きときと日記

「きときと」とは富山の方言で「ぴちぴち(新鮮な)」という意味。きときとな日々の記録を更新中。

火花

2015-04-08 | 


今日もかなり寒い一日でした。東京はもっと寒かったようですね。今日は、昼間は家で仕事をして、夜は家庭教師でした。図書館で借りて、又吉直樹の「火花」を読みました。人気が高い本ですが、思ったより早く借りられました。お笑いコンビ・ピースの又吉さんが書いた本で、売上ランキングの1位がずっと続いているので、気になって借りてみました。お笑い芸人の話だし、薄い本だし、あっという間に読めるかと思いましたが、なかなか読み進まず、時間がかかりました。読みにくいということでもないのですが、なんかギュッと詰まった本でした。お笑い芸人の徳永と、奇才の先輩芸人、神谷との話です。芸人としての生き様や、笑いへの思い、人生の悲哀、又吉さん本人が感じていることなのかな、と想像したりしながら読みました。後半には、グッとくる部分もありますが、物語は、なんとなく淡々と進んでいきます。レビューを見ると、すごく評判がいいのですが、私にはあまりピンとこなかったかなあ。「臆病でも、勘違いでも、救いようのない馬鹿でもいい、リスクだらけの舞台に立ち、常識を覆すことに全力で挑める者だけが漫才師になれるのだ」というのは、漫才師に限らず、何かを極める人ってそうだなあ、と思って読みました。。

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