城郭探訪

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謎多き井伊直虎

2016年07月05日 | 講座
女性がなぜ城主に? 滋賀・彦根、謎多き井伊直虎を紹介
来年の大河ドラマの主人公、井伊直虎が「おんな城主」となった経緯などを語る小和田氏(彦根市中央町・長松院)

 来年のNHK大河ドラマ「おんな城主直虎」にちなむ歴史講座が2日、彦根市中央町の長松院で開かれ、戦国時代史の研究者、小和田哲男静岡大名誉教授(72)が、「なぜ直虎は『おんな城主』になったのか」と題して講演した。

 NPO法人「ひこね文化デザインフォーラム」が主催する「歴史手習い塾セミナー」の22回目。連続講座として3日は、井伊直虎に養子として育てられた彦根藩初代藩主直政を取り上げる(受け付け終了)。

 小和田氏は、「江」や「軍師官兵衛」など大河ドラマの時代考証を何本も手掛けており、「おんな城主直虎」も担当する。

 講演では、遠江(現静岡県西部)井伊谷の国人領主だった井伊家が、戦国時代に後継を次々に失い、家の存続のため直虎が領主となったことなどを説明。実際、直虎の名で公文書を発給し、印も通例では成人男性しか用いない「花押」を使った文書もあり、「女地頭、また女城主と呼ばれるゆえん」と語った。

 一方、なぜ名前を「虎」としたかや、生涯結婚しなかったかなど「謎が多い」といい、「ドラマでは脚本家の腕の見せ所」と話して約120人の参加者を笑わせた。

【 京都新聞 2016年07月03日 11時25分 】


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