「3・11」1周年の今日、どう行動するか様々な想いをもった方も多いと思います。私はNAZEN東京西部(すべての原発いますぐなくそう!全国会議・東京西部)の仲間とともに、福島県郡山市で開催された原発反対集会&デモに参加しました。「追悼」「鎮魂」「復興」で日本中を染めあげて、地方切り捨て政治と原発推進政策がもたらしたこの被災の責任を曖昧にしようとする政府・資本の目論見を、1万6千人の集会参加者の熱気で確実に噴き飛ばすことができました。福島県民6人の発言は、彼ら彼女らの怒り、苦しみ、恨み、憎しみ、そして哀しみがいかに底深いものであるか、1年を経てそのことをあらためて厳しく突き出すものでした。「人の命も守れないのに、電力だとか経済だとか言っている場合ではないはず」という高校生の発言。「『がんばろう日本』ではなく『変えよう日本』へ」という農民の発言。原発が社会にもたらしたもの、人間にもたらしたものの本質を鋭くえぐり出す発言でした。ここには“革命”によってしか打開できない現状が突き出されています。会場には労働組合の旗が林立し、反原発闘争は労働組合運動の再生と一体となってこそ前進するという確信を深めました。東京に持って帰るべきたくさんのことを胸に刻むことができた1日でした。