きときと日記

「きときと」とは富山の方言で「ぴちぴち(新鮮な)」という意味。きときとな日々の記録を更新中。

私を通りすぎた政治家たち

2015-04-07 | 


今日も曇り時々小雨の寒い一日。2月下旬の気温ということで、一気に冬に逆戻りな感じです。今日は一日、家で仕事をしていました。小中学校は入学式ですね。図書館で借りて、佐々淳行の「私を通りすぎた政治家たち」を読みました。車の中でよく聞くラジオ番組で「武田鉄矢 今朝の三枚おろし」という番組があるのですが、いろいろな本を取り上げて、それを三枚におろして、わかりやすく面白く語ってくれる番組です。面白くて好きなのですが、毎朝10分の番組で、なかなか続けて聞けず、YouTubeに一週間分をまとめてアップしてあるのを聞いたりしています。その中で、少し前に取り上げていたのが「私を通りすぎた政治家たち」という本でした。なんとなく気になって、図書館で見つけたので借りてみました。

作者は東大卒業後、警察庁に入庁し、日本の危機管理に携わり、その後も防衛官房長、内閣安全保障室長などを務め、多くの政治家たちの危機管理の場面に遭遇した経験を持つ人のようです。そこで出会った政治家たちについて、いくつかの章に分けて語っています。「戦後、現代を築いた大物政治家たち」「国益を損なう政治家たち」「憎めない政治家たち」「将来を期待したい政治家たち」など、実名でいろいろなエピソードを載せているので、なかなか面白く読むことができました。政治的なことは、よく分からないので、ざっと読んだだけですが、「国益を損なう政治家たち」の中で、ボロクソに書かれている政治家の話が面白かったですね。武田鉄矢のラジオでは、あえて誉めてある人しか取り上げませんといって話していましたが、誉めてない人の話の方が面白いと同時に、大丈夫なのかと心配にもなりました。「日本では、国民の生命・安全・財産が危険にさらされるような事件、事故は、どういうわけか、リーダーたる資質に欠ける総理のときに起こる。対応のまずさから被害を広げて、天災も人災にしてしまう」と書いてあるんですよ。最初は笑いましたが、考えると怖いですよね。

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