内的自己対話-川の畔のささめごと

日々考えていることをフランスから発信しています。自分の研究生活に関わる話題が多いですが、時に日常生活雑記も含まれます。

外出禁止令下、冬の日の散歩道の混雑

2020-11-15 23:59:59 | 雑感

 ほぼ毎日一時間、ウォーキングのために外に出ているが、三月から五月にかけての外出禁止令のときと大きく違うのは、日がどんどん短くなっていくことである。それを日に日に実感している。それは、日没時刻が日一日と短くなっていくことが空を見ていてわかるというだけではなく、ウォーキングやジョギングその他運動が日中にできる時間が短くなるについて、同じ時間帯に外出する人の数が増えていることでもわかる。自宅近所の散歩道や自転車専用道路など、午後三時以降、混み合うとまではいかないが、平時にはありえない人出である。
 日の出は現在で八時であるから、もう仕事開始時間が間近で、その前に外で運動という気にもなりにくいであろう。日没以降に外で運動したって一向に構わないのだが、やはり日のあるうちに外で体を動かしたいと思う人が多いのだと思う。私もその一人だ。私のような稼業だと、遠隔授業の時間は動かすわけにはいかないが、自宅でのテレワークは早朝に済ませるなど、自分で時間を調整できるから、その分、日中に外出の時間を作りやすい。
 この冬はストラスブールを世界的に有名にしているクリスマスのマルシェもないし、レストランもテイクアウトしかしないから、平時ならば、今頃からノエルまで日没以降にも街の中心部は大変な人出で賑わうのだが、きっとひっそりとしていることだろう。今は忙しくて、わざわざそれを確かめに行くような好奇心も湧いてこないが、十二月に入って仕事が一段落したら、そんな非常時の街を観察しに行こうと思っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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