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旅、思いで思い出し           何も知らずに旅にでた!

昔ズート昔、旅をした。何も知らない私が、若かった,若いだけだった!
半世紀前の事....

137 思い出し 

2010-03-03 16:21:31 | 日記
 ボーンイエメロナリュ(子供の家)においてはクリスマスは子供達に取って特別なものでした。12月に入ると30cm程のロウソクが、みんなのテーブルに置かれました。

 毎朝そのロウソクに火を点けるのを、子供達が非常に楽しみにしていたのでした。それは、ロウソクに飾り付けがしてあって、それぞれに1cm位の印しが1から25迄ついていて、1目盛りが一日になっていました。それに火を点けるのを楽しみに朝起きるのでした。
 そして、一日1メモリづつ減らしてのが、大いに盛り上がりとてもクリスマスを楽しみに待っていたのでした。

 この習慣は、最近では日本の家庭でやる所もあるかも知れませんが、ロウソクを朝に灯す家は無いと思います。その様にして楽しむ事を、40年以上前にやっていたとは驚きです。(これは反面、子供を早く起こすと言う事でナカナカいいものです。)

 一般生活を知る事は、子供のころからの生活を見なければそれが分からないと思いました。(私自身一般家庭の子供を見た訳で、ありませんが、この子達を見て感じたのです)

 そのものが決して教えられるのでなく、生活習慣として前にも言ったと思いますが、例えば、北欧家具と言うのが一般化していますが、それをもって生活を楽しむ為には、デンマークの生活そのものから入る必要があるかも知れないのです。

 それは蛍光灯の光でなく(私の知る所では、デンマークの家では部屋の中は殆どが蛍光灯を余り使って無かった様に思います。)、スタンドを部屋のアチコチに置いて、電球の柔らかい明りを楽しむのが一般的でありました。

 そして、ロウソクがこの人々においては欠かせないものとなっていたのでした。部屋のあちこちにロウソクを置いて、特に若い人達が その明りの中での生活を楽しんでいました。
この様な事が、小さい時から感受性を作り出し、性格を形成していくと思ったのでした。

 今思い出した事ですが、実際、私も帰って来た時は、洒落たロウソク店を将来やろうとしていました。

 日本では考えられないような、ロウソクの使い方をして夜の生活を楽しんでいたのでした。

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