北島邦彦の「すぎなみ未来BOX」

元杉並区議会議員(2007-2011)北島邦彦の活動日誌 e-mail kjmirai@jcom.home.ne.jp

「3.11」報道の迷路

2014年03月10日 | 日記
あらゆるマスメディアで「3.11」報道が企画されています。しかし、どれもこれも視点が平板で、見せられる立場からすると、「いいかげんにしてくれ!」となりかねません。「3.11」の風化を促進しているようなものです。「復興・帰還が進んでいない」と指摘しても、なぜそうなのかという本質を衝きません。政府の施策がたんに遅れているからではなく、新自由主義の破綻が引き起こした災害であるにも関わらず、それを新自由主義政策によって解決しようとしかしない安倍政権の問題があるのです。その象徴が原発対応としてあります。そこらあたり、きちんと見すえられる視座をもちましょう。

肉豆腐。三里塚無農薬野菜のネギが残っているので。

共産主義社会のイメージ

2014年03月09日 | 日記
若い頃(だけでもありませんが)革命に関する議論をしていると、「で、その後の社会はどうやって動いていくの?」というような質問にさらされたものです。いわゆる共産主義社会の“青写真”ですね。これにはキッパリと答えよう、「あらかじめ決定されたものはまったくない。団結した労働者が創意をもってあらゆることが実現できる社会なのだ」と。
労働力の商品化が廃絶された社会なのですから、価値法則のように社会を規定する何らかの法則があるわけではないのです。生産活動をはじめとする社会運営について、労働者評議会に結集する団結した労働者が創意をもって決めればいいのです。そして資本の運動とは異なり、もし失敗したり不都合が生じたりしたら、立ち止まればよいしやり直せばよいのです。だから何でもできるのであり、獲得するものは全世界=すべてなのです。

荻窪駅からの帰路に、新しい焼き鳥屋がオープン。ありた鶏の背皮焼き。脂のしつこさがなくてウマイ甘味!

国際婦人デー集会&デモ

2014年03月08日 | 日記
3.8国際婦人デーは、女性の地位向上と女性労働者の労働条件改善が原点です。そこで主張されていたことが、新自由主義の下でさらに過酷な突破すべき課題となっている現実があります。その原動力は、女性労働者の団結の奪還と闘う労働組合の建設です。今日の集会では、その根幹を見ることができました。国際連帯の前進も実感できます。デモへの注目度もスゴイ!女性の行動がもつアピール力ですね。
スマホのバッテリーがあがり、写真が撮れませんでした、残念!

集会の前に新橋駅SL広場で、NAZENの3.11反原発福島行動の宣伝活動。私たちの後に、日本財団の女川支援キャンペーンもやっていました。様々な動きがあります。

春は名のみの…

2014年03月07日 | 日記
午後からの黒雲の急成長と冷たい風の強まり、そして雪。春は名のみ…ですな。東京西部ユニオンのお花見のスケジュールも決定しましたが。
当面する3.11福島行動、3.16春闘行動。ここに向けて、都知事選挙で切り開いたものを、自分自身の具体的実践としてどう苦闘するか。ここにかかっています。成功も失敗も含めて議論し、何も実践しなかったということのないように、お花見を迎えようってことじゃないですかね。

労働組合・職場まわり

2014年03月06日 | 日記
東京西部ユニオン・鈴木コンクリート工業分会書記長の吉本さんと、杉並区内の労働組合・職場まわりを敢行しました。詳細は公開できないのが残念ですが、苦闘の中にもおもしろいことが数々ありました。静と動、美男と野獣、凸凹の弥次喜多道中でした。あーっ、写真撮るのを忘れました!次回は区内の児童館まわりの予定です。

鶏ハム。簡単にできて、ウマイ!

2014年版経営労働政策委員会報告

2014年03月05日 | 日記
この20年近く、毎年この報告書を読んできましたが、時の政権(の政策)をこれほどまで礼賛する報告書はありませんでした。それは米倉会長の序文に象徴的に表現されていて、「安倍政権の経済政策によって企業を取り巻く環境が大きく改善した」「ようやく企業家精神をいかんなく発揮できる状況となってきた」…。経済政策にとどまらず、原発再稼働の積極的推進を提言するなどにも明らかです。安倍政権が資本―その現在的基盤をなす新自由主義にとって、最後の切り札=拠り所だということですね。それがよくわかるレポートになっています。さらに加えて、「法人実効税率の引き下げ、社会保障制度の重点化・効率化(削減―解体と読め!)、大胆な規制改革を要求しているのですから、資本の強欲と危機はあからさまです。
非正規労働者の急増とその劣悪な労働条件の実態をごまかすために、「『非正規労働者については、単に全体の数字や正規雇用との比率だけではなく、その実態や変化の背景を十分に踏まえた議論」「『正規雇用、非正規雇用の二極論』から早期に脱却すべき」などとしています。そして、その“処方”が「限定正社員」制度だと言うのですから、許しがたい!
今年の春闘においては、一部の大企業におけるベースアップが取り沙汰されていますが、それを労働者(労働組合)のイニシアティブによって全体化は絶対にさせない。これが資本の本音です。労働者の分断政策の極致です。
OK、OK。ぶっ倒せますよ!

『情報戦のロシア革命』を読む

2014年03月04日 | 日記
ロシア革命をめぐって自国帝国主義の権益を確保しようと暗躍する、列強の外交官・ジャーナリスト・諜報工作員たちの史実を掘り起こしています。書店で見かけて「読みたい!リスト」に 長らくupしていたのですが、ようやく図書館で借りて読む機会ができました。まだ20%程度を読み終えたところですが、これはなかなか読み応えがあります。感想に乞う御期待!


今週は月曜日もバイト

2014年03月03日 | 日記
先週金曜日は、American Apparel Union の都労委調査でバイトをお休みしたので、今日は代替勤務です。お客さんの対応をしながらなので、あまり硬い本は読めませんが、ちょっとしたパンフレットを読んだり、短い文章を書くことはできなくはありません。ようやく、日本経団連の経営労働政策委員会報告を手に取ることができました。安倍政治絶賛の報告に一字一句怒りを禁じ得ませんが、詳細については読了後ということで。

荻窪の環状八号線の舗道に、河津桜が咲いていました。

三里塚無農薬野菜産直総会

2014年03月02日 | 日記
「萩原進なき」初めての産直総会。この1年間の三里塚無農薬野菜産直運動は、反対同盟の歴史にもないような大激流に見舞われたとも言えます。今年の産直総会は、そこからはい上がり再スタートを切るという意味をもっていました。失ったものは大きいですが、明るくそれを突き抜けようとする空気が、生産者にも会員にも満ちていましたね。会員拡大運動をがんばろう!

3.1ビキニデー60周年集会

2014年03月01日 | 日記
215人の参加で、60年目のビキニデー集会は大盛況でした。偶然ではあるのですが、「3.11」以後のビキニデーは、「3.11反原発福島行動」への結集を結論とする集会になっています。
「内部被曝との闘い」がこのふたつの“3月”をつないでいます。もちろんこれは偶然ではありません。ヒロシマ・ナガサキの衝撃的な直接的体外被爆のみならず、内部被曝の脅威を大衆化させる契機となったのは、ビキニ事件でした。そしてまた、「核の平和利用」という名目で推進されたのが、原子力開発政策=原子力発電でした。その結果が福島での原発事故であり、安倍首相の空手形とは真逆に、今後何十年にも及ぶであろう内部被曝との闘いです。
だからこそビキニデー闘争の現在的軸に、福島の子どもたちの命と健康―未来を守る、ふくしま共同診療所運動をすえるべきだと考えます。今日の集会でも、ふくしま共同診療所の杉井医師から1時間の講演をうけました。現実が隠蔽されています、事実がゆがめられ否定されています。ビキニ事件で米日政府が行なったことを、さらに悪質かつ醜悪なものとして繰り返させてはなりません。

American Apparel Union 労働委員会証人審問決定

2014年02月28日 | 日記
東京西部ユニオン―American Apparel Union の労働委員会調査。証人審問の人定・日程が決まりました。最終の陳述書提出→証人審問となり、あとは命令(決定)です。4/23(水)1330~Hanako分会長40分,Shoko分会書記長40分,北島本部副委員長20分。5/21(水)1330~キャサリン・ジョンソン160分(通訳含めて)。キャサリンの顔を見てみたいと思われる方は、ぜひ傍聴にお越しください!都庁第一庁舎34F東京都労働委員会です。

2/22秋葉原街宣。日曜日の秋葉原は平均年齢街宣低い!

土地の私有制について考えさせられる

2014年02月27日 | 日記
都知事選挙で借りた事務所を完全に撤収しました。何らかの部屋を借りようとすれば、あたりまえのように「礼金・敷金・仲介手数料…」を何ヵ月分か支払います。そのうえで契約終了の時には、「原状復帰」とか言って様々な出費を強いられることになります。このプロセスにおいて、土地(建物)所有者の“姿”はまったく見えませんが、懐にはゴソッと賃貸料が入ってくるのです。労働者は「ノーワーク―ノーペイ」とか、「働かざる者食うべからず」とか、一方的に言われます。しかし、土地の私有制に基礎をおく地代の発生ほど、「ノーワーク」な事象はありません。やっぱりこれはおかしいね。資本主義打倒!

会社側の弁護士がやることは

2014年02月26日 | 日記
東京西部ユニオン―American Apparel Union の労働委員会闘争も大詰めを迎え、組合と会社がそれぞれ提出した準備書面と書証を読み返しています。そうすると気がつくのは、会社は視点を変えただけで、同じことを繰り返し繰り返し主張しているということです。団体交渉の拒否の問題は、現実には団体交渉が開催されており、2012年11月~翌年3月までの団交拒否については、組合としてもあまり焦点化させてこなかったのです。したがって、会社がこれほどまでにこだわるのが、やや「?」でした。これをよく考えれば、会社側の弁護士はこうした書類を膨大に作成することによって、大きな利益を会社からくすねているということなんでしょうね。会社の側について労働者の権利と生活を破壊することに手を貸しているだけでなく、その会社からも…。資本主義の最も醜悪な姿だなあ!

3.11反原発福島行動(郡山)に参加しよう!

JR貨物本社抗議行動

2014年02月25日 | 日記
国鉄千葉動力車労働組合のJR貨物本社への抗議行動に参加してきました。JR貨物の賃下げ攻撃に抗議するとともに、韓国―民主労総を中心にした国民ゼネストへの連帯行動であり、14春闘勝利への号砲です。


夕方、天沼の二高通りで火事。路線バスも運休。

児童館の廃止は許さない

2014年02月24日 | 日記
杉並区は「区立施設再編整備計画」で、児童館の廃止方針を発表しています。児童館の機能は新たに設置する「子どもセンター」に移し(42ヵ所が19ヵ所に!)、38ヵ所で実施している学童クラブはすべて小学校内で行なうとしています。田中区長は議会答弁で「児童館の果たしてきた機能は継承する」と述べ、これをもって「児童館の機能は維持される」と宣伝している区議会議員もいます…誰だかすぐに想像つきますよね…あの無所属区民派のけしば・新城議員です。
「42→19」。施設半減による激しい人員削減が強行され、指定管理者など民間への業務委託が全面化するのは、火を見るより明らかじゃないですか!また、子どもたちの「安全確保」と言いながら、放課後も学校の塀の中に“閉じ込める”発想は、ひとつには管理教育のさらなる強化をもたらします。そのうえで、子どもたちを見守る地域の連帯・団結を崩すことにもなります。
行政コストの計算は、結局こういうプランを平然と導き出すのですね。