 撮影(DIC川村記念美術館庭園にて)

 初秋とはいえ残暑がきびしい毎日です。毎年楽しみにしている川村記念美術館庭園のパンパスグラスもきれいに白い花穂が伸びています。この花穂は例年9月~10月に楽しめます。手前のピンクのボケは池畔の酔芙蓉の花。昼頃に撮影したので花の色は白からピンクへと変色しています。じりじりと真夏日の日差しが照りつけていても、園内の植物は確実に秋の装いになってきているようです。 


 
スイレン池の畔のガマズミの実はだんだんと大きくなり赤味が増してきています。

深秋の真っ赤な実と見事な紅葉が待ち遠しくなります。




 
美術館前の噴水池では、春に誕生したコブハクチョウのひな鳥に親鳥がいつも寄り添って守っています。

手前のひな鳥も以前よりもずいぶん大きくなってきて、まもなく見分けがつかなくなりそうです。




庭園散策路脇の草地にヒガンバナの仲間のキツネノカミソリが咲いているのを見かけてびっくり。

この庭園内でキツネノカミソリを見るのはこれが初めてです。まもなくヒガンバナも咲き始めるでしょう。



スイレン池の畔にそびえているトチノキ(栃の木)を見上げると、大きな葉は秋色に色づき始めていました。

トチノ実も大きく育ち、まもなく中から栗の実に似た茶褐色の実が地面に落ちてくるでしょう。

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佐倉城址公園「姥が池」

2019年08月25日 | 写真

2019.8.25 撮影 佐倉城址公園姥が池(うばがいけ)にて

 朝から日差しが強く暑い。木立が多く日陰が涼しい佐倉城址公園へ散歩にでかけた。千葉市内からは車で30分も走れば駐車場に着く。日曜日ということもあって国立歴史民俗博物館脇の広い第一駐車場はほぼ満車になっていたが、ぐるぐる回っているうちに運よく木陰の駐車スペースが一台分空いていた。坂道を池畔まで下りて見渡すと、まだ水面いっぱいに涼しげな白いスイレンが咲いていた。日差しが強いので林道側から池を見ると、木漏れ日が差し込んで光るスイレンがとてもきれいに眼に映った。暑さも忘れてしばらくその場所で撮影を楽しんだ。


 日陰の林道から池全体を見渡すと、水面全体のおよそ80%がスイレンで覆われている。手前と右側は林道沿いで日陰になることが多いためかスイレンの育ちがよくなくて花の数も少ない。まだつぼみもあちこちに見られる。花もとても小さくてスイレンだかヒツジグサだか見分けがつかない。噴水の水が涼しげに飛び散っている。


 この池に無数と言ってよいほど繁殖しているミシシッピアカミミガメがやたらと目に付く。あちこちで必死に甲羅干しのためスイレンの葉に上がろうとしているが、亀の体が重くて沈んでしまう。岸辺に上がって体を干したいのだろうが散歩する人が多くてなかなか落ち着いていられないようでかわいそうにもなる。


 古木の多い城址公園だがどこを歩いてもこの池以外にはどこにも花は見当たらない。歩くだけだと暑くて耐えられない。再び池畔に戻って亀の動きを見たりスイレンを撮影したりしながらのんびりと過ごした。
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安房勝山海岸夕景

2019年08月18日 | 写真

2019.8.17 撮影

 このところなにかと都合がわるくて撮影にもまったくでかけていなかったが、久しぶりに南房総鋸南町方面へでかけた。前日の16日は安房勝山海岸のみささぎ島で恒例の「灯篭流し」が予定されていた。まだ一度もでかけたことがないので撮影に行く予定はしていたが、台風10号の余波で無理ではないかと思い念のため電話で問合せしてみると、やはり強風のため波が高く今年は中止ということだった。昨日17日は台風一過で朝からよく晴れていたので、夕日が富士山の頂上付近に落ちる頃でもありでかけてみることにした。
 海岸に着いてみると上空はよく晴れていたが、西空はかすみが濃くて三浦半島もほとんど見えないほどになっていた。夕日はかすみのお陰でまぶしくもなく、みささぎ島の彼方に富士山のシルエットさえ浮かんでくれれば、と期待してしばらく待つことにした。



 夕日がだんだんとみささぎ島に近づいてきた。みささぎ島へ何度となく通い続ける理由の一つは、島の最上部と右端の急斜面にまるで人影のように見えるおもしろい侵食岩が見られるのが魅力になっているためである。この位置から見ると富士山はだいたいみささぎ島の中央付近にある。このままでは富士山はまったく見えず終わってしまうので、移動して富士山の頂上部分がすこしでも見えるポイントを探した。右に動けば富士山も島の右に移動するが、右は満潮時で足場がだめだったので左側へ大急ぎで移動した。




 カメラがセットできない高い防波堤の左端まで移動して見ると、みささぎ島の左端付近に夕日が見えた。最初は霞が濃くてよくわからなかったが、レンズを通してよく見ると・・・なんと夕日のお陰で霞の切れ目にほんのわずか富士山の頂上左端部分のシルエットが見えた。ちょうどその部分に夕日がまさに沈もうとしていた。とても写真にはならないが、これでも趣味の世界では忘れられない楽しい思い出になる。保存するほどでもないかと思いながらも、いちおう日付を記してHDに数枚記録しておいた。この位置からだと頂上ダイヤモンドは今日19日あたりになるが、きょうもまた雲が多くおそらくなかなか期待通りにはいかなかったことだろう。
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うつせみ(空蝉)

2019年08月08日 | 写真

2019.8.6 DIC川村記念美術館庭園にて

 
8月6日 広島原爆の日・8月8日 立秋・8月9日 長崎原爆の日

8月6日には高校卒業まで過ごした故郷広島に思いを馳せる。明日は長崎原爆の日。2017年7月には国連史上初めて国連核兵器禁止条約が採択された。しかしその後批准国が増えずいまだに発効とはなっていない。また2017年にノーベル平和賞を受賞した核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)の活動も毎年世界中で続けられている。世界中の平和への願いがいつの日か実を結ぶことを願わずにはいられない。

暦の上では今日は「立秋」とはいえ8月23日「処暑」の頃までは暑さの盛り。それでも庭園などにはキキョウ・オミナエシ・ハギなど秋の七草も咲き、セミの声も日に日ににぎやかになってきている。庭園を歩いていて暑さのあまりハクモクレンの木陰のベンチに座りひと休み。ふと見上げると、大きな二枚の葉の裏に三つ、二つとセミの脱け殻が並んでいた。天敵を避けて夜のうちに深い土中から出て高い幹を這い上がり葉の裏にしっかりと爪を立てて仲良く並んで羽化し旅立ったのだろう。幹に産み付けられた卵からかえった幼虫は根元の土中にもぐり、日本国内のセミはおよそ3年から17年間(アブラゼミは6年)も土中で過ごす。海外では更に長い土中生活を過ごすセミもいるといわれている。セミは土中ではモグラなど、幼虫から成虫になるとアリ・鳥・人間など天敵が多い。きびしい日々を過ごしながら成虫の雄は雌を求めて鳴き続ける。


「空蝉」のことばはいろいろな意味で使われている。①セミの脱け殻 ②源氏物語54帖のうち第3帖の巻名・登場する女性の名③能の演目④歌曲名(さだまさし・中村雅俊・ポルノグラフィティーなど)
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「オオボウシバナ(大帽子花)」

2019年08月03日 | 写真

2019.7.30 佐倉市国立歴史民俗博物館附属くらしの植物苑にて

 「オオボウシバナ」(大帽子花):ツユクサ科 ツユクサ属の山野草。通称「アオバナ(青花)」。普通あちこちで見かけるツユクサと色合いも花の形もとてもよく似ているが、花はかなり大きい。花径は普通のツユクサが1cmとすれば「オオボウシバナ」は5cmくらいはあるので、ひと目で見分けはできる。
 調べてみると古くからこの花の色素が京友禅の下絵を描く染料になる青花紙の原料として用いられ、滋賀県草津市がその産地としてよく知られていて、草津市の「市の花」にも指定されている。この花が近江の特産品として紹介されている江戸時代の文献もあるという。「くらしの植物苑」の一角に植栽されていて、梅雨明け頃になるときれいな青い花を楽しむことができる。実は昨年夏にこの植物苑内で初めて見た以外ではこれまで他では一度も見たことがなかったので、かなり珍しい花だと思う。


 
*いつもありがとうございます。ブログ開設から7年目に入りました。*
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