今日から一週間、このブログも年末年始の休暇モードに入ります。
昨年末から今年の正月五日にかけては、七回に渡って『風姿花伝』の「位の差別」について連載したのですが、この年末年始はそのような真面目な文章をものすることもいたさず、休息に努めます(って、努めたら休息にならないか)。だらだらします。とはいえ、三十一日を提出期限とした小論文が二つあり、そろそろ届き始めており、これが総計七十本になるので、溜めこんで新年早々憂鬱な気分で添削することにならないように、届いたら即読んでコメント書いて、点数もつけていくつもりです(結局、休みならないじゃん)。そんなわけで、仕事を離れた読書も結局ままなりませんが(溜息)、せめて一冊くらいは、愉しみのためだけにゆっくりと読みたく思っています。当然、考え込ませるようなテツガク的な本は避けます。と思いながら、本棚を眺めているのですが、我も我もと立候補してくる本たちが目に飛び込んできて、選択に悩んでおります。そうこうするうちに一時間経ってしまいました(アホやなぁ)。でも、決定しました。谷崎潤一郎『細雪』(中公文庫 全一巻版)です。
今年はどなた様にとっても大変な一年でしたね。まだまだ厳しい状況が続きますが、何はともあれ、どうぞ良いお年をお迎えくださいますよう、心より祈念いたしております。
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