三浦綾子の小説‘泥流地帯’の中で、小作人の主人公は正月、盆とお祭りの時だけ白米を食べたそうです。稲黍(きび)、麦、薯(いも)が主食であったそうです。これが戦前の昭和の事です。
暖かな布団の中で、窓ガラスは分厚く省エネ、布団に入って寒くて起きるのが堪らない事があります。こんな状態ですから、昔の人は、この寒さを隙間だらけの家で、どう乗り越えられたでしょう。
私の生まれる少し前、この本でも、親が15歳の少女を売り飛ばすと言う話が出て来ます。今より少し前、その頃はズートズート貧困で、その前の江戸時代はどんなものを食べていたのでしょう。日本人は貧乏だから工夫して、何でも食べられる様料理したと思ったのですが、それどころではなかったでした。
こうして情報を分かち合える以前は、庶民の暮らしはどんなのであったのでしょう。当時は情報は、当然一代限りであったのです。情報一般化が、社会を大きく変えたに違いないです。
そこで、こんな人がどうして一般に知られていないのか不思議なのが、本名 宮武 骸骨と言う方です。その人 宮武骸骨(同名小説-吉野孝雄 著)は明治大正昭和と活躍したジャーナリストでした。偶々、新聞で特集を組んでいたのですが、その時は変わった名前だと頭に残っているだけでした。
明治から戦後迄、一貫して四民平等を訴えて、時の政府に楯ついて来たジャーナリストでした。本人は庄屋階級出身であるにも関わらず、自分の生まれる5‐600年前は被差別層であったと言いました。明治時代にこのような発想を持って政府を非難して、再々監獄に入ったのでした。
偽悪者であり、奇人、反政府、反権力、滑稽、過激、猥雑さを武器にしていました。色々訴えていますが、文明の発達と共にタブー視されてきた、古来もっと大らかであった性と言うものも、文明と言う名のもとに陰湿になったと言いあてています。雑誌を出せば発行禁止あるいは停止、そして監獄行きになったのでした。
なかなか読み難い本で、漢字カタカナと一杯出て来ます。丁度半分を過ぎる第6章から比較的に読み易いですから、是非読んで下さい。その底辺にあるものを分る人々、知っている所で、博報堂の創始者、阪急社長の小林一三、その他の著名な人々との交流があり援助を得ました。東大法学部嘱託になって、明治の雑誌、新聞を保存する為に努力して、明治新聞雑誌文庫を設立。その中で、徳富蘇峰とは権力側についた為、絶好しました。権力につくと有名になるのでしょう。
日本にはまだまだ偉大な人が埋もれていると思いますが、体制側に背いて反権力になると、ナカナカ名前が出て来なくなる日本です。そういう意味で言うと、この私めも名前が出て来ないはずです?
暖かな布団の中で、窓ガラスは分厚く省エネ、布団に入って寒くて起きるのが堪らない事があります。こんな状態ですから、昔の人は、この寒さを隙間だらけの家で、どう乗り越えられたでしょう。
私の生まれる少し前、この本でも、親が15歳の少女を売り飛ばすと言う話が出て来ます。今より少し前、その頃はズートズート貧困で、その前の江戸時代はどんなものを食べていたのでしょう。日本人は貧乏だから工夫して、何でも食べられる様料理したと思ったのですが、それどころではなかったでした。
こうして情報を分かち合える以前は、庶民の暮らしはどんなのであったのでしょう。当時は情報は、当然一代限りであったのです。情報一般化が、社会を大きく変えたに違いないです。
そこで、こんな人がどうして一般に知られていないのか不思議なのが、本名 宮武 骸骨と言う方です。その人 宮武骸骨(同名小説-吉野孝雄 著)は明治大正昭和と活躍したジャーナリストでした。偶々、新聞で特集を組んでいたのですが、その時は変わった名前だと頭に残っているだけでした。
明治から戦後迄、一貫して四民平等を訴えて、時の政府に楯ついて来たジャーナリストでした。本人は庄屋階級出身であるにも関わらず、自分の生まれる5‐600年前は被差別層であったと言いました。明治時代にこのような発想を持って政府を非難して、再々監獄に入ったのでした。
偽悪者であり、奇人、反政府、反権力、滑稽、過激、猥雑さを武器にしていました。色々訴えていますが、文明の発達と共にタブー視されてきた、古来もっと大らかであった性と言うものも、文明と言う名のもとに陰湿になったと言いあてています。雑誌を出せば発行禁止あるいは停止、そして監獄行きになったのでした。
なかなか読み難い本で、漢字カタカナと一杯出て来ます。丁度半分を過ぎる第6章から比較的に読み易いですから、是非読んで下さい。その底辺にあるものを分る人々、知っている所で、博報堂の創始者、阪急社長の小林一三、その他の著名な人々との交流があり援助を得ました。東大法学部嘱託になって、明治の雑誌、新聞を保存する為に努力して、明治新聞雑誌文庫を設立。その中で、徳富蘇峰とは権力側についた為、絶好しました。権力につくと有名になるのでしょう。
日本にはまだまだ偉大な人が埋もれていると思いますが、体制側に背いて反権力になると、ナカナカ名前が出て来なくなる日本です。そういう意味で言うと、この私めも名前が出て来ないはずです?
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