南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

現場で起きている“なにもの”か

2011-11-07 17:12:00 | ユニオン
連合東海ブロックの構成は、愛知県、三重県、岐阜県、長野県と静岡県です。
この5県の地方連合会長と事務局長が一堂に会する会議は年間4回持たれます。
毎回それぞれの地方連合から活動報告やら地域のトピックスが報告されますので、それが私にとっては一番ためになります。
なぜかといえばみなさんが知恵を絞って工夫された活動やら、あるいは地方政治で蠢いている“なにもの”かを知ることが、私たちの活動の参考になるからです。
昨日行われた会議ではこんな話題がありました。

連合愛知では組織拡大に力を入れており、「組織拡大実践研修会」では参加メンバーでいくつかのチームをつくり、企業への飛び込み訪問を実施しているそうです。
即効的な効果は期待できませんが、最近とみに新組合が立ち上がっていると言います。
論より実行ですね。

連合三重は静岡と同様に大震災の支援ボランティアに力を注いでいます。
連合救援ボランティア以外に、「みえ災害ボランティア支援センター」と協働して岩手県へ一般組合員のボランティアを派遣しています。
私たちが「静岡県ボランティア協会」と協働していることを参考にしてつくられたと聞きました。
静岡からでも岩手は遠いのに素晴らしいことです。

連合岐阜では、県内の首長選挙に異変が起きています。
関市長選では、民主・自民推薦の現職市長(65)を無所属新人(39)が破って当選したそうです。
また中津川市では現市長(62)のリコール(解職請求)を求めて署名活動が行われ、3万余の署名簿を添えて住民投票の請求を行ったとのこと。
住民投票でリコールが成立すれば市長は失職し、出直し市長選挙が行われるとのことでした。
リコール運動の原因は新図書館建設事業をめぐってのことだそうですが、真相は分かりません。

連合長野では、1万人規模の大労組が産別組織を脱退し大騒ぎになっています。
信濃毎日新聞によれば、この労組では労働組合が全額出資して投資信託会社を設立しており、こうした単組独自の取り組みの方が組合員にとってプラスになるという理由のようです。
労働組合の連帯の精神や社会的責任はと考えると釈然としませんが、現実問題としてそんな大事件も起きています。
そのうちに同調した大労組の連合体ができて、金融機能(第2労金)やら共済機能(第2労済)をつくるかもしれません。
そうなったらまさに労働運動の終焉ですね。