「戯言の部屋」

セピアス、戯言を語るの間

グレーゾーン?

2007-07-29 00:37:49 | Weblog

 相変わらず恋愛相談を持ちかけられるセピです。
 その中で、回答にちょっと困った例を挙げてみやうかと。
 恋人がいる人が、違う異性の人に「手を繋ごう」と言われて手を繋いだ。
 果たしてこれは浮気となるのか?
という質問。
 アメリカ人に相談したら、
「それが浮気なら、僕らは皆浮気症だよ。HaHaHa」
と笑われてしまいそうな質問ですけどね(憶測)
 キスや体の関係を持ったってんなら、まあ「うーん。まあ、浮気なんじゃない?」と言えるは言えるんですけどねえ。
 手を繋ぐってのは・・・あーどうなんでしょ。
 
 ま、なんでそんなことを悩むのかって言いますと。
 昔ですが、ずーーーっと友達だった男性がいて、彼と学校の帰り道に突然
「手を繋ぎたくなった。繋いでいい?」
と聞かれ、ドギモを抜いたことがあるんです。
 私が真っ赤になったのを見て、向こうが吃驚。
「手を繋ぐ」というのが、彼にとっては「友達としてのスキンシップ」だったんですが、私の中では「恋人とする行為」と思っていた、その違いが現れた瞬間です(笑)
 手を繋ぐっていうのは、「恋愛的な行為」なのかどうか、それって凄いその人の価値観によって別れるいわば「グレーゾーン」な行為だと思うんですよ。
 今の私は、「限りなく灰色に近いけどキリキリセーフで浮気じゃない」という考えです。
 でも、まあ、人によっては「そりゃ浮気」と思う人もいるでしょうねえ。
 ただ異性と飲みに行ったってだけで(しかも職場の同僚とか)でも、「浮気だ~~~」と言う人もいるわけですから。
 難しいですよねえ。

 なんで、結論。
「チミの価値判断で浮気と思ったら、それは浮気。」(✿ฺ´∀`✿ฺ)ノ

 今回は、考えましたなあ~。
 いい球頂きました。有難う。

続 恨みシュラン その1

2007-07-23 23:45:59 | 続 恨ミシュラン


 皆さんはご存知でしょうか。
 敬愛する漫画家、西原理恵子の力作『恨ミシュラン』という作品を。
 この作品は、「週一回有名店に飯を食べに行き、恨み度を出す」という、まことに「凶悪」な企画本です。
 第一版の発行が、1997年11月なので随分昔です。
 内容は、今読んでも十二分に面白い!!

 で。
 こういうお店達は今どうしているのだらう?
 というところから始まった新企画「続 恨ミシュラン」でございます。
『恨ミシュラン』で挙げられたお店を実際に行ってみて、セピなりの「恨み度」をつけてみようという、まったくどうでもいい「余計なお世話」な企画です。
 但し、場所が京都だったり大阪だったり高知だったりして、距離的にいけない場合もあり。
 朝日の担当が鼻血を吹く程料金が高く、金銭的に無理な場合もあり。
 なのであくまで「出来る範囲で」行ってみやうと思います。

 まず、一店目は「天王洲アイル」東京シーフォートにある「グランカフェ」

 仕事の帰りに行ったせいもあり、辺りは真っ暗。
 昼間なら海が見えたハズですが、何にも見えませんでした。
 ともかく、グランカフェへと突撃!

 一応、コース料理を頼んでみました。
 品名は・・・
・前菜その1(ブルスケッタ)
・前菜その2(オマールエビの料理)
・魚料理(ウナギの焼き物)
・肉料理(鳥焼き物のバジル風味)
・デザート(ババロア)
 当然写真を撮ってくるべきだったんですが・・・何せ私の席のすぐ傍が、丁度店員さんの立ち位置らしく、ビビって写真撮れませんでした。
 ごめんね (;´Д`)y─┛~~ ムッハ~ (←謝る気のし)

 さて、本編恨ミシュランでは↓のようなコマが。

 一品目のブルスケッタを食した後、とうとう来ましたオマールエビ
 金色のとろりとしたスープに包まれたオマールエビを一口食べて・・・
「?」
 もう一口食べて
「???」
 不味くは無い。
 しかし・・・その・・・味があんまりしない (;´Д`A ```
 ま、前菜ですからね。
 夏だし。アッサリ目でいったのやもしれません。
 というわけで魚料理。
「?????」
 ゥオイ!
 ゥオイ!ゥオオオオイ!!
 ウナギが若干生臭いってどゆこと!?
 そしてやっぱり全体的に味が薄いっ!
 メインディッシュはさすがに大丈夫じゃろーと思って、鶏肉を一切れ口に・・・。

 ∑( ̄皿 ̄;;  薄いっ!!

 いやね。けっして不味いわけではないんですよ。
 ウナギ料理とか、シソとネギのコラボレーションの中に隠し味に「パクチー」を入れたり。
 肉料理は、バジルソースにオクラを混ぜたりね。創意工夫は十二分に感じるんです。

 でも薄い (・・ )

 アッサリ味にしてるにしても・・・素材の味すら感じないんですが(汗)
 店員のサービス精神とかは、凄い良かったんですよ。パンが三個出てきて、ニ個食べたら追加で三個持ってきたりね。どんだけ~~?と思いましたけどね。
 ちなみに、今回のコース料理で一番美味しかったもの。

 (✿ฺ´∀`✿ฺ)ノ 有塩バターw

 次に美味しかったもの。
 ・・・ババロアかな?

 以上death (・・ )

 雰囲気もいいし、料金設定もまあ「こんなもんだろう」という感じだし。
 店員さんもすんごく感じがいいのに!ああ、いいのに!!

 申し訳ない。
 今回の恨み度は以下のとおり。

 ★★★★☆  (★5つで最悪)

 せめて、ブイヨンをテーブルにおいてくれえええええ!! 


召しませ 獣肉w

2007-07-18 22:07:21 | 召しませ


 時に獣のように。
 時に獣になって。
 獣を食したいと思いました。
 日本人の感性にうっとりしてしまったのですが、猪肉の鍋料理のことを「牡丹鍋」と言うそうです。
 牡丹鍋・・・。
 艶やかに紅い肉の花弁が、目に浮かんでくるようじゃないですか。
 
 んで、この前の土曜日に「猪肉」が食べられるところを探したんですよ。
 探している私に母がヒトコト。
「牡丹鍋の旬はもっと先。冬頃でしょう。」
 マジでぇ━━━Σ(´□`ノ)ノ━━━!?
 だ、だって「猪」だよ?
 旬があるんかい。
 
 それでも探していたら、色々とお店がヒットしました。
 その中で、獣27というお店がありまして。
 なんと、ありえない様々な獣肉が食せるとのこと。
 そりゃ行かねばね

 台風もなんのその。私の食欲に勝てるものなし。
 店の開店時間に入店(気合入れすぎ)
 早速「獣肉」三昧を致しました。

 店員のお兄さんに無理言って、色々な肉をちょっとずつ食べました。
 ↑の肉ですが。左から・・・。
 ラクダワニダチョウカンガルーです。
 しかも店員さんが気をきかして下さって、何の肉か分かるようにポストイットをつけて下さいました(笑)
 猪の肉は、思ったのと違って味が薄め。思ったとおり筋ばった肉でした。
 ラクダは、味は淡白でしたが結構美味しい。コラーゲンたっぷりなんですって。
 ワニは、川魚くらい淡白。でも美味しいです。大人の味。
 カンガルーは意外にも油がのっていて、ちょっと筋があるけど美味しい。
 でもなんといっても一番は、ダチョウでした。
 牛肉程脂がしつこくなく、しかし鶏肉のように淡白ではなく、豚肉の脂のようにクセがあるわけでもなく、しっかりとした味わいの大変柔らかい美味しいお肉でした。
 バジルテイストに焼き上げられていたのがマタ・・・。

 グッジョブ (✿ฺ´∀`✿ฺ)ノ

 ダチョウに関しては、赤みの肉と野菜とアボガドをまぜまぜした「獣飯」というのも食べました。

 一口食べたら、至福の味がしました。

 (´¬`) (←ちょっと涙目)

 よく脂の乗ったトロに近いかもしれませんね。全然胸焼けしないんですよ。
 生でこれだけ美味いなら、そりゃ焼いても美味かろうと思いました。
 ちなみにこのダチョウ。長野産です。
 というか。
 ダチョウの名産地ってどこだ
 どこの誰とも分からぬが。
 ただ一つ言えるのは・・・。

 グッジョブ (✿ฺ´∀`✿ฺ)ノ

 帰り道に「ドラゴンアイス」というのを食べました(食べてばっか)
 半額セールをしてたのと、「ドラゴンアイス」ってどんなアイスやねん?という好奇心を押さえ切れなかった為。

 まあ、なんというか。 
 粉雪みたいなアイスでした(意味不明)
「トルコアイスの全逆のアイス」と言っていた店員さんの言葉は、とりあえず嘘ではなかった。
 しかし、間違いなく「半額じゃなければ買わない」と思われます(毒舌)

 調べてみたら、ダチョウ肉が食べられる店って意外にも多い。
 密かな「美味しい食材」なんでしょうねえ。
 まあ、色々な意味で「ネタとして美味しい」のでせう(ウマいこと言っちゃった
 皆さんも機会があれば、是非食べてみて下さい。
 目から鱗がぼとぼと落ちてくると思いますよ~~~ d(>∀<)b


カストラート(ショートショートショート)

2007-07-16 22:19:16 | ショートショートショート


 暁の空に響き渡る歌声。
 まだ薄蒼い空気の中を、冴え冴えとしたメロディが流れてゆく。
 その清らかさは、いつもどんな時も私の胸を振るわせる。
 喜んでいるのか。
 哀れんでいるのか。
 中性的な微笑みからは、うかがい知れない。
 幾千の時が流れても。
 きっとこの歌声だけは残されていくだろう。
 時と共に風化していく全てのものの中で。
 この歌声だけが。
 その美しさだけが。
 時を越えて語り継がれていくだろう。
 そんな風に思わせる調べだった。

 ノアールはその名のとおり「黒い」瞳の持ち主で、いつも不敵な微笑みを浮かべている。
 白磁器のような滑らかな肌は、太陽の光よりもむしろ月光の方が美しく映えた。
 宮廷という閉塞された空間にいて、ノアールは一筋の光を放つ。
 宮廷歌手として、宴の夜に現れた姿を私は鮮明に思い出すことが出来る。
 華奢な体を煌く砂金で装飾し、ベルベット地のマントをひるがせて、颯爽と登場した。
 仮面の奥から、深遠な何かを見つめるように虚空に目を凝らす。
 紅を塗ったように赤い唇から、最初の一声が漏れた時、宮廷は一瞬でノアールに魅了されていた。
 どこまでの伸び行く高音。
 それは晴れ渡った夏空のような涼やかさよりも寧ろ、荒廃した砂漠を渡る風のような。
 そんなどこか物悲しさを漂わせていた。
 私は圧倒されながら、ノアールに目を奪われていた。
 心を奪われていた。
 陶酔するような夢見心地で、歌声に抱かれながら、それでもどうしても分からなかった疑問を隣の将軍に問いかける。
「あの者は・・・男なのですか?女なのですか?」
 将軍はやはり目を奪われながら、意味深に微笑んだ。
「あれはノアール。男でもなく。女でもない。性を超えた存在なのだ。」
 その時の将軍の、まるで謎賭けような言葉が、実は真実だったと知ったのはそれから随分後だった。

 宴の後のほてった体を冷やそうと、バルコニーに降り立った時。
 そこにノアールがいた。
 ただそこに佇んでいるだけで異彩を放つノアールは、時折こんな風に気配を潜ませることがある。
 人ごみの中に、自分を埋没する術を知っているのだと思う。
 バルコニーに立つノアールに、そっと私は近づいた。
 ぶどう酒の杯を持ちながら、相変わらず挑戦的な瞳で私を見ていた。
「素敵な、歌声だったよ。」
 私はそう言うと、ノアールは上目使いに私を見て、小さく微笑んだ。
 軽くあしらわれているようにも見えるし、人見知りしているようにも見える。
 ノアールらしい、曖昧な微笑だった。
「私は戦で長らく宮殿に来ることはなかったのだけれど・・・君のような宮廷歌手がいるのだったら、もっと頻繁に足を運ぶべきだったな。」
「・・・・。」
「・・・・。」
 言葉が続かない。
 ノアールは聞いているのかいないのか、口元だけは変わらずに微笑んでいる。伏目がちな瞼の奥に見える、黒曜石の瞳が艶やかに光るのが見えた。
「王様に気に入られたのさ。」
 不意に鈴が鳴るような声がした。
 あまりに高く涼やかな声だったので、初め幻聴かと思った。しかし私を見据えるノアールの瞳を見て、それが彼の地声なのだと気付いた。
「召抱えられた。」
「そんな言い方はよせ。」
 私の言葉に、ノアールは悪戯っぽく肩を竦めた。
「いつの時代でもおんなじだろう。」
「でも。」
「いいんだ、気にしてない。歌えれば、それでいいんだ。」
 そう言ってノアールは、舞台を降りる時のような大袈裟な一礼をすると、黄金色の玉座の元へと歩いていった。玉座の肘掛に腰かけるノアールの顔は、ぞっとする程妖しく艶めいいる。先ほどの、まるで少女のような声の持ち主とは思えない。
 天使に愛されるような歌声を奏でながら、同時に悪魔のように強かに生きるノアール。
 私は呆然として、ただただ目が離せなかった。
 カストラート。
 女性でも男性でもなく。そして同時に女性でもあり男性でもある。
 それは一種のシャーマンのような存在なのではないか。
 だからこそ、人はノアールに惹かれるのではないだろうか。
 儚い恋心を抱くのではない。畏怖に近い思いを、歌うノアールに抱くのだ。
 その神々しさは、あまねく天地を支配していると言われても納得出来るような、そんな幻想を抱かせるのだ。

 今私は上空を見遣って、高い鉄塔に立つノアールの姿を見つけた。
 その胸に飛来するものは、どんな思いなのだろうか。
 民衆に掴みかかられ、引き倒され、無様に地を這うかつての王を、どんな瞳で見下ろしているのだろうか。
 哀れみか。
 憎しみか。
 悦楽か。
 それとも・・・無心か。
 でもどんなに目を凝らしても、ノアールの思いを見透かすことは出来ない。
 しかしそれは、いつもそうだった気がする。
 栄華の夜の中で、ただノアールは歌うだけ。何かを求めることもなく、何かに執着することもなく。誰かを愛することもなく、愛されることにも無頓着だったように思う。
 ノアールは、ただカストラートで在り続けた。
 暁の空に響き渡る歌声。
 まだ薄蒼い空気の中を、冴え冴えとしたメロディが流れてゆく。
 見晴るかす鉄塔の上で、ノアールは歌っていた。
 そしてそれは、滅び行く一つの王朝への弔いの歌だった。
 ギロチンへの道のりを歩みながら、王は一度だけ振り返った。
 歌うノアールを見遣る瞳には、哀しみよりも懐かしさよりも、むしろ畏敬の念が込められていた。
 そう。結局誰もノアールを手に入れることは出来なかった。
 蒼空の中に響き渡るソプラノと同じ、手を伸ばしても届かない遠い場所にいるのだ。露に満ちきらきらと光る雲間の中を、まるで思い出したかのように翼を広げたとしても、きっと私達は何の疑問も抱かずに信じられるだろう。
 カストラート。
 人でありながら、人でない。
 男でもなく女でもない。同時に男であり、女でもある。
 全ての性と条理と真理を、卓越した存在なのだ。

 ノアールはそっと手を伸ばし、虚空に薔薇の花びらを放った。
 紅い花びらがひらひらと風に靡き、一斉に紅い蝶になったように見えたのは幻覚か。
 少なくとも降りそそぐこの歌声が、我々の未来を祝福するものであることを、私は一心に願っていた。


勇気のしるし

2007-07-15 22:15:29 | Weblog


 時任三郎、又の名を牛若丸三郎太。
 彼の歌の「勇気のしるし」を聴くと、なんでか目から汗が出る。

  ♪瞳の炎は勝利のしるし
    朝焼け空に微笑みますか
    リゲイン リゲイン 僕らのリゲイン
    心の誓いは正義のしるし
    星空こえて輝けますか
    ビジネスマン ビジネスマン
    ジャパニーズビジネスマン  


 うおおおおお ・゜・(ノД`)・゜・
 椎名林檎の「やっつけ仕事」くらい胸にくる歌ですがな。
 またこの歌途中でMCが入るんですけど、それがねえ
「話が違うじゃないか。ルールを無視した商談の進め方、私は許せん。YESかNOかハッキリしてもらいたい!YESかNOか!?」
というMCなんですよ。んで、小さく「い・・・YES」って応えるMCアリ。

 うおおおおお ・゜・(ノД`)・゜・

 不思議だなあ。目から豪雨が・・・。
 さて。
 そんな馬鹿なことをのたまっているセピですが、6月に金融業界をやめまして。
 このたび新しい仕事が決まりました
 パンツァ~イ \(*T▽T*)/ パンツァ~イ
 っていうか実は、もう7月3日から働き始めてたんですけど、肝心の契約書をまだ書いてなかったのでなんとなく発表を控えていました。このたび、ちゃんと契約書を書いたので、こちらで言おうと思った次第であります。
 IT業界。ライセンス認証についてのお仕事です。
 今までライセンス認証について学んだことなど「これっぽっち」もない私。
 面接の際
「自分のウリはなんですか。」
「気合です
とのたまった私です。

 なめとんのか、とね。 (;´Д`A ```

 でも、受かりました。凄いですね。
 人生って奇跡が起こるんだ~ららら。
 しかし面接で「気合」と言ってしまった手前、めちゃくちゃ研修を頑張って受けいていたら。
「あんまり根詰めなくていいからね」と声をかけられる。
 そんなこと、言われたことない ( ゜Д゜)ポカーン
 さらに。
 さらにさらに。
「繁忙期をのけてくれたら全然休みとってもいいですよ~。旅行とか行きたいでしょう。」といわれる。
 そんなこと、言われたことない ( ゜Д゜)ポカーン
 なんでしょう。
 凄い素敵な職場なんですが。今までこんなにスタッフ全員気を使ってくれる職場って入ったことない。しかも年収が上がって(恐らく過去最高)、交通費も出るようになったんですよ。
 嬉しい・・・。
 嬉しいが・・・・ちょっと心配。
 職場ではあまりに苦労してきたセピなので、突然訪れた幸運に必要ないのに「ちびっている」セピなのでした~~~。
 お願い!誰も「どっきりw」とか言わんといて~~~~!!


まいったなあ

2007-07-06 02:32:09 | Weblog


 前の会社の後輩君が、ネットワークビジネスの会社を立ち上げました。
 といっても、法的に会社を設立したわけではなく。
 賛同する友人を集め、「ともかくこの連中と一緒にやっていく」というメンツが揃ったというところ。
 んで、この前飲んでいる時に電話がかかってきました。
「お久しぶりです~」
「あーどーもー。」
「セピさん、俺、とうとう立ち上げましたよ!」
「ネットワークビジネス?」
「そうなんです。つきましては、ぜひセピアスさんも一緒にやってもらいたいんです。」
 ぶっちゃけ。
 正直な感想・・・。

 キタ━━━Σ(´□`ノ)ノ━━━!!

 いつかくるかとは思っていました。
 彼が様々悩みながら、ネットワークジビネスへの道を模索しているのを傍で見てましたから。
 でも一度も私を勧誘することは無かったですが、勧誘したくて堪らないのは感じていました。
 (;´Д`A ``` ハウ
 ネットワークビジネスは、今やひとつの「カルチャー」になってますよね。
 不労所得者という言葉と一緒に、このビジネスも盛んに盛り上がっているように思えます。
 時折Cafeでも、勧誘中の二人組みなり三人組を目にしますよ。
 個人的には。
 まあ、ネズミっ子ではないシステムであるのは認めます。こういうシステムで、「皆でお金をもうけよう」というのが好きな人には堪らないビジネスかもしれません。

 でも。
 セピとしては、ネットワークシステムは大反対です
 私がこれまでの人生で構築した人間関係は、私の宝です。
 私が私自身より、大切にしたいものです。
 それをお金に換えたくはないのです。
 友達を誘うのも嫌。友達間では、極力「金銭」を持ち込まないようにするのがポリシー。
 金が絡むことで、いらぬトラブルを招き、大切な「絆」を失いたくないから。
 だもんで、私に「ネットワークビジネス」は無理です。
 もうそれは、私の倫理観の問題なのです。

 後輩君は、とてもいい子だし凄く頭のいい子なんですけど。
 問題がひとつ。
 飽きっぽく、何かに夢中になると人の意見を聞かなくなる。
 頭がいい分、自分の中で「理屈」を構築するのが上手い。
 でもどんな社会でもそうですが。
「永続的な人間関係を築ける」ことが強いては自分の「社会性」の基盤へと繋がっていくのです。
 その為には、あらゆる意見に耳を傾け、自分を見つめなおす度量を持たなければ。
 その度量が、物凄く欠落しているんですよねえ。
 まあ、まだ若いですし。これからってことで、往々にして長い目で見ている私ですが。
 彼が意見を聞くのは、何かで失敗した時。
 恐らく。
 申し訳ないけど。
 彼のネットワークビジネスは成功しないでしょう。
 そんなに全ての人が、積極的にはなれないと思うので。ノルマもキツいしね。
 ある程度のところまでいくけど、そこから先に展開しないのが目に見えている。
 一応警告はしましたが、やっぱり耳をかさなかった彼です。
 まあ一度失敗してみて、その時にもう一度言えば彼の心に響くでしょう。
 そんな風に思いながら、嬉々とする彼を(生)暖かく見守るセピなのでした~~。


ピリオドを打つということ

2007-07-01 00:16:54 | Weblog


 6月の間は、殺人的に忙しく。
 全然更新出来ませんでした。
 ちなみにショートショートショートも書きかけが2本、草稿中です。
 記事をUPしたいと思いつつ、ネタも沢山あるのですが、何せ「時間」と「体力」が無かった(涙)
 それは、セピが仕事を辞めることになったからです。
 引継ぎで大変なのに加え、担当営業が有り得ないポカを連発。
 そして金融業界は3・6・9・12月が忙しい。
 いやー。大変でした。
 よく乗り切れたと、自分を褒めてあげたい。

 担当営業の人、マジで反省して下さい
 貴方が私に要求したことは
「超難しいですが、このプラモを二時間で造って下さい。ちなみに説明書はありません。」
と言ってることと同じことですからー!!
 甘えすぎな仕事の姿勢に、さすがの上司がキレました(笑)
 私はいい。別に。不当な要求は今に始まったことじゃないさ。
 引継ぎの子が可哀想じゃあないでぃすか!
 難しいことを要求されるのは致し方ないとして、不当に難しいことを要求されるのはチョットね。
 ということで、一生懸命動きました。私。
 仕事を頼む時は必ず上司を通して、しかも書面で言ってくるようにしてもらうとかね。
 そんな風にしないと、結局自分を守る術を知らない新人さんは、絶対つぶれちゃうと思うので。

 最後の一週間は、あまりの忙しさにまるで「疲れ」を感じませんでした。
 多分相当疲れていたんでしょうが、疲れを感じる余裕さえなかったです。
 いやー。そのかいあって、6月の仕事っぷりは、吃驚するくらいミスがなかったです
 初めからその集中力を発揮しろよ、と自分で突っ込み入れたくなるくらい、どの仕事も「一発OK!」でした。ははははは。
 金曜日、上司に最後の挨拶をした時。
「ここ数日間は、自分の実力を発揮出来たね。本当に頑張ったと思うし、よくやったと思う。」
と、褒めて頂きました。
 まあ、最後だからそう言ってくれたのかもしれませんが、なんかこう・・・胸がじーんとして「ヤラレタ~~~」と思いましたよ。
 滅多に褒めることが無い上司だけにね。
 凄い嬉しかった。

 で、思いました。
 嫌だ嫌だと思うことが多くて、特に人間関係はサイアクだった仕事場でしたけど。
 最後に「後足で砂をかけるような」辞め方をしても、まあよかったんですが。
 それでも、何の意味もないかもしれないと想いつつ、人間関係も仕事も最後まで精一杯頑張りました。
 そのかいあって、色々な人に「これからも頑張ってね!」と応援して頂いて、終わりを迎えることが出来ました。
 「笑顔で辞めることが出来るというのが、こんなに心に残るものだとは思いませんでした。
 それって、とても重要なことですよね。
 悪意は悪意しか生まず。善意は善意を呼ぶ。
「笑顔」での終焉が、「笑顔」の始まりを呼ぶのかもしれない。
 それは「縁」を呼び寄せるということもありますが、それだけでなく。
 自分の中で確かな「ピリオドを打てる」ということなのだと気付きました。
 笑顔で終止符を打てたことで、より前向きに次のステージに望める。
 最後だから「別にどうだっていいや」と思うのではなく、「最後だからこそ、後を濁さず」と思うことが、自分の中でちゃんとした「終わり」を迎えられる大切な一歩だったんだな。
 そんな風に思えました。
 本当に、何事も、全力投球して悪いことってないです。
 頑張れば、何かしら得るものってあるんですね。
 改めて、自分の判断に感謝。そんな風にアドバイスしてくれたけいこ姫に感謝。
 そして私を支えてくれた沢山の方にアイラブユーを捧げたいと思います(笑)

 ちなみにお別れの品に「万年筆」を頂きましたw
 とっても素敵な品。
 しかも紅ってとこがマタ・・・いい感じ!
 恐らく先輩は意図してなかったとは思いますが・・・。
「紅」と「黒」は、私のカラーです!!d(>∀<)b
 しかも一万円はするという「高級万年筆」です。
 常々私には万年筆が似合っていると自負している為、これ以上ないくらい嬉しいプレゼントでした。

 ただ一つ問題が。

 インクの入れ方分かりません ・゜・(ノД`)・゜・

 こんな高級な万年筆持ったことがないので、お恥かしながら無理すると壊れそうで恐いです。
 というわけで、PARKERの店に言って聞いてくるまで試し書きが出来ません(涙)
 まあ、そんなオチも私らしくアリでしょう。
 円満で終わることが、絶対ないんだから。
 軽く「ずっこけるくらいの人生」の方が、楽しくっていいんですよーんだ☆
 (;´Д`)y─┛~~ ムッハ~