内的自己対話-川の畔のささめごと

日々考えていることをフランスから発信しています。自分の研究生活に関わる話題が多いですが、時に日常生活雑記も含まれます。

昭和歌謡曲1970年代偏愛的女性歌手編

2024-02-03 03:41:43 | 私の好きな曲

 あきまへん。紫式部どころではありまへん。昨日の記事であんなこと書いてしまったら、もうしばらくは昭和50年代ノスタルジーから抜けられそうもありません。
 それに、昨日は洋楽でしたが、当然のこととして、同時代の邦楽はどうなんやという物言いがついたわけです(ふーん、誰から?)。
 とはいえ、これはもう考えだしたら一週間は他のすべての仕事を擲って没頭しても時間が足りないほどの重大テーマですので、今日一回の記事ですむように、以下のようなかなり厳しい「縛り」を掛けることにしました。

1.七十年代によく聴いた曲と聞かれて、直感的に思い浮かぶ歌手と曲に限る。
2.女性歌手に限る。男性歌手が嫌いということではありません。
3.自分と同世代かちょっと上の世代の歌手に限る。他の世代が嫌いということではありません。
4.必ずしもその歌手たちの代表曲とは限らない。単に私にとって思い出深い曲である。
5.誰がなんと言おうと、「好っきやねん」と言い切れる曲。

 以上の選曲基準にしたがって選んだのが下記の十五曲であります。

南沙織  潮風のメロディー  1971
小柳ルミ子  わたしの城下町   1971
森昌子  せんせい   1972
アグネス・チャン  ひなげしの花   1972
麻丘めぐみ  わたしの彼は左きき  1973
桜田淳子  わたしの青い鳥   1973
山口百恵  ひと夏の経験   1974
岩崎宏美  ロマンス   1975
太田裕美  木綿のハンカチーフ  1975
キャンディーズ  年下の男の子   1975
ピンク・レディー  ペッパー警部   1976
石川さゆり  津軽海峡・冬景色  1977
尾崎亜美  マイ・ピュア・レディ  1977
渡辺真知子  かもめが翔んだ日  1978
八代亜紀  舟歌    1979

 それぞれの曲について思い出を書き出すと、一曲につき一記事ということになりかねないので、万感の思いを込めて、一曲についてだけ書きます。
 その一曲とは、尾崎亜美さんの「マイ・ピュア・レディ」です。この曲、大学受験を直前に控えていたとき、資生堂のコマーシャルソングとして使われたのですよ。そのコマーシャルはですね、もし私の記憶が確かならば(って、それが怪しいわけですが)、天から降臨した美神のごとき小林麻美さんがどこかの陸上競技場でカメラに向かって裸足で全力疾走してくるのです。そして、ゴールして息を切らした彼女の顔がどアップになった瞬間、「あっ、気持ちが動いている、たった今、恋をしそう」って歌詞が流れるのですね。
 もう、まさに、釘付け、でした。「どうしてくれるんだ。こんなもん毎日テレビで何度も流されたら、受験勉強に集中できないじゃん(って、見なけりゃいいわけですが)」と資生堂に抗議の電話を掛けたい衝動を辛うじて抑え(というのは嘘ですが)、なにはともあれ、見事現役合格したのであります(なに、結局、それが言いたかったわけ?)。
 しかし、今から思い返せば、この安易な現役合格がそれ以後のすべての不幸の始まりだったのかも知れませぬ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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