南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

何が起きても不思議でない

2011-11-25 21:57:53 | ユニオン
昨夜は浜松地協のみなさんと有意義なひと時を持てました。
県内各地で最前線に立つ仲間たちとの会話から多くのことを学ばせていただいております。

今日は交運労協の定期大会でした。
正式名称は「静岡県運輸産業労働組合協議会」です。
この組織は産別の枠を飛び越えて、運輸産業に関わる労働組合が大同団結してつくられた組織です。
トラック、鉄道、海運、宅配など空を除いた職場で働く仲間たちの集合体です。
こうした横断的な組織がもっと実働的に動き始めたら面白いものができそうです。

大会ではこんなご挨拶をいたしました。
「何が起きても不思議でない時代に突入しました。
だからこそ今、世の中がどういう風に動いているのかに、毎日毎日気を配る必要があります。
今日の朝刊で、私が気になったニュースふたつお話します。

ひとつは国民新党の亀井氏が仕掛けているという新党です。
日曜日の大阪選挙(府知事&市長)結果を受けて、石原都知事+大阪維新の会+日本一愛知の会+平沼+小沢ラインを結んでの新党構想を進めたいとのことでした。
おそらく大阪の選挙結果を予測したうえでの踏み込みでしょう。
成るか成らぬかは別として、民主にも自民にも愛想を尽かした有権者をターゲットとした選挙戦略です。
これだけキャラの強いメンバーが揃ったら、目移りする有権者は相当出てくると思えます。
選挙は政治家の生殺与奪の権を握っていますから、勝つために手段を選ばない人もいます。
しかし選挙は政治家のためにあるものではありません。
国民の意見を政治に反映させるための制度です。
有権者は自らの意見や考えをしっかりと持って選挙に臨む必要があります。。

もうひとつはドイツ国債の札割れです。
金融緩和によって世界中に投資資金があふれています。
その資金は株式などのリスク資産を避けて、日本やドイツや米国国債に向かっていました。
もっとも安定していると見られたドイツ国債が、募集額を35%下回るという入札割れを起こしたのです。
投資資金はどこにいるのかというと各国中央銀行の当座預金に集まっているのです。
日本でいえば日銀当座預金ですが、10月から11月にかけて20兆円余りが積みあがっていました。
株式市場からも資金が逃げており、世界中で株価が急落し、この1ヵ月間で世界の時価総額は6兆ドル失われています。…」

だからどうしようという訳でもありませんが、どうするかこうするかは自らの頭で考えることです。
この世の中に無駄なことはひとつもありませんが、現代においてそれがあるとすれば、何も考えない・何も決めない・何もやらない、ということでしょうね。