内的自己対話-川の畔のささめごと

日々考えていることをフランスから発信しています。自分の研究生活に関わる話題が多いですが、時に日常生活雑記も含まれます。

あたかもずっと日本にいたかのように

2013-12-22 22:11:52 | 雑感

 昨日朝に実家に着いて、午後時差ボケによる睡魔に襲われたが、そこで仮眠を取ることなく、そのような脳の不活性状態でもできそうな雑用をさっさと片付け、午後11時頃就寝した。そして今朝は7時半頃に起床し、あたかもずっと日本にいたかのように普段の生活リズムで動く。午前中から、わざわざフランスから日本まで持ってきた(試験直後に採点していればこんなことしなくても済んだのですが)合計110枚ほど答案(一年生の演習「日本文明」と二年生の演習「日本近代史」の答案)の採点を始めた。一年生のから始めたが、予想以上に快適に作業が捗り、そうすると予め一日最低ここまでと決めた枚数に達しても、もう少しやってしまおうという気にもなり、こうなればしめたもので、明日以降も同じ試験問題の答案の採点であるから、効率がさらにアップすること間違いなし、見通しも気分も明るくなる。どうやら時差ボケからはもう抜け出したようだ。
 それはそうと、答案の採点については、少し態度を改めなければと思っている。以前は学生たちが驚くほどの速さで採点していた(午前中の試験の数十枚の答案を半日で採点し午後には答案を返却したこともあった)のだが、いつからかそれがアホらしくなり、以降、毎度のことながら、採点しなくてはならない答案の束を見ては、溜息をつき、一日延ばしにしては、それでますます面倒になり、成績提出期限が迫ってきて、仕方なしいやいや始めるということを繰り返している。今回も出発直前まで、年明けパリに戻ってからでも間に合うから、わざわざ日本にまで持って行くこともないかと迷ったが、フランスに帰国するときに少しでも軽い気分で帰るためにもと持ってきた次第。今回の帰国は、いつもと違って、ほとんど外で人に会うことはなく、実家であれこれできること、しなければならないことをするのが主たる目的なので、その合間に採点くらいはできるだろうということもあった。
 しかし、こんなしょうもないことを書き連ねても面白くもなんともないから、明日以降は、ぼちぼちとだが、今読んでいる本、これから読みたい本についての感想、それらに触発されてのこちらの思いや考えなどを綴っていきたい。帰国するたびに、特に滞在期間が短いときはそうしているのだが、日本から持ち帰りたい本を帰国前に予め注文しておく。すでに届いているそれらの本をパラパラとめくりながらあれこれ考えるのは、私にとってとても楽しい時間であるばかりでなく、そこから思いもかけぬ思考の発展が生れたりもする大切な時間でもある。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿