内的自己対話-川の畔のささめごと

日々考えていることをフランスから発信しています。自分の研究生活に関わる話題が多いですが、時に日常生活雑記も含まれます。

澄んだ秋空の下、自転車で街中を疾駆する

2015-09-25 16:05:01 | 雑感

 先々週のことであるが、ストラスブールに引っ越してきて一年二ヶ月たったところで、ようやく自転車を買った。買うまでには、ネットでさまざまなサイトを見て、価格と品質について十分比較検討した。と言っても、特に高価な買い物をしたわけではないが。購入したのは、オランダ製のタウンユース(そんなに必要ないと思うのだが、十八段変速)。
 その自転車が届いたのが先週の月曜日だったのだが、部分的に自分で組み立てなければならない状態で梱包してあった。ところが、組み立てるのに必要な工具を持っていない。仕方がないので、翌日ホームセンターのようなところに行って、工具を購入した。組み立てそのものは複雑ではないのだが、安全のためにブレーキの調整は入念にした。
 組み立て終わってすぐに、郵便局に届いていた荷物を自転車で取りに行った。今まで歩いて十五分かかっていたところが五分とかからない。重い荷物を背中に背負う必要もない。それだけのことがとても嬉しい。
 自転車を使えば、街中のどこに移動するのにも時間が短縮できるし、交通費もかからない。それにエコロジカル。ストラスブールはほぼ平坦な街で、自転車専用レーンも街中に整備されているから、車の脇を恐る恐る走ることもほとんどない。ときどき石畳の上を走らなくてはならないのだけが、不快である。雨の日は傘を差しながら走ろうとは思わないし、真冬の氷点下の寒さの中で自転車に乗るのには少し勇気がいる。しかし、一年を通じて、これからの街中の移動手段は自転車を基本とすることに変りはない。
 ただ、長時間同じ場所に停めっぱなしするのは極力避けたい。盗難の危険があるからだ。ワイヤー製のロープ状の鍵と鋼鉄製のU字型の鍵を買い、それらでロックしているが、万全という訳にはいかない。
 今日も大学への行き帰りは自転車。青空が広がる気持ちのよい秋の日に美しい街並みを楽しみながら風を切って走るのは気持ちがいい。自宅から大学まで十五分ほどだが、少し汗ばむくらい。午後にも街の中心部にある本屋に届いていた本を自転車で取りに行ってきた。距離は大学までとほとんど変わらない。総計で二十キロくらい走ったことになる。いい運動にもなる。月末までの十日間、最寄りのプールが定期点検のために閉鎖されているので、その間はせいぜい自転車で走り回ることにする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿