「戯言の部屋」

セピアス、戯言を語るの間

浪漫逃避行 前編

2006-08-29 20:45:39 | 浪漫逃避行

 以前、新人君の予定がつかず断念していた「海逝き」ですが。
 我等のストレスがめでたく臨界点を突破
 結局ヤッキョク決行することと相成りました。
 
 当初の予定
 8:00 有楽町で待ち合わせ
      ↓
 未定 海でキャッキャする
      ↓
 未定 温泉でキャッキャする
      ↓
 未定 急いで東京に戻る
      ↓
 19:00 新人君を拾って一緒にご飯

 が。

 セピ、待ち合わせ30分前に目覚める。

 しょっぱなからやらかしてもーたああああ。
 すいません。映画「ゆれる」の余韻に浸っていたとはいえ。
 夜遅くまで、ついつい海外ドラマを見ちまったとはいえ。
 申し訳ございませぬうううう!!
 ごめん隊<(_ _)><(_ _)><(_ _)>参上

 サービスエリアで、一休みして海へと向かったわけですが。
 まあ、行きの車内はなぜか会社への煮え煮え会議
 さすが臨界点を突破しただけあって、黒い発言のオンパレードとなる。
 ねぇ、ねぇ、リフレッシュ旅行なんだよねえええ!?
 ま、皆根が真面目っつーことで。
 (;´Д`)y─┛~~ ムッハ~

 まずは高速を降りて、小田原にて海とご対面w
←曇り空が残念!
 柵が張り巡らされていたので、波打ち際に降りられない。
 降りられたら、色々なポーズを同僚の女性に強要したであろうに。
 残念、無念 ( ´Д`) チッ

 もっと先に行ってみて、適当なところで波打ち際まで逝ってみやう、ということになりました。
 が。
 適当なところ、あるまじ
 海岸に沿って車は走らせているのですが、道の下はとても素足で行けそうにないがけだったりして。
 道はうねうねと山の中へと入っていくし。
 それでも、時折カーブのあたりなんかで、ふわっと視界が開けた場所に出る。
 目の覚めるような緑。そして緑に抱かれるような、紺碧の海。
 それは、本当にはっとする程、胸を打つ景色でした。
 山って不思議です。
 怖いけど、とてもほっとする。
 海も然り。
 哀しいことも、辛いことも、恐れも闇も宿業さえ。
 すべて流してくれるような気持ちになる。
 そして縹渺とした、真っ白に漂白された自分になれる気がするのです。
 そんな清々しい気持ちになった時に、間違いは起こりました。

 初め、それに気付いたのは車を運転していた後輩くん。
「何、アレ?」
 と、見た先に書かれていたもの・・・・。

「怪しい少年少女博物館」の看板(8キロ先)

「うおおおおおおおお!!」
 一気にアドレナリンが爆発する私。
 逝くだろおお。逝くだろおおお。逝くだろおおおお!!
 それだけぢゃないんです。
 次々目に飛び込んで来る。
 蝋人形館、硝子細工博物館、テディベアミュージアム・・・・。
 なんだ、熱海って。
 私にここで暮らせとでも?
 イエス d(>∀<)b イエス
 あまりに騒いで煩い私のため(だけ)に、後輩くん「猫の博物館」を断念して「怪しい少年少女博物館」に逝って下さいました。

 そこは門構えから、筋金入りの
 この辺りから、私は奇声しか発せなくなる。
 洋館だったらよかったんですが、めっちゃ小さい汚い建物。その広さは、地元で歩いて30秒ほどにある「ときわ食堂」くらい(分かんねー)
 しかも・・・入場料1000円ナリ
 後輩くんと後輩さんは、入り口で待つことに。
 私は、ど~~~~~~しても好奇心を押さえ切れず、入ってしまいまちた。
「怪しい少年少女博物館」の中は、簡単に言うと昔から現代までの人形と蝋人形のミュージアムでした。
←あやうく話しかけそうになった蝋人形
 よゐ子のおもちゃから始まり、「どう見てもこれ18禁だろう、なんで入り口で規制しないねやー!」という人形まで。
 ジャンルも多岐に渡っていました。
 SFがあり、ホラーあり、和人形あり、ダーティジョークあり、妖怪あり、勿論アングラありw
←個人的大ヒット☆二つ頭子牛

←妖怪お出迎え(しかも動く)
 デートスポットには絶対向いてないけど、デートで行ってくれるような男性だったら、きっと好きになってしまいそうな予感がしました(意味不明)
 面白かったのは、わら人形が売っていたことです(セットで300円ナリ)
←後ろに注目w
 ちゃんと、白装束+額に蝋燭+杭モチ蝋人形が店番してました。
 このセット、背後の支柱に打ち込めます。
 打ち込まれたわら人形をよく見ると、「○○死ね」とか「○○一生許さない」とか、赤文字で書かれていて(しかもちょっと殴り書き気味)、それがそこはかとなく怖い。
 そこだけ異様に、マイナスイオンが漂っているわけですよ~。
 こういう演出よりも、やはり生の人の感情が一番怖いがな・・・と思いました。

 このミュージアム、なんとお化け屋敷つき
 いたれり、つくせりw
 レベルはそうですねえ・・・。
 花やしきのお化け屋敷よりも怖い。ルナパアクのおばけよりは驚かないってトコロでしょうか。
 でも、よく出来ていて面白かったwwww

 というわけで、あまりに長くなってしまったので後編に続くぅ!
 
 ~予告編~
 山道をひた走る車・・・・。
「光が見える・・・。」
 呟くように語る後輩くん。
 明かされる謎。絡み合った事象が一つずつ解きほぐされてゆく。
 奇妙な紅い光の連なり。
 車中の3人に訪れるアクシデント。
 貴方はこの浪漫逃避行についてこれるのか!?
 Comming Soon・・・・・