3日目。
幸いなことに、彼氏の熱は下がりました(;´Д`A ```
いやあ、良かったです。
彼 氏 命 拾 い し ま し た ね (。≖ฺ‿ฺ≖ฺ)ニタァ
もう部屋で飯を食わなくてもいいだろうと。
朝食は宿の食堂(というか店?)に食べに行きました。
私は今まで、温泉宿の朝食って食べたことなかったんです。
ただ、西原理恵子の『ばらっちからカモメール』という本の
↑このコマだけを見て
「旅館の朝食って美味しいのかな~(*´∀`)ウットリ」
と思っていたのです(マニアック過ぎ)
で、実際食べたわけですが。
↑こちらがその食事です。奥にいるのが彼氏です。
左にある木箱みたいなのの中で、豆腐を昆布出汁で煮てます。
香の物と海苔、魚の干物とおかずとサラダ、味噌汁とご飯です。
マジで、そのボリューム感と美味しさにビックリでした!
特に豆腐ですね。
人も殺せる美味しさdeath (*T∀T)ダー
さすが旅館の人が自慢するだけありますよ!
箸でつかめないくらい柔いため、網で掬ってタレをつけて食べます。
舌の上で蕩けます。
豆腐だけで、ご飯3杯はいけると思いました(そこまで!?)
こちらの宿は一泊だけでチャックアウト。
1泊2食付きでしかもあのボリュームで、一人¥10,000ちょいという安さ。
宿の人は親切だったし、またキャラが立っている人が多くてwww
本当にいい宿だなと思いました。
次回も、是非利用したいと思います。
宿の名前は「湯めぐりの宿 松の家 花泉」です。
さてチェックアウトの後は、「ダチョウ牧場」に行くことになりました。
ダチョウ牧場って!!
なんやねんそれ!!??(笑)
彼氏が言うことには、
「ダチョウと触れ合うことも出来る」
そうです。
ダチョウと触れ合ってどうすんねん!( ゜Д゜)ポカーン
ダチョウは触れ合うもんじゃない。
食 う も ん だ (゜∀゜)アヒャ ←何かを間違えている
ま、そんなことを言いながらさらに北上していきました。
やっぱり北に進むにつれて、雪が見えてきます。
遠い山脈も雪化粧を施していて、とても奇麗でした。
↑見渡す限りの雪原は、やはりとても美しく。
特に雪の肌理が細かくて、パウダースノーに近い感じでした。
東京ではなかなかここまで積もらないので、おおはしゃぎで写真を撮ってしまいました。
人はなんで雪を見ると、童心に返ってはしゃいでしまうんでしょうねえ。
もう雪にダイブして、自分型の空を見たくてしょうがなく。
堪えるのに苦労しました。
あれ?そんなことしたがるのって私だけ?(ノ∀`)アイター
↑戯れにこんな写真を撮ったりしてましたwww
終始、彼氏の(生)暖かい視線を全身に感じていましたが。
写真欲に満たされた私を、止めることは誰にも出来ねえヾ(-`ω´-o)フフフ
さて。
そんなこんなでやっとたどり着いたダチョウ牧場ですが。
ば っ ち り 休 館 で す た (>∀・)b
OK!掴みはバッチリだ!
こういう展開こそ「笑い」だぜ!!
この滑りっぷりがむしろ私らしいだろう、ごんにゃろう
・゜・(ノД`)・゜・
期待はしてなかったですが。
期待してなかったとしても、見られないのはなんか切ねいです(涙)
も う 北 に 用 は な い (-盆-)
とばかりに、一路南へと進路変更。
岡山市へと戻ってきました。
途中、岡山の倉敷市に立ち寄りました。
ここの美観地区は素晴らしいです。
昔ながらの城下町の様子をそのまま残しているんですね。
お堀に沿って進む白壁の屋敷。
夕刻、灯篭が滲む頃を思い浮かべると。
まさに『合意情死』の世界(*@∀@)アアン
(注:『合意情死(ごういしんぢゅう)』は岩井志麻子の作品)
やっぱり六高の学生が彷徨っているのかしら?とかww
華美粉飾(はでつくり)の女郎が隠し持つ懐刀の煌きとかwww
壊れた蓄音機から流れる途切れ途切れの支那曲とかwwww
そんな愛好家(マニア)心で興奮している最中。
彼氏が一軒の珈琲ショップ連れて行ってくれたのですが。
これがまた、非常にアンチックな「珈琲館」というお店でした。
↑煉瓦造りの店内と、そこかしこに置かれたアンティークな円卓と椅子。
店の奥には、大きなボイラーがあり。
珈琲豆をひいているのか調合しているのか。
男性が一人静かに作業をしていました。
裸電球ひとつとっても情緒があり。
この大正浪漫っぷりが溜まりません
↑こちらで頂いたのが「琥珀の女王」という珈琲です。
濃厚なコーヒーにリキュールと蜂蜜を加え。
たっぷりと生クリームを落とした珈琲館のオリジナルだそうで。
アイスしかないです。
猫舌の私は、むしろ熱い珈琲が飲めないので迷うことなく注文しました。
珈琲リキュールが濃厚で、まろやかな甘みが癖になる。
美 味 な る 大 人 珈 琲 で す (✿ฺ´∀`✿ฺ)ノ
ただそこにいるだけでインスピレーションが働いてくるような。
その静謐さすら、物語の一場面を見ているような気にさせてくれる。
愛好家(マニア)心大興奮の一時ですた(*´Д`)ハアハア
ま、彼氏の状態が本調子ではなかったので。
早々にに引き上げました。
熱は無かったんですけど、やっぱりまだおなかに違和感があるみたいでしたから。
そんなワケで暮れた3日目でした。
4日目はのんびりして、午後便の飛行機に乗って東京に帰ってきましたw
今回、行き帰りの飛行機+ビジネスホテル1泊(朝食込み)の宿泊費で¥23,000ほど。
2日目の温泉宿で¥10,000。
3日目の宿は2人で¥7,000だったので、一人頭¥3,500。
全部合わせて¥37,000程の旅でござんしたw
3泊4日って日程を考えると、非常に格安にすんだのかな?と思います。
多分食事を削るともっと安くあがるのでしょうが。
その土地でないと食べられないもの、その土地でないと出会えないものってあると思うので。
やっぱりそこは、お金を出しても楽しみたいところだなと思うので。
いい感じに終わった旅だと思います(・∀・)
ま。
思わぬハプニングもありましたけどね(;-∀-)ハハ
それもまたヨシってことでwww
むしろ、そういう予想だにしないハプニングがあってこそ。
「私らしい旅」と言える気がします(←強がり)
オマケ話。
「ダチョウ牧場」ではダチョウを見ることは出来なかったんですが。
代わりにエミューを見ることが出来ました。
当たり前ですがエミュー、デカイです。
柵があるからいいものの。
本気でこっちに向かってきたら、マジで怖いです。
しかも向こうはめっちゃ足が速いですからね。
ま、ダチョウもそうですがエミューも滅多に見ることなどないので(しかも動物園以外で)
希少な体験と言える・・・かも?(笑)
次回は、夏頃に行こうかな~と思っています。
彼氏が車持っていると行動範囲が広がるのがいいですね。
というか、車持ってなきゃ生活出来ないようなところに住んでいるから。
持たざるをえない、ってのが正解でしょうけどね
え?やだなあ。
岡山をバカにしているわけじゃないですよ?(-3-)~♪
とりあえず、Starbucksのドライブスルーがあるような場所ですからねえ。
東 京 じ ゃ 考 え ら れ ま せ ん ( ´艸`)クス
さーて。
次回は、岡山鍾乳洞に突撃ですよおおおお!(๑→ܫ←๑)
鍾乳洞スキーとしては、超楽しみですキャー
・・・それまで、円満に仲が続くようにガンガリますσ(´∀`;)ハハハ
いつも欲望に素直な女☆セピが贈る。
セピの、セピによる、セピのための旅行記。
それが「愛好家の休日倶楽部」です
誰もご存知ないかもしれませんが、JRがやっている「大人の休日倶楽部」のパクリです(爆)
「愛好家」と書いて「マニア」と読む。
これは私の「愛好家」(マニア)心のままに驀進した珍道中でございます(注:実話)
さて、今回の行き先は「岡山」です。
岡山といえば、一般的には「桃太郎伝説」を思い起こし。
ちょっとマニアックな人なら「桃鉄」を思い浮かべ。
私のように愛好家(マニア)な人間は、岩井志麻子の『ぼっけえ、きょうてえ』とか。
金田一耕助シリーズ『犬神家の一族』とかを彷彿とさせるのですよwwww
愛好家(マニア)パンツァ~イ \(*T▽T*)/
土着な民俗の、血と涙の歴史が眠る岡山。
それはかねてより行きたいと思い続けた憧れの地。
その岡山に、愛好家心を満喫すべく行って参りました!!
そんでついでに、彼氏に会ってきました(ついでなんかいッ)
ちなみに、愛好家の休日倶楽部 vol.1の彼氏と違う人ですが。
ま あ そ ん な 細 か い こ と は 気 に す る な
今回も飛行機利用です。
岡山空港に降り立った時点で夕方の4時頃。
彼氏が車で迎えに来てくれて、ちょっと芥子山を見物しつつ。
その日は早めに晩飯ってことになり、岡山名物「デミカツ丼」を食べに行きました。
岡山には一風変わったカツ丼文化があるらしく。
その発祥の店が今回行った「味司 野村」でして。
カツ丼にデミグラスソースをかけた、通称「デミカツ丼」なワケです。
ぶっちゃけ、そんなカツ丼文化があるって全く知りませんですたΣ(ノ∀`*)アチャー
↑こちらがそのデミカツ丼(ロース並盛り)です。
これがまた凄い量なんでござんすよ。
器で顔が洗えるぜってくらいデカい。
金額にして¥1000ちょっとですので、晩御飯にしては安く昼飯にしては高いって感じでしょか(・ω・)
カツがめちゃんこ柔らかく。
デミグラスソースがこれでもかってくらいこってり
↑このように、カツの下に煮キャベツを敷いてその下にご飯があるわけです。
だから、こってりしているけどしつこくない。
岡山を見直す美味しさです(´¬`)ンフー ←失礼
なるほど彼氏が
「岡山に来たからには、絶対に食うべし!」
と言うだけあるなと思いました
これは本当に美味しいのですが、いかんせん量が多すぎて(;×3×)
大食いを自負する私でも、食べ切れませんでした。
だもんで、既に大盛りを平らげている彼氏に残りを引き取ってもらいました。
これが後々、あんな事態を引き起こすとは・・・・・(-∀-)
明日は、念願の岡山北部へと行くことになっていたので。
ともかく、この日はそのままバイバイしたわけです。
2日目。
この日は、彼氏の車で北の湯原へと行く予定でした。
彼氏は南で生まれ育ったんですが、大学出た後岡山の北の方に就職したので。
数年間は北の方で仕事しつつ一人暮らししていたんです。
今は仕事が変わって、住まいも南に戻ったんですけど。
北部で暮らしていた頃、年に数回実家に帰る時。
川沿い道で景観を楽しめるルートで車を走らせていたらしく。
今回そのルートで北上しました。
多分、高速とかあったらもっと早く着くんでしょうが。
私が自然大好きっ子なので、気を使ってくれたんだと思われます(-ω-)
↑こんな感じで、翡翠色の川がずっと道なりに続きます。
山々が連なる中、合間を縫うように伸び行く川。
透明度が高く、きらきらと煌く様を見ると思わず映画「リバーランズスルーイット」を思い出し。
古き良きアメリカの伝統に則って。
鱒 釣 り が し た く な り ま す ね (←愛好家発言)
途中喫茶店で、美味しいカレーなんぞを食しつつ。
数時間後に湯原に着きました。
湯原は↑のように清流が流れる川沿いに、天然の温泉が湧いている温泉街です。
ここの面白いところは、無料温泉が川沿いにあるところです。
無料温泉は、当然無料で温泉を楽しめるわけです。
脱衣所もあり、利用者の「良心」と「常識」と「勇気」に則って開放&利用されているわけです。
当然ですが温泉ですので、真っ裸で利用するわけです。
道を行く人にばっちり見られるわけです。
そんでもいいなら、無料で使いやがれ!ってことです(-∀-)フッ
というわけで、男性(しかも年寄り)の利用率は非常に高いですが。
女性の利用率は皆無です(当たり前だっちゅーの)
宿に着いて一息ついた頃。
突然彼氏が
「なんかおなかの調子が悪い」
と言い始めるんですね。
昨日デミカツ丼を沢山食べたので、それで胃が調子悪いのかな?と思い。
その日の朝にもキャベツーを飲んできたそうなんですが。
どうにも、一日調子が戻らぬ様子。
胃の中を空っぽにした方がいいのか?と、トイレに行って吐いたりしてました。
やがて、明らかに暖かい部屋の中でガタガタ震えだす始末。
これはマズいと思い、ともかく布団を敷いて眠らせて。
フロントで体温計を借りて測らせたところ。
3 8 . 5 度 も あ る 死 ( ´,_ゝ`)
真っ先に心配したのはインフルエンザではないか?ということでした。
何かあるといけないので、宿の人に頼んで車を出してもらい(私は免許がないので彼氏の車を運転出来ない)
すぐ近くの病院に駆け込みました。
インフルエンザテストは反応せずε- (´∀`*) ホッ
筋肉注射を打ってもらい、薬を出してもらって一晩様子を見ることにしました。
いやあ、初めて見ましたよ。
温泉宿に来て病気になるバカ(╬ಠ益ಠ)
とにかく、一晩様子を見て明日の朝熱が下がらないようなら。
ご家族の方に来てもらって、強制送還にすることに致しました。
一番の問題は、彼氏をご家族に送ってもらい彼氏の車をご家族の方に乗って帰ってもらって。
で、私はどうしたらいい?(;・∀・)
ってことだったんですが、まあそん時はそん時じゃ~と思うことにしました(無理やり)
本当は食堂で飯を食うはずだったんですが、こんな事態だったので。
割り増し金を払ってでもいいからってことで、部屋にご飯を運んでもらうことにしました。
彼氏の分はおかゆってことでお願い。
・・・したハズだったんですが、実際は2人分の食事ばっちりとおかゆがプラスできました。
しかも、おかゆは宿のサービスにして下さっていたんです!
なんちゅうええ宿やぁ~(*T∀T)ダー
↑こちらが宿の晩飯ですが。
これでもかってくらいの量でした!
前菜三種と天麩羅と鴨肉の茶碗蒸し、すき焼きと豆腐のなんじゃらと炊き込みご飯、蟹のなんじゃらと香の物と他にもなんかあったよーな。
んで、デザートと(・ω・)
一番美味しかったのは、やっぱりすき焼きかもです。
タレが絶妙。
肉が自慢するだけあって柔らかく。
すんげえ美味い(*T∀T)b
雑魚入りの炊き込みご飯も、おこげが出来ていて美味しかったですようwwww
あまりに美味しさに食べきれなかった分を、コソーリおにぎりにしちゃいました☆
おにぎりは翌日の彼氏の「おめざ」になりました(笑)
彼氏はガッツリ晩飯+おかゆ食ってました。
って、をい!マテwww
お前確か胃の調子が悪いってwwwww
その食欲どうなんよ??wwwww
とにかく薬を飲ませて、彼氏は撃沈。
その間に私は温泉へ。
露天が7種類くらいありました。時間が夜10時頃だったため(温泉は24時間入れる)
まさに貸切状態でした
お湯は透明で熱過ぎず、湯上りはお肌ツルツルになるいいお湯ですた
そんな感じで2日目は暮れましたσ(´∀`;)
まさかそんなハプニングが起きるとは思いませんでした。
人生って何が起こるか分からないもんですね(-Д-)ケッ
さてはて。
彼氏は強制送還になるのか!?
私の運命やいかに?????
次回、涙と感動の最終回です!!(←嘘)