大正13年(1924年)の暮れ、尾上(おのえ)の漁師が奥琵琶湖でイサザ網漁をしていたところ、数個の土器を引き上げました。これが葛籠尾湖底遺跡(つづらおざきこていいせき)の発見です。その後、次々と引き上げられた土器等は、縄文時代から平安時代の長期におよび、しかもほぼ完全な形のまま葛籠尾崎の東沖の水深10~70m付近の湖底に沈んでいることが判明しました。世界的に見ても他に類を見ない深さにある水中遺跡であり、遺跡の成因にはいまだ定説がありません。神秘のベールにつつまれた、まさに琵琶湖湖底遺跡の代表と呼ぶべき存在です。
今回の探訪では、尾上で葛籠尾崎湖底遺跡の出土品等を見学した後、漁船(湖上タクシー)で葛籠尾崎沖へと向かいます。そして、中世史に有名な菅浦(すがうら)へと上陸し、四足門(しそくもん)が出迎える集落内を詳しく訪ねます。
地元住民のみなさんや長浜市教育委員会、県の文化財専門職員が同行案内いたしますので、是非ご参加くださいますよう、ご案内いたします。
★日時:平成25年9月21日(土)10:00~15:30頃
★定員:50名(事前申し込み必要、先着順)
★集合:午前10時に尾上港(駐車場あり)集合 ※JR河毛駅にタクシーあり(有償)
★解散:午後15時30分頃(尾上港)
★歩行距離:約1.5㎞(平坦地、一部坂道)
★コース:裏面参照(長浜市湖北町尾上・西浅井町菅浦一帯) ★実費負担:500円(入館料、拝観料)
※ 尾上・菅浦間の往復乗船料2000円は、北びわこ湖上タクシー研究会に直接、お支払いください。
★ 持ち物:健康保険証・弁当・水筒・ウォーキングできる服装など
H23.9.21の小江城の堀跡(両側埋め立て道路に)
旧堀を泳ぐ鮎です
琵琶湖上をゆく【葛籠尾崎湖底遺跡と菅浦】 湖上タクシー 2013.9.21湖上タクシーへ続く
本日も訪問、ありがとうございました。