![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/87/09d455f562a3b7dc813c303e0ed412f0.jpg)
今日は昼間は晴れましたが、夜は雨になりました。昼間は家で仕事して、夜は家庭教師でした。今日で9月も終わりですね。図書館で借りて、石田衣良の「西一番街ブラックバイト」を読みました。IWGPシリーズ12巻目です。果物屋のマコトとGボーイズのキング・タカシが池袋の問題に立ち向かいます。11巻目を読んだので、なんとなく12巻目も読んでみました。あまり心ひかれないなと思いつつも、読みやすくて、あっという間に読み終わりました。
今回もいまどきなトラブルを抱えた人たちが登場します。4つの話から成っていて「西池第二スクールギャラリー」は廃校のギャラリーでアート作品を作るアーティストのトラブル。「ユーチューバー@芸術劇場」はYouTubeに動画をアップして暮らすユーチューバーのトラブル。「立教通り整形シンジケート」は悪徳美容整形外科のトラブル。そして表題の「西一番街ブラックバイト」、これが一番面白かったかな。社員に過酷な労働を強いて、使い捨てにするブラック企業のトラブル。どこにも就職できない若者を正社員にする代わりに、洗脳してとことん働かせ、憲兵が見張る。つらいが辞めても行くところがない。ぎりぎりまで追い詰められて自殺を図る。そんな悪の企業と闘うGボーイズ。今回はタカシが一人で叩きのめすシーンがすごかったです。そして、最後にマコトのお母さんに癒されるシーンも良かったです。