内的自己対話-川の畔のささめごと

日々考えていることをフランスから発信しています。自分の研究生活に関わる話題が多いですが、時に日常生活雑記も含まれます。

転倒顛末(その一)

2023-02-01 23:59:59 | 雑感

 もう少し経過を見てから最終的なまとめをしたいと思っていることが一つあります。
 事の発端は、先月二十四日、その日の午後、ジョギングをしていたときのことでした。走っていて、あまり調子が良くなく、どこか痛むというわけではなかったのですが、脚がすごく重く感じられ、脚が上がらず、今日はもう無理せずに五キロほどであがろうと自宅近くにまで戻ってきたとき、車の通りが少なかったので、車道を走っていたのです。それ自体は例外的なことではなく、自宅付近の歩道は凸凹があったり、集合住宅の出入り口の前は低くなっていたりして、それらがけっこう頻繁にあり、その都度のアップダウンが走っていてあまり快適ではなく、車が走っていないかぎり車道を走ることが普段から多かったのです。
 その日、自宅まであと二百メートルくらいのところで、前方から車が一台近づいてきました。車道の端によれば簡単にその車をやり過ごすこともできたのですが、もうほとんど歩きかけていたので、ひょいと脇の歩道に上がろうとしたとき、歩道上の突起に躓いてころんでしまったのです。左肋骨部から左肩甲骨にかけて若干地面に打ちつけるようなかっこうでひっくりかえってしまったのです。ころんだ瞬間にそれらの部分に痛みが走りましたが、外傷もまったくなく、すぐに立ち上がって歩いて自宅まで帰ることができました。打った部分に痛みはあるものの、腕の上げ下げは自由にでき、打撲のあともなく、まあたいしたことないだろうと高を括っていました。
 その日の夕刻に予定されていたZOOMミーティング中も特に痛みを感じることなく一時間ほど大いに議論することができました。
 ところがです。その夜、就寝しようとして驚いたのです。横たわろうとして身を屈めたら、打撲した箇所にかなり強い痛みが感じられ、そのままいつものようには横になれず、それ以上痛みが強くならないように、できるだけ楽な角度を探しながら、徐々に体を横たえていかなければなりませんでした。
 一旦横になってしまえば、痛みも収まったのですが、寝返りを打とうとすると痛みが走ります。なんとか楽な角度を保ちながら眠ることができましたが、翌朝、起き上がるのがまた一苦労でした。普段どおりであれば、両手をついてそのまま上体を起こせばいいわけですが、それが痛くてできないのです。左手をつくと打撲箇所に痛みが走ります。それを避けて右手だけをついて起き上がろうとするとこれがすぐにはうまくいかないのです。それまで当たり前にそれこそ無意識にできていた動きが痛みのせいでできなくなってしまったのです。
 それでもなんとか起き上がってしまえば、日常生活に特に支障もありませんでした。特に重いものでも持ち上げようとしないかぎり、痛みもありませんし、脚には何の問題もないので、歩くことも自転車にのることも普段どおりにできました。ですから、大学の授業に支障がでることもありませんでした。
 ただ用心して、転んだ翌日と翌々日はジョギングを休みました。それ以後のことについてはまた明日書きます。