北島邦彦の「すぎなみ未来BOX」

元杉並区議会議員(2007-2011)北島邦彦の活動日誌 e-mail kjmirai@jcom.home.ne.jp

三里塚現地闘争本部撤去攻撃に見る日本帝国主義の危機

2011年08月09日 | 日記
8月6日早暁空港会社は警察権力を導入して、三里塚現地闘争本部の強制撤去に手を染めました。約5時間で完全に更地にしたとのことです。裁判所執行官による通告もなく、成田治安法適用解除の通知もなく、文字どおりの闇夜の襲撃です。しかも学生をはじめ首都圏の闘う労働者はその大部分がヒロシマ大行動に参加しているなか、まさに“火事場泥棒”のようにこすっからく襲撃してきたのです。まあ、当然のことながら想定内の暴挙ではありますが…。確かに三里塚闘争40年の闘いのシンボルであった現闘本部が奪われたことは悔しいかぎりですが、このようにしかできなかった国家権力の脆弱さ、そこまでの危機に追いつめている三里塚闘争の偉大さも強く認識したところです。権力としても最低だな!

明日はいよいよ杉並の教科書決戦です。全国の採択状況を見れば、今回新たに「つくる会」教科書を採択した地区がいくつかあります。とりわけ大きいのは横浜で、4年間で10万冊を超える受注(2教科では20万冊をはるかに超える!)を獲得しており、経営的観点からも「つくる会」(あえて育鵬社も自由社も同根と見てこう表記します)の“大躍進”とはなっています。しかし、「つくる会」がその出自において最も重要視した杉並においてこの教科書の採択を獲得するのか否かは、「つくる会」にとっても特別に意義付与していることと思われます。だから杉並で阻止することは、こうした新採択の流れに大打撃を強制することにもなるでしょう。明日11時、杉並区役所前に結集しましょう!