南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

人と人との関係

2009-10-22 20:54:22 | Weblog

今年もまた様々な活動を通じてたくさんの人たちと知り合いました。
労働運動の中でも新たな交流は生まれますが、その運動を飛び越えての広がりをつくるのはなかなか難しいものがあります。
しかし、大きなステージになればなるほど、自分の枠を乗り越えていかねばなりませんから、自分自身を広げざるを得ません。

昨日のブログで好きな1節にあげた言葉も、そんな新らしい交流から生まれた自分自身への“気づき”です。

「なにが悲しいかではなく、どれくらい悲しいのか、が大切だ」

たくさんの人たちと交わるうちに、ほんとうにたくさんの価値観があることに気がつきます。
私の性格は、良く言えば“理想主義者”、悪く言えば“頑固者”です。
どうしても人を見るとき、人の話を聞くときに、自分自身の価値観で、見たり聞いたりしてしまいます。
そのために相手の持つ魅力や悩みや、その他もろもろ、大切なものを見落としてしまうことがたくさんありました。

「なにが悲しいかではなく、どれくらい悲しいのか、が大切だ」

私自身の枠を乗り越えないと、“なにが悲しい”のか、の、“なに”にとらわれてしまいます。
しかし、その“なに”を知ったところで、どうにもなりません。
私にとってその“なに”は、取るに足らないくだらないことなのかもしれませんから・・。

それよりも大切なことは、相手が、どれくらい悲しんでいるか、の、その“どれくらい”を感じることです。
そのことこそが人と人との関係を築くことになります。

ありがとう、感謝します。
明日もいい日でありますように。