億男

今日もいい天気。陽が長くなってきて、いい感じです。今日は学校勤務でした。図書館で借りて、川村元気の「億男」を読みました。頻繁に紹介されていて、気になっていたのですが、なんとなく読む気にならずにいました。本屋大賞に選ばれたということで、やっぱり読んでみようかなと手に取りました。特徴的な表紙とタイトルで、目につきやすい本です。宝くじで3億円当てた男が、急に手にした大金に不安になり、「お金と幸せの答え」を探してさまようという物語の設定も興味深かったです。でも、答えを求めて出会う人々から聞く話は、あまりスカッとした話ではなく、どう感じればいいのかよく分かりません。もっとお金についての教訓がちりばめられているのかと思ったけれど、そうでもなく、なんとなくもやもやとしたまま、話は進みます。最後も、すっきりしないながらも、まあ普通の結論といえばそんな感じです。なぜこの本がここまで話題になり、賞を取ったのか、ちょっと不思議です。自分も3億円当てたら、どんな気分だろう、とそんな楽しい気分は登場せず、お金がなくても幸せだということでもなく、淡々と読み終わりました。