南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

地方政治を回せ

2009-10-06 22:03:58 | 政治

今日、日経懇話会で前・岩手県知事「増田寛也」氏の話をお聞きしました。
安倍政権下で総務大臣も経験されており、なかなか聞き応えのある講演でした。
「地方発・日本再生の道」と題しての講演でしたが、話の中で何度となく川勝知事への高い評価と期待の声も聞けました。

話の道筋は、①政権交代で何が変わるのか②地方分権改革について③「ふるさと」を救え④リーダーに求められるもの⑤豊かな地域社会をめざして・・・です。

面白かったのは“地方分権改革について”でした。
国家の持つ何を分権するのかという観点からすると、“司法権”は日本は連邦制ではないから無理としても、“行政権”と“立法権”の分権だとしていました。
特に興味深いのは“立法権”の分権をどのようにするのかという点です。
これについては国会で、“立法権”を地方議会に委ねるための「条例制定権」を拡大することで解決するといいます。
ところがこれに対する最大の抵抗勢力は官僚ではなく国会議員だというのです。
なぜなら国会議員の多くが、地方議員の質に大いなる疑問を持っているからだというのです。
そんな質の低い地方議員に“立法権”を委ねたら、地方が目茶苦茶になってしまうという訳です。
なんとなく笑える話ですが、案外的を得ているような気もします。

しかし近い将来、必ず地方で政治を回す日が来ると話していましたし、私もそんな予感が強くいたします。
地方議員にも、もっともっと“1に勉強 2に勉強 3に勉強”を求めていきましょう。