紫陽花の花が楽しめる季節。雨模様の予報が出ていた昨日
近くの植物園を散歩した。たくさんの花房がほんのわずかずつ
淡いブルーやピンク色に色づき始めていた。
最初はすべて白っぽい花びらが、日当たりのよさそうな位置から
徐々に色づく様子が見られる。その淡い色彩がとても美しい。
目の前を鮮やかな紅色の蝶が舞って通り過ぎて
すこし離れた色合いがまだとても淡い花房にとまった。
驚いて逃げないように気をつけながらそっと近づいて
カメラを構え何度かシャッターを切ることができた。
一目見ただけで種がわかる蝶の中では
モンシロチョウと同じくらいよく見かける種だと思う。
「チョウ目チョウ科ベニシジミ」:日本全土に分布し
平地から高山までいたるところでよく見かける種で
姿は小さく可憐で翔の紅色が美しい。
翔を広げた長さはほんの1~2㎝ほどで動きが速い。
日本の蝶類の中では最も産卵期が長く
成虫は3月から11月まで見ることができる。
成虫は花から花へと飛び回り蜜を吸う。
幼虫は冬の間タデ科の草を食べて過ごす。