「戯言の部屋」

セピアス、戯言を語るの間

宴の後

2006-08-08 23:01:19 | Weblog

 逝って来ました!!

 蟲の宴

 新宿シアターモリエール。
 演劇をしたことある人ならば知っているだらう、小劇場にて。
 それは開演されたのでした~。

 DVDボックスの発売ということもあり、蟲師のDVD(特別編集ヴァージョン)をあますところなく見てしまおうぜい~という企画でした。
 衛星が見られない故、ハンケチを噛み締めて悔しい想いをした私には、願ったり叶ったりの企画です。
 嗚呼、『眼福眼禍』が見られた!!
 だうしても、だうしても、だうしても見たかったんですぅ。
 スクリーンで見るとマタ・・・雰囲気が違う。
 蟲師の世界の中に、自分がいるような気がしますです。
 素晴らしかったなあああああ

『綿胞子』から『篝野行』までを一気に見て、休憩を挟んで『眼福眼禍』と『草を踏む音』を上映。
 その後、ギンコ役の中野裕斗さんと監督と、廉子役の伊瀬 茉莉也さんと対談&質問タイム。
 意外だったのが、
『篝野行』です。
 野萩さんの声・・・。

 いひ。

 深く艶があって、気品がありながらちょっと哀しい感じ。
 素敵だわっ!!!!
 個人的には、そんなに『篝野行』の話は好きではないのですが。
 あの声にノックアウトされました。

 嬉しかったのが、今回の会だけの特別演出
 中野さんと伊瀬さんが、目の前で台本を読んで『緑の座』の一場面(別れのシーン)を演って下さったんです。
 中野さん、すげええええええ!!
 一瞬にして、ギンコの役に入れるアタリ、さすがはプロです。
 クールな中にも、しっかりと芯があり、己の筋を通す(けして世間の筋でないのがミソ)直向きな強さがあり、そしてそこはかとない「優しさ」がある、アノ独特の情緒。
 それを一瞬にして、言葉に載せて表現出来るのは、ゴイスー。
 ほんの少しだけの、読み合わせ演出でしたが。
 ぶわわっと鳥肌が立ちましたとも。
 声優さんって・・・・スイーナ(当たり前か)

 この宴に参加出来ることで、向こう5年分の幸運を使ったような気がしますが。
 それだけ価値があるものでした。
 ぜひとも、今度は木々生い茂る自然公園とかでやって頂きたいですね。
 本当の「蟲の宴」を満喫したいものです。