近江戦国探訪「観音寺城を探検する2012」
観音寺城は中世近江を支配した守護佐々木六角氏の居城です。標高432mの繖山(きぬがさやま)一帯に郭が広がる大城郭で、安土城以前の城としては例外的に石垣を多用しているのが大きな特徴です。平成20年度から4年間実施した発掘調査によって新たな知見が加わり、観音寺城の実像が明らかになりつつあります。
探訪では、専門職員の案内で現地に残された観音寺城の遺構を訪ねます。
今回は観音寺城の特徴である石垣に注目し、城内各所の石垣の様相を見学。この史跡案内を通して、観音寺城の往時の姿や、中世近江を400年も守護として、支配した佐々木六角氏の隆盛に思いをはせていただきたいと思います。
日時 平成25年3月20日(水・祝) 9:45~16:00
集合 9時45分(受付開始9時) 観光案内所ぷらざ三方よし(東近江市五個荘塚本町279)前 地図はこちら
※JR能登川駅より近江鉄道バス八日市行き ぷらざ三方よし下車すぐ
JR能登川駅発9:21分-ぷらざ三方よし着9:31(運賃330円)をご利用ください。 バスの遅刻表はこちら
※駐車場あり
行程 ぷらざ三方よし→川並道→伝布施淡路丸→大土塁→観音正寺(昼食)→伝本丸→伝平井丸→伝池田丸→大石垣→
伝目賀田丸→川並道→ぷらざ三方よし全行程約10km(山道)
伝布施淡路丸
大土塁へ 観音寺城は、中世近江を支配した守護・佐々木六角氏の居城。標高四百三十二メートルの繖山(きぬがさやま)一帯に郭が広がる大城郭で、安土城以前の城としては、例外的に石垣を多用しているのが大きな特徴。平成二十年度から四年間実施された発掘調査で、新たな知見が加わり、観音寺城の実像が明らかになりつつあるという。大土塁の縦掘 大土塁
三国岩伝三国丸の石垣伝沢田丸の石垣
観音正寺で昼食
観音寺城は、中世近江を支配した守護・佐々木六角氏の居城。標高四百三十二メートルの繖山(きぬがさやま)一帯に郭が広がる大城郭で、安土城以前の城としては、例外的に石垣を多用しているのが大きな特徴。平成二十年度から四年間実施された発掘調査で、新たな知見が加わり、観音寺城の実像が明らかになりつつあるという。
伝落合屋敷の外石垣を下へ約50m下の石積み(今回、初見学!綺麗な砕石の石垣が7mもの高さ)
伝池田丸の大石垣の【石工の仕事】
伝池田丸下の大石垣の【ノミ】の跡が、石工の砕石の石積みが・・・!
砕石ノミ跡が、はっきりと
春蘭の花も
今年初めてタムシバ(モクレンの仲間)
ジョウジョウバカマも、日当たり良いのでピンク花
観音正寺に戻り
川並の塚本家【八年庵】
今年も、、近江戦国探訪 【観音寺城を探検する2012】に参加して、新発見【石工のノミ跡】【伝落合屋敷の下のコケむした7mの石垣】の出会い。
参考資料
金沢石材工業協同組合より
石割り作業
2009年6月13日 石割り実演見学会より
伝統技法 | 現代技法 |
矢穴掘り 所要時間 約1時間 しめ矢を入れる為、石頭とノミで穴を掘ります。矢と同じ幅で、さらに、決められた深さで掘らなければ矢が締まらず石は割れてくれません。 |
矢穴掘り 所要時間 約10分 セリ矢と呼ばれる道具を入れる穴を、ハンマードリルで約12cm間隔の深さ12cm程で穴を開けます。どの穴も、平行にまっすぐ開けていきます。 |
矢締め 所要時間 約5分 矢の圧力を利用して15kgの矢ジメで叩いて、締めていきます。石の厚い部分を多めに叩き、薄い部分は割れ目を導く程度に叩きます。 |
矢締め 所要時間 約5分 この作業は今でも矢の圧力で石を割っていきます。今も昔も力加減で大きく割れ方が左右されます。 |
TOTAL所要時間 約 1 時間 TOTAL所要時間 約15分
■ 石割り道具の紹介 |
① ノミの種類 | ② 矢の種類 | ③ ハンマーの種類 | |
口切り 中突き 底突き(仕上げ) |
飛矢 シメ矢 セリ矢 |
矢ジメ 石頭(せっとう) 玄斧(げんのう) |
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